こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
今回は、この Affinity Photo で、編集操作の「履歴」をファイルに埋め込んで保存する方法について書いていきます。
この方法を使えば、次回以降 afphotoファイル を開いても、前回の「履歴」をさかのぼって編集を復元することができるので、可逆性の高い編集ができますよ。
操作方法
履歴を保存する方法
- キャンバスに「円(楕円)」「三角(ポリゴン)」「バツ(直角星型)」レイヤーがあります。
- 「円(楕円)」レイヤーを削除しました。
- もちろん、「履歴」にはこれまでの操作が記録されています。
- メニューの「ファイル」→「ドキュメントに関する履歴を保存」をクリック。
- 確認ダイアログが出るので「はい」をクリック。
- 「ドキュメントに関する履歴を保存」の左横にチェックが付いていればOK。機能が有効になっている証拠です。
- あとは、いつものように「afphoto」形式で保存。ドキュメント(キャンバス)を閉じて終了します。
次回以降の操作
- 前回保存した afphotoファイル を開くだけでOK。特別な操作はいりません。
- ドキュメントが開きました。
- 「履歴」に前回の保存前の操作が残っているのが分かります。
- なので、「取り消し(Win:Ctrl + Z キー、Mac:⌘ + Z キー)」をして「履歴」をさかのぼれば……
- 前回削除した「円(楕円)」レイヤーを復元できます。
- この機能のオン/オフはファイルごとに記憶されます。一度機能をオンにすると、今後ファイルを保存するときも「履歴」は保存され続けます。
履歴の保存をやめる
ファイルサイズに注意
この機能を使うと「履歴」とその操作内容をファイルに埋め込むので、通常よりもファイルサイズが大きくなります。
例えば、今回のサンプルでは通常の保存だと「19.5KB」ですが、履歴を保存すると「71.2KB」に膨れ上がります。約3.7倍も大きくなっていますね。
サンプルでは簡単な編集で工程数が少ないのでこの程度で済んでいますが、試行錯誤していると履歴の分岐も保存されるのでサイズはどんどん肥大化します。
便利な機能ですが、使用する際はファイルサイズに気をつけましょう。
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