こんにちは、さち です。
今回は、エクセル(Excel)で分数を入力する方法について
書いていきます。
分数を入力する方法
エクセルで分数を入力しようとすると
日付として認識されてしまう場合があります。
- 例えば、「B2」セルに「2/3(3分の2)」と入力。
- しかし、分数ではなく日付として認識されます。
そのせいで、「A×B」の結果もひどいことに…。
- 「B2」セルにカーソルを合わせた状態で
「Ctrl + 1(テンキーでない方)」キーを押し「セルの書式設定」ウィンドウを表示。
分類から「分数」を選択、種類から適切なもの(例では「1桁増加」)を選んだら
「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- もう一度、「B2」セルに「2/3」と入力。
ちゃんと分数と認識され「A×B」の結果も正しいものになりました。
ちなみに、「0 2/3」と無理やり帯分数として入力すれば
最初から分数として認識され、「セルの書式設定」をする手間が省けます。
仮分数(分子の大きさが分母以上)で表示
通常、大きさが「1」以上の分数は「帯分数(たいぶんすう)」で表示されますが
分子の大きさが分母以上の分数「仮分数(かぶんすう)」で
表示することもできます。
- 例えば、「4/3(3分の4)」と入力すると…
- 通常は、「1と1/3」のように帯分数に変換されて表示されます。
- 「B2」セルにカーソルを合わせた状態で
「Ctrl + 1(テンキーでない方)」キーを押し「セルの書式設定」ウィンドウを表示。
分類から「ユーザー定義」を選択、種類に「0/0」と入力したら
「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- 分数が仮分数で表示されます。
分数を約分せずに表示する
通常、分数を入力すると自動で約分されますが
約分をせずに表示することもできます。
- 例えば、「8/6(6分の8)」と入力すると…
- 自動で約分されて、「4/3」と表示されます。
- 「B2」セルにカーソルを合わせた状態で
「Ctrl + 1(テンキーでない方)」キーを押し「セルの書式設定」ウィンドウを表示。
分類から「ユーザー定義」を選択、種類に「0/6」と入力。
(分母を指定。例では入力した分数の分母は「6」なので「0/6」と入力)
「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- 約分されず、「8/6」と表示されます。
ちなみに、帯分数の表示で約分をしないようにするには
手順「3」で、種類に「# 0/6(分母を指定)」と入力すればOK。
エクセルで分数を使うことは少ないかもしれませんが
割り切れない数値の入力に便利なので、機会があれば使ってみて下さい。
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