こんにちは、さち です。
Illustrator の代替としてコスパが良い Affinity Designer。低価格なのに高機能で、本格的なドロー(ベクターを描く)アプリです。
今回は、この Affinity Designer で、シェイプの大きさ(高さ・幅)を指定したサイズにする方法について書いていきます。
「ポリゴン」ツールなど、「シェイプ」と「境界ボックス」の大きさが一致しない時に、この方法を使うと便利です。
シェイプの大きさを合わせられない
- 「長方形」ツールを使って一辺 180px の正方形を描きます。
- 「ポリゴン」ツールを使って縦横 180px の「五角形」を描きます。しかし、五角形は上部しか「境界ボックス」と接していないので、実際の「高さ」は 180px より小さくなります。
- こんな感じに、「五角形」自体の高さを「正方形」と同じ 180px にしたいのに……。
- そこで、「五角形」の境界ボックスの角をドラッグしてサイズを変えます。
- しかし、「正方形」レイヤーにはスナップしてくれません。目測で「180px」にするしかないのかしら……?
解決方法
境界ボックスをシェイプのサイズピッタリにする方法を使えば、簡単に解決できます。
- 「五角形」レイヤーを選びます。
- 「移動」ツールにします。
- 画面上部にある「選択ボックスを切り替え」ボタンをクリック。(ボタンがない場合は、メニューの「選択」→「選択ボックスを切り替え」。ショートカットキーは .)
- すると、「五角形」レイヤーの境界ボックスが隙間なくピッタリなサイズになります。この状態で、境界ボックスの角をドラッグすれば……
- ちゃんと「正方形」にスナップしてくれます。これで、高さが 180px の「五角形」が作れました。
- レイヤーの選択を解除すると、次回選択した時は境界ボックスのサイズが元に戻っています。
もちろん、上記の手順「4」の状態で「変形」スタジオを使えば、「W(幅)」「H(高さ)」を数値で指定することもできます。
ちなみに、「境界ボックスを切り替え」を使うと、レイヤーの回転角度を一時的にリセットして変形することもできます。こちらの記事で解説しているので、参考にしてみて下さい。

Affinity: レイヤーの内容を維持したまま回転をリセットする
こんにちは、さち です。今回は、この Affinity Photo で、レイヤーの内容を維持したまま「境界ボックス」の回転をリセットする方法について書いていきます。この記事の内容は、「Designer」「Publisher」でも使用できます
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