Affinity Photo:ベクター(カーブ)の線がボケる時の対処法

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Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法

こんにちは、さち です。

Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。

今回は、この Affinity Photo で、ベクター(カーブ)で描いた線がボケてしまう時の対処法について書いていきます。

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ペンツールの境界線がボケる

  1. 「ペンツール」を選択します。
    Affinity Photo ペンツール
  2. 直線を描いて、いろいろな太さの「境界線」を適用しました。しかし、太さが 奇数px(1, 3, 5, 7px) の線は、ボケている(にじんでいる)のが分かります。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法

偶数px を使えば解決しますが、どうしても 奇数px を使いたい時がありますよね(特に 1px は重要)。

どうしたらいいの……?

解決方法

原因はノードの位置

原因は「ノード(制御点)」がある位置です。

例えば、下図のように 1px の境界線を付けてみます。境界線の太さは 1px ですが、2つのピクセルにまたがった状態で描かれるので、アンチエイリアスがかかります。その結果、色が薄い 2px の線になってしまうわけです。

Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法

つまり、この問題を避けるには、下図のように「ノード」の位置を +0.5 または -0.5 移動してピクセルの真ん中にすればOK。線はピクセルにぴったりと合うため、アンチエイリアスは影響しません。その結果、くっきりとした 1px の線になります。

Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法

前項の例で、境界線の太さが 偶数px のときはボケていませんでしたが、その理由も分かりましたよね?

実際に修正してみる

  1. 実際に、ボケている境界線をくっきりさせてみましょう。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法
  2. 「移動ツール」に切り替えます。
    Affinity Photo 移動 ツール
  3. 例として、太さが「1px」のレイヤー(カーブ)を選択します。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法
  4. 線を横方向に動かしたいので、「変換(変形)」スタジオの「X」を選択。値を「90」から「90.5」に変更します。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法
  5. 「1px」の線がくっきりしました。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法
  6. 残りの 3, 5, 7px の線も同様の作業をすればこのとおり。くっきりとした線になりました。
    Affinity Photo:カーブで引いた線がボケる時の対処法

例では、「縦」の線で「X」の値をいじりましたが、「横」の線では「Y」の値をいじればOKです(縦も横も含む場合は、X と Y 両方の値をいじる)。

ノードの位置を移動しても同様のことができますが、ノードの数だけ操作が必要になるので面倒です。

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