こんにちは、さち です。
今回は、「m4b」形式のファイルを使うことで
iPhone の音楽再生で「15秒スキップ」「2倍速再生」などを使う小技
について書いていきます。
「m4b」形式のファイルって何?
通常、iTunes で音楽ファイルを作ると「m4a」という形式になりますが
もう一つ同じような形式で「m4b」というものが存在するのです。
末尾の「a」が「b」になっただけの形式に見えますが
音楽ファイルを「m4b」形式にするとどんなメリットがあるのでしょう。
■ 1. 再生速度を変更できる
m4b形式は、再生速度を変更できます。
再生速度は「1倍速」「2倍速」「0.5倍速」から選択でき
ネット配信のラジオ,ドラマCD,英会話のリスニングCD などに便利です。
■ 2. ワンタップで「ちょっと戻す/進める」が可能
ワンタップで簡単に「15秒戻し」「15秒送り」ができます。
聴き取りにくいところを聴き直す時などに便利です。
■ 3. 最後の再生位置(時間)を記憶してくれる
「普通の m4a形式 も再生位置記憶してるじゃん?」
と思うかもしれませんが、m4b形式 の場合は少し違います。
例えば、「A曲」の再生を途中で止めて「B曲」に移動します。
その後「A曲」に戻ると、再生は先ほど止めた位置から再開します。
つまり、m4b形式 は曲ごとにレジュームが行われるわけです。
拡張子を「m4b」に変える
iTunes で作成した m4a 形式の音楽ファイルを
m4b 形式に変更する例を見ていきます。
- 「iTunes」の音楽ファイルが保存されているフォルダを開きます。
下記をエクスプローラのアドレスバーにコピペすれば簡単です。
(「C:\Users\ユーザ名\Music\iTunes\iTunes Media\Music」が開くはず)shell:MusicLibrary\iTunes\iTunes Media\Music - m4a 形式のファイルを発見。
- ファイルを選択した状態で「F2」キーを押し
ファイル名の末尾(拡張子)「.m4a」を「.m4b」に書き換えます。 - m4b 形式のファイルができました。
これで m4b ファイルの作成は完了です。
ちなみに、この手順は
m4a形式 と m4b形式 の構造がほぼ同じだからできる方法なので
mp3形式 のファイルに同じことをしても無意味です。
m4bファイル を iPhone に転送する
- 作成した m4bファイル を iTunes を使って iPhone に転送します。
- m4b形式 は「オーディオブック」に分類されます。
- m4bファイル はオーディオブックに表示されます。
(「ミュージック」を見ても m4b ファイルはないので注意)
これで m4bファイル の転送は完了です。
iPhone で再生してみましょう。
iPhone で m4b を再生する
- 「ミュージック」を開きます。
- 「その他」をタップ。
- 「オーディオブック」をタップ。
- 追加した m4bファイル をタップ。
- 再生がはじまります。
- 「15秒戻し」「15秒送り」「再生速度変更」が可能です。
- ロック画面でも「15秒戻し」「15秒送り」ができます。
「オーディオブック」という名前のとおり
本来は、ドラマCDなどのコンテンツの再生に使う機能ですが
曲を覚えたい時など、普通の音楽の再生にも十分役立ちます。
例では、iPhone を使いましたが iPod でも同様のことができます。
ぜひ使ってみてください。
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