こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
今回は、この Affinity Photo で、ブラシの「パラメータ」を変えると、描画にどのような変化が出るのか見ていきます。
パラメータの意味を理解すると、ブラシに細かなニュアンスを与えられるようになりますよ。
ブラシの設定
パラメータによる描画の違い
「一般」タブにある各パラメータの効果を見ていきましょう。
ブラシの形状は「基本」の円形を使用します。
サイズ
ブラシの大きさ(サイズ)を変更できる項目です。これは誰でも分かると思うので省略します。
累積
ブラシの形状の不透明度を調整できます。
値が小さくなるほど不透明度が下がります(=透明度が上がる)。
「不透明度」パラメータと似ていますが、挙動が微妙に違います。
「不透明度」パラメータは、描いた線を後から全体的に半透明にする感じで、
「累積」パラメータは、半透明になったブラシ形状で線を描く感じです。
そのため、「累積」は上図のようにブラシ形状によるムラを出せます。
硬さ
ブラシのフチの硬さを調整できます。
値が小さくなるほどフチが柔らかくなります(=ボケる)。
間隔
ブラシ形状の描く間隔を調整できます。
値が小さくなると描く間隔が狭くなり、なめらかな描画になります。
流量
出るインクの量を調整できます。
値が小さくなると色の乗りが薄くなります。
「流量」はペイント混合ブラシで効果が出るパラメータです。
シェイプ
ブラシ形状を変形します。
値が小さくなると圧縮された形になります。
回転
ブラシの向きを変えられます。
値が大きくなると時計回りに回転します。0%がデフォルトで、50%で180度回転します。
スライダーの最大値は50%ですが、数値入力は100%までできます。
「ダイナミクス」編
今回は「一般」タブのパラメータを見てきましたが、「ダイナミクス」タブについてはこちらの記事をどうぞ。

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