こんにちは、さち です。
Illustrator の代替としてコスパが良い Affinity Designer。低価格なのに高機能で、本格的なドロー(ベクターを描く)アプリです。
今回は、この Affinity Designer で、1つのレイヤーに複数の「カーブ(パス)」を追加する方法について書いていきます。
基本は、1カーブ・1レイヤー
- 完成予想図がこちら。ひらがなの「ゆ」です。これを描いてみましょう。
- 「ペン」ツールを選びます。
- 「1画目」を描きます。
- 「2画目」を描きます。
- すると、「1画目」「2画目」はそれぞれ別のレイヤーになります。
この仕様自体に問題はありません。
しかし、上記のようにカーブで文字を作る場合は、複数のカーブを同じ1つのレイヤーにまとめる方が扱いやすいこともあります。
「レイヤー」や「グループ」を使って1つのレイヤーのように扱うこともできますが、今回は同じレイヤーにまとめる方法を使ってみます。
カーブを同じレイヤーにまとめる
方法1 - 描く時にまとめる
- 「ペン」ツールを選びます。
- 上部にある「選択されているカーブオブジェクトに新しいカーブを追加」ボタンをクリックしてオンにします。
- 「1画目」を描きます。
- ノードの選択を解除します。(「ノード」ツールで何もない所をクリックして、青色のノードをなくす)
- 「2画目」を描きます。
- 「1画目」「2画目」両方のカーブが、同じレイヤーにまとまりました。
- もちろん、カーブは合体しておらず、別々の状態が維持されています。
手順「4」のノードの選択解除は、「環境設定」の「キーボードショートカット」から「ペンツール」の「カーブを切断」にキーを設定しておけば、このキーを押すだけで可能です
方法2 - 別々のレイヤーをまとめる
- すでに、「1画目」「2画目」を描いた状態です。
- カーブは別々のレイヤーに分かれています。
- まとめたい「カーブ」レイヤーを選択します。(Win:Ctrl キー、Mac:⌘ キー を押しながらクリック)
- メニューの「レイヤー」→「ジオメトリ」→「カーブを結合」と進みます。
- 「1画目」「2画目」両方のカーブが、同じレイヤーにまとまりました。
- もちろん、カーブは合体しておらず、別々の状態が維持されています。
挙動が違う同名の機能に注意
- 上部の「アクション」にも同名の機能「カーブを結合」があります。しかし、これを使うと……
- カーブがつながってしまいます。カーブをまとめる「結合」とつなげる「結合」、同名の機能でも挙動が違います。注意しましょう。(ややこしいので「カーブをつなげる」などに機能名を変えて欲しい)
カーブを別々のレイヤーに分ける
前述の方法とは逆に、1つのレイヤーの中にある複数のカーブを、別々のレイヤーに分けることもできます。
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