こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
今回は、この Affinity Photo で、ベクター(カーブ)で描いた線がボケてしまう時の対処法について書いていきます。
ペンツールの境界線がボケる
偶数px を使えば解決しますが、どうしても 奇数px を使いたい時がありますよね(特に 1px は重要)。
どうしたらいいの……?
解決方法
原因はノードの位置
原因は「ノード(制御点)」がある位置です。
例えば、下図のように 1px の境界線を付けてみます。境界線の太さは 1px ですが、2つのピクセルにまたがった状態で描かれるので、アンチエイリアスがかかります。その結果、色が薄い 2px の線になってしまうわけです。
つまり、この問題を避けるには、下図のように「ノード」の位置を +0.5 または -0.5 移動してピクセルの真ん中にすればOK。線はピクセルにぴったりと合うため、アンチエイリアスは影響しません。その結果、くっきりとした 1px の線になります。
前項の例で、境界線の太さが 偶数px のときはボケていませんでしたが、その理由も分かりましたよね?
実際に修正してみる
- 実際に、ボケている境界線をくっきりさせてみましょう。
- 「移動ツール」に切り替えます。
- 例として、太さが「1px」のレイヤー(カーブ)を選択します。
- 線を横方向に動かしたいので、「変換(変形)」スタジオの「X」を選択。値を「90」から「90.5」に変更します。
- 「1px」の線がくっきりしました。
- 残りの 3, 5, 7px の線も同様の作業をすればこのとおり。くっきりとした線になりました。
例では、「縦」の線で「X」の値をいじりましたが、「横」の線では「Y」の値をいじればOKです(縦も横も含む場合は、X と Y 両方の値をいじる)。
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