こんにちは、さち です。
今回は、高速FTPクライアントソフト「FileZilla」で
サーバにアップロードしないファイルを自動選別する方法
について書いていきます。
アップロードしたくないファイル
サイトを作成する際、ローカルには残しておきたいけれど
サーバにはアップロードしたくないファイルってありますよね。
例えば、HTML や JavaScript の内容を大幅に改変する時に
復元用(バックアップ)に残したコピーファイル や
レイアウト調整用に使ったテスト画像 などでしょうか。
(下の画像で矢印が付いているもの)
私は FTPクライアント に「FileZilla」を使っていて
サーバにファイルをアップロードをする時は基本フォルダー丸上げです。
でも、この方法だと
アップロードしたくないファイルまでアップロードされてしまう…。
手動でサーバから削除するのは面倒くさい!
そこで、「フィルタ」を使って
アップロードするファイルを自動選別するようにしてみます。
「フィルタ」の作成
- アップロードしたくないファイルに付加する 文字列 を決めましょう。
例では、その文字列を「_old」「_nup」としました。
これをファイル名に付け加えておきます。 - FileZilla のメニュー「表示」→「ファイル名のフィルタ」と進みます。
- 「フィルタルールを編集」をクリック。
- 「新規」をクリック。
- 適当な フィルタ名 を付けます。
- 「フィルタの条件」は「以下のいずれかに一致する項目を非表示」を選択。
手順「1」で決めた 文字列 をフィルタに登録します。
例では、「ファイル名」「部分一致」で「_old」「_nup」を登録しました。
(拡張子も含むので「後方一致」ではダメ) - 「OK」をクリック。
フィルタの作成はこれで完了です。
続いて、フィルタを適用する方法について見ていきましょう。
「フィルタ」を適用してファイルを非表示
前項で作成したフィルタを適用しましょう。
フィルタで非表示にしたファイルはアップロードされませんよ!
- メニューの「表示」→「ファイル名のフィルタ」。
- 「ローカルフィルタ」の一覧から、自作フィルタにチェックを入れます。
例では、「アップロードしないファイル」ですね。 - 「OK」をクリックします。
- 文字列(例では、「_old」「_nup」)の付いたファイルが非表示になりました。
(アップロード時は見えているファイルのみがアップロードされます)
知っていると便利かも
フィルタの設定ウィンドウ(ディレクトリ一覧フィルタ)は
アイコンから直接開くことも可能(ショートカットは「Ctrl + I」)。
フィルタ適用中はアイコンが凹んだ表示になるので
フィルタの有無の判別にも有効です。
アイコンが表示されていない場合は
メニューの「表示」→「ツールバー」にチェックを入れればOK。
【関連記事】
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