こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀なAffinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
今回は、この Affinity Photo で、ブラシの「パラメータ」を変えると、描画にどのような変化が出るのか見ていきます。
パラメータの意味を理解すると、ブラシに細かなニュアンスを与えられるようになりますよ。
ブラシの設定
「一般」タブのパラメータについては、こちらの記事で書いています。

まえおき
パラメータの項目名によく出てくる「ジッター(jitter)」には、「揺らぎ」という意味があります。
今回の場合は、「ジッター=バラツキ」のことだと考えれば、次項以降で見ていくパラメータも分かりやすくなると思います。
パラメータによる描画の違い
「ダイナミクス」タブにある各パラメータの効果を見ていきましょう。
例では、ブラシの形状は「基本」の円形、制御方法は「ランダム」を使用します。
パラメータによっては、効果が分かりやすいように「ブラシ形状」や「間隔」を適宜変えていきます。
サイズのジッター
ブラシの「サイズ」にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「サイズ」のバラツキが大きくなります。
累積のジッター
ブラシの「不透明度」にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「不透明度」のバラツキが大きくなります。
流量のジッター
ブラシの「流量」にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「流量」のバラツキが大きくなります。
「累積のジッター」との違いがよく分からないので、ご存知の方はご教示下さるとありがたいです。
回転のジッター
ブラシの形状の「向き」にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「向き」のバラツキが大きくなります。
「100%」で「1回転(360度)」です。
拡散X
ブラシの描画位置に「横方向」のバラツキを出します。
値が大きくなるほど「横方向」のバラツキが大きくなります。
拡散Y
ブラシの描画位置に「縦方向」のバラツキを出します。
値が大きくなるほど「縦方向」のバラツキが大きくなります。
硬さのジッター
ブラシの「硬さ」にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「硬さ」のバラツキが大きくなります。
シェイプのジッター
ブラシの「形状(シェイプ)」の圧縮変形にバラツキを出します。
値が大きくなるほど「形状(シェイプ)」のバラツキが大きくなります。
色相のジッター
ブラシの「色相」にバラツキを出します。(HSL の「H(Hue)」の値にバラツキを出す)
値が大きくなるほど「色相」のバラツキが大きくなります。
「100%」で「360度」です。
彩度のジッター
ブラシの「彩度」にバラツキを出します。(HSL の「S(Saturation)」の値にバラツキを出す)
値が大きくなるほど「彩度」のバラツキが大きくなります。
輝度のジッター
ブラシの「輝度」にバラツキを出します。(HSL の「L(Luminance)」の値にバラツキを出す)
値が大きくなるほど「輝度」のバラツキが大きくなります。
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