こんにちは、さち です。
Illustrator の代替としてコスパが良い Affinity Designer。低価格なのに高機能で、本格的なドロー(ベクターを描く)アプリです。
そのため、Illustrator 未経験で、はじめて使ったドローアプリが Affinity Designer という人もいると思います。
実は、私もそれに近い状態でした。もともと Affinity Photo ユーザーなのである程度は慣れていましたが、Affinity Designer のドローアプリ特有の機能は少し勉強が必要でした。
そこで、ドローアプリ初心者の私が、Affinity Designer を使っていて疑問に思ったことを書いていきます。
基礎的な内容ですが、Affinity Designer の使い方を習得したい人のお役に立てれば幸いです。
この記事の対象者は、下記のような人です。
- Illustrator 未経験者
- ドローアプリ初心者
- Affinity Designer の基本操作を知りたい人
今回は、色を選択する「カラースウォッチ」についてです。
【疑問】 どうして片方がドーナツ型?
「カラー」スタジオにある「カラースウォッチ(以下:スウォッチ)」は、Affinity Photo(以下:Photo) と Affinity Designer(以下:Designer) でデザインが違います。
Photo は丸型が2つ並んでいますが、
Designer は1つがドーナツ型になっています。
どうして……?
【解答】 反映される場所の違い
それぞれのスウォッチで反映される場所が違うからです。
- ドーナツ型の方は「境界線(ストローク)の色。もう片方は「塗りつぶし」の色として使われます。
- スウォッチの色は、「シェイプ(図形)」や「カーブ」を選ぶと上部に表示される「塗りつぶし」「境界線」の色と連動しています。
- 例えば、このスウォッチの状態で「楕円」を描くとこうなります。まさに、楕円の「境界線」の形がドーナツ型のスウォッチと一致。つまり、ドーナツ型は「境界線」の形を表していたわけです。
- 同じ状態で「ペン」ツールでカーブを描いた場合、「境界線」だけが描かれ、「塗りつぶし」は自動で透明になります。(手動で、「塗りつぶし」の色を透明以外にすることも可能)
- ちなみに、スウォッチの右上にある「矢印」をクリックすると……
- 「境界線(ストローク)」と「塗りつぶし」の色が入れ替わります。
- 先ほどの「楕円」レイヤーにこの操作をすれば、実際の描画にも反映されます。ちゃんと、「境界線」と「塗りつぶし」の色が入れ替わっていますね。
ちなみに、「Photo」のスウォッチはドーナツ型でなく名称も「プライマリ」「セカンダリ」ですが、「シェイプ(図形)」「カーブ」を描く時には Designer と同じ効果があります。
仕組みさえ理解すれば、そんなに難しくありません。ぜひ便利に使いこなしましょう。
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