こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
先日、この Affinity Photo を使っている時に、書き出した画像にジャギーが発生してしまう問題に遭遇しました。
『何これ、不具合……?』と思ったんですが、そうではなかったので、対処法について書いておきます。
書き出した画像にジャギーが出る
- 500×300 px のキャンバスがあります。
- キャンバスに画像を追加しましたが、大きすぎます。
- 画像レイヤーのサイズを小さくします。
- キャンバスにおさまりました。
- 書き出し(エクスポート)します。
- 書き出した画像にジャギーが発生してしまいました。
- 並べて比較してみます。矢印の部分を見ると分かりやすいと思います。
画風的に、ジャギーが出ていてもこれはこれでアリな気はしますが、キャンバス上の表示と異なる画像が書き出されてしまうのは問題です。
原因は、エクスポート時の「リサンプル」
書き出した画像にジャギーが発生した原因は、エクスポート(書き出し)時の「リサンプル」が「最近傍」になっていたことです。この時の「リサンプル」は、キャンバス上で拡大/縮小したレイヤーにも適用されるんです。
例の場合、読み込んだ画像(レイヤー)をキャンバスにおさまるように縮小したので、ここに「最近傍」によるリサンプルが適用されて、書き出した画像にジャギーが発生してしまったわけです。
つまり、エクスポート時のリサンプルを「最近傍」以外にすれば、ジャギーが発生することはありません。実際にリサンプルを「バイリニア」にして書き出したものがこちらです。
「リサンプル」には色々な種類があるので、それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。
レイヤーの拡大/縮小を行っていない場合は、「最近傍」でエクスポートしてもジャギーが出ません。また、「シェイプ(図形)」は拡大/縮小をしてもエクスポート時のリサンプルは適用されません。
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