こんにちは、さち です。
Windows の時計は正確な時刻に自動同期されます。
同期間隔は初期設定だと「1週間毎」ですが
ズレが数分以上になることもあり
電波時計 や スマホ時計 とのズレが気になってきます。
そこで、Windows7 の「時計(時刻)」を
1日毎に自動同期するように設定を変更してみます。
変更が必要な設定項目は全部で4か所。
順に見ていきましょう。
「レジストリ」を編集する
レジストリは、編集を誤ると PC に不具合が出る可能があります。
くれぐれも自己責任のもとで注意して行って下さい。
- 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「regedit」と入力して「Enter」キーを押しましょう。
- 「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」と
ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるので、「はい」をクリック。 - レジストリの編集を誤った場合に備えたい人は
編集の前に、メニューの「ファイル」→「エクスポート」から
レジストリ(すべて)のバックアップを取っておきましょう。
- ここからは、時計の設定を変更するための作業です。
「コンピューター」→「HKEY_LOCAL_MACHINE」→
→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「services」と進みます。
- 「W32Time」を開き、「Config」を選択します。
- 「UpdateInterval」をダブルクリック。
- 「表記」を「10進数」に変更し、「値のデータ」で時刻の同期間隔(秒)を指定します。
例では、1日ごとなので「86400」と入力しました(他の同期間隔は下記早見表で)。
水晶時計の誤差は 15~30秒/月 ですが PC は熱によりもっとズレます。
値を入力したら、「OK」でウィンドウを閉じます。
7日 (初期値)604800 12時間 43200 5日 432000 8時間 28800 3日 259200 6時間 21600 2日 172800 3時間 10800 1日 86400 1時間 3600
レジストリ のウィンドウは閉じないで下さいね。
レジストリ の編集はまだ続きますよ…。
続・「レジストリ」を編集する
- 先ほどは、「Config」フォルダを選択しましたが
次は、少し下にある「TimeProviders」を開き、「NtpClient」を選択。
- 「SpecialPollInterval」をダブルクリック。
- 「表記」を「10進数」に変更し、「値のデータ」で時刻の同期間隔(秒)を指定します。
前項で入力した値と同じものを入力しましょう。
例では、1日ごとなので「86400」と入力しました(他の同期間隔は下記早見表で)。
値を入力したら、「OK」でウィンドウを閉じます。
7日: (初期値)604800 12時間: 43200 5日: 432000 8時間: 28800 3日: 259200 6時間: 21600 2日: 172800 3時間: 10800 1日: 86400 1時間: 3600
レジストリ の編集はこれで終了です。
しかし、まだまだ他の作業が続きます…。
「サービス」の設定を変更する
- 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」と進みます。
- 「システムとセキュリティ」をクリック。
- 「管理ツール」をクリック。
- 「サービス」をクリック。
- 「Windows Time」をダブルクリック。
- スタートアップの種類 を「自動(遅延開始)」にして
「OK」でウィンドウを閉じます。
設定はもう少しだけ続きます。
次項で最後なので頑張って下さい!
「タスクスケジューラ」の設定を変更する
- 前項で「サービス」を開いた「管理ツール」のウィンドウに戻り
今度は「タスクスケジューラ」を開きます。
- 「タスク スケジューラ ライブラリ」→
→「Microsoft」→「Windows」と進みます。
- 「Time Synchronization」を選択。
- ウィンドウ中央上部にある項目
「SynchronizeTime」上で「右クリック」→「無効」を選択。
- 最後に、Windows を再起動します。
これですべての作業が完了!
WinXP のときは最初の作業だけで簡単に変更できたのに
Win7 だと作業が増えて結構大変です…。
今後は、指定した間隔で時刻が自動同期されます。
お疲れ様でした。
関連記事
→ Windows7:時刻同期でエラーが出るので設定を変えてみる
参考サイト
→ Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のスタンドアロン環境で Windows Time サービスが自動的に起動しない - マイクロソフト サポート
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