こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
今回は、この Affinity Photo で、複数の画像ファイルを一気にリサイズして書き出すなど、「一括処理(バッチ処理)」する方法について書いていきます。
多くの画像ファイルをリサイズしないといけない時などに、ぜひ使ってみて下さい。
今回の画像処理の内容
今回、画像ファイルに対して処理する内容はこちら。
処理の内容
- 画像をモノクロ化する
- 編集データ(キャンバス)を「afphoto」形式で保存
- 「幅」「高さ」の大きい方を 600px にリサイズ
- 「PNG」形式で画像を書き出す
これらの処理を複数の画像ファイルに対して一気に行います。
一括処理する方法
- 例として、この2つの画像ファイル(JPEG)を前項のとおり一括処理してみましょう。
- Affinity Photo のメニューの「ファイル」→「新規一括ジョブ」と進みます。
- 「新規一括ジョブ」ウィンドウが表示されます。
- 下部にある「追加」ボタンをクリック。
- 一括処理するファイルを選んで、「開く」ボタンをクリック。
- 出力を「保存先」にします。(「元の場所に保存」を選んだ場合、もとのファイルと同じ形式で書き出すと上書きされるので注意)
- 出力先のフォルダーを選んで「フォルダーの選択」ボタンをクリック。
- 保存形式を選びます。今回は、「AFPhoto」と「PNG」です。
- 保存形式ごとにリサイズの設定をします。「AFPhoto」はリサイズしないので空欄のまま。「PNG」は 600px にリサイズしたいので、「W」「H」の両方に「600」と入力。「A」にチェックを入れると縦横比を維持してリサイズできます。
- 「PNG」の右端にある「…」ボタンをクリックすると、保存時のその他の設定も指定できます。(JPEG の場合、圧縮品質やプログレッシブ等の指定も可能)
- マクロを選びます(リサイズだけならこの操作は不要 →手順「13」へ)。今回はモノクロ化したいので、事前に自作したマクロの「モノクロ化」を選んで、「適用」ボタンをクリック。
- 「モノクロ化」のマクロが適用されました。
- 「OK」ボタンをクリックすると、一括処理(一括ジョブ)が開始されます。
- モノクロ化した編集データの「afphoto」ファイルと、さらに 600px にリサイズした「PNG」ファイルができました。
今回は例として2つのファイルしか処理しませんでしたが、ファイルの数が増えれるほど一括処理の恩恵を感じられるはずです。
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