かしこいかわいい新PC「エリーチカ」がやってきた(時々ポンコツ)

この記事は約9分で読めます。
記事内に広告が含まれています

操作画面

こんにちは、さち です。

先日、新しい PC を導入しました。

メーカー製 PC ではなく、すべてのパーツを自分で選んで組み立てた PC です。ただし、自作PC ではありません。フルカスタマイズPC です。

新PC 導入にあたって、予期せぬトラブルが発生して顔が青ざめましたが、そこも含めてあなたの PC 選びのお役に立てれば幸いです。

スポンサーリンク

「自作」でなく「フルカスタマイズ」

自作するのは不安

私が求める PC のスペックは、メーカー製PC にはラインナップがなかったり、仮にあっても高額なことがほとんど。

そこで、人生初の 自作PC にしようかと考えました。

しかし、PC 内部を触った経験は、掃除やメモリの増設くらいしかありません。PC を構成するパーツとその役割は理解していますが、自作PC を組むにはまた別の知識が必要ですし、ちゃんと動作するか心配……。

また、PC に不具合が出たときに自力で解決できるかも不安……。(後日、まさかの的中)

フルカスタマイズにする

自作は色々と不安なので、好きなパーツを選ぶだけで、お店が組み立ててくれるサービス「フルカスタマイズPC」を使うことにしました。

お店は、「PCワンズ」というショップを選択。パーツは PCワンズ のネットショップから選ぶだけです。パーツ単体も販売しているお店なので取扱いが多く、価格も良心的です。(PCワンズで注文したのは、後述の表の項目が青色のもの)

組み立ての工賃は OS, ドライバー 等のインストールも含めて11,000円(税込)。電源を入れればすぐ使える状態にしてくれます。

安心なのは、パーツに不都合相性問題がある場合は事前に連絡をくれるところ。パーツの変更が必要なときは差額のみで対応してくれます。

実際に私が注文した時も、当初選んだ「電源」はケーブルが短いという不都合があり、別のものを提案してもらい変更しました(結果、当初より安くなった)。また、SATAケーブル が1本足りなかったのでこちらも追加しました。

こういうのは、実際に組み立てないと分からない部分なのでありがたいですね。

組み上がった PC は宅配便で届きます(送料無料)。PC の中にも緩衝材が詰め込まれているので、出っ張っている CPUクーラー などが傷むことはありません。 緩衝材は電源を入れる前に自分で取り出しましょう。

工賃 11,000円 でここまで色々してくれるのですから、手間と時間と技術を考えれば非常に素晴らしいサービスだと思います。

新PC「エリーチカ」誕生

パーツ構成

表

【追記】
後日、GPU はNVIDIA の「GeForce RTX 3060」を増設しました

パーツ個別の商品名や型番に関して、重要でなさそうなものは見やすさを考慮し省略しています。

「モニタ」については、実際に DELL 製を所有する方にツイッターで使用感を伺い決めました。プライバシーのため名前は伏せますが、改めてお礼を申し上げます。

10月21日に購入したので、誕生日が同じラブライブ!の登場キャラクターの名前を取り、新PC を「エリーチカ」と名付けました。

「エリーチカ」というキャラクターは、『かしこい かわいい エリーチカ』というフレーズのとおり基本は高スペック。
イメージ

ただ、エリーチカは若干ポンコツなところがあります。いや、結構ポンコツかもしれない……。
イメージ

このときは、何気なく付けた PC の名前。この後、フラグを回収してポンコツ化するとは知るよしもなかったのです……。

このパーツ構成にした理由

全パーツを自分で選ぶというのははじめての経験でした。自分なりに考えて選んだので、各パーツの選考理由を3行程度で書いてみます。

【CPU】 Core i7 6700

キビキビ動いて欲しいので一般向け最速の「Core i7」を選択。オーバークロック(定格以上にCPUを高速化すること)はしないので、「6700K」でなく「6700」で良いという結論に。

【CPUクーラー】 M9i

よく冷えると評判の「虎徹」はファンのサイズが 12cm で大きい&重い。虎徹と同等の冷却,動作音と評価されている 9cm の「M9i」を選択。

【メモリ】 16GB(8GBx2)

普段使いなら 8GB で十分だけど、画像編集,イラスト,DTM 用に保険で 16GB。デュアルチャンネル(高速化)のために 8GB を 2枚。スロットは2つ空いているので、将来足りなくなったら増設。

【マザーボード】 H170 Performance

CPU のオーバークロックはしないので Z170 でなく H170 で十分と判断。ASUS 製と悩んだけれど、USBポート の数が多い ASRock 製に。ヘッドホンにノイズがないよう、高音質がウリな H170 Performance を選択。

【GPU】 なし(オンボード)

最近は PC でゲームや動画編集はしない。負荷は動画視聴くらいなので「オンボード(CPU内蔵のGPU)」で十分と判断。将来、必要になったら目的に合った GPU を増設すればOK。

【SSD】 250GB

OS,アプリの起動を速くしたいので Cドライブ は SSD に。120GB で良いかと思ったけれど、最近は SSD も安いので 250GB に。読込/書込速度が高速な Samsung 製を選択。

【HDD】 2TB

今までの ノートPC が 500GB だったので 1TB で十分に思ったけれど、2TB でも安いので保険をかけてそちらに。7200rpm にしたけれど、Dドライブなら 5400rpm でもよかったかも。

【光学ドライブ】 スーパーマルチドライブ

これまで DVD, CD を焼くことがほぼなかったので、きっと Blu-ray も焼かない。PC で Blu-ray を見ることもないので、DVDスーパーマルチドライブ で十分。

【ケース】 Define R5

以前の PC が Pentium 4 搭載でファンが超うるさくて、動画や音楽を聞きにくかったのが嫌な思い出。そのため、静音性が高くメンテもしやすい「Define R5」を選択。

【電源】 550W

将来 GPU を乗せたとしても 550W(ワット) あれば十分かなと判断。Antec は 80PLUS(電力変換効率) がプラチナ(上から2番目)でもお手頃価格だったので節電にもなると思い選択。

【追記】 不具合が出て交換したので現在は Antec の 650W

【OS】 Windows 10 Home 64bit

「Pro」なら Windows Update のタイミングを選べるので悩んだけれど、旧PC で「Home」を使ってても支障はなかったので、最終的に「Home」を選択。

【モニタ】 27インチ WQHD(2560x1440)→詳細記事

Windows は DPIスケーリング(拡大表示) が微妙なので等倍表示が推奨。縦方向が 1080px より大きいモニタが欲しいけれど、読める文字サイズにするには 4K だと最低40インチなので WQHD に。

【キーボード】 Apex [RAW]→詳細記事

日本語キーボード,テンキー,バックライト,マクロキー,右Altキー 付きという条件で探した結果、Apex [RAW] に。メディアキーも欲しかったけれどマクロキーが多いので割り当てればOK。

【マウス】 COMFORT MOUSE 4500

前の PC から引き継いだもの。

【スピーカー】 USBスピーカー→詳細記事

PC まわりはコンセントが多く、これ以上増やしたくないので、USB で電源を供給できる&ノイズが乗りにくい USBスピーカー に。ヘッドホンを使うことも多いので、電源スイッチ付きのものを選択。

【その他】 USBキャップ→詳細記事

ケース前面の USBポート が上向きに付いているのは使いやすい反面、未使用時にホコリが溜まるという問題があるので、追加で USBキャップ を購入。

後日、トラブル発生

キビキビと動く 新PC を使ってブログ記事を書いていたら突然それは起こりました。

『プツン……』

!!!!?????

突然、PC の電源が落ちて再起動したのです。ブルースクリーンが出るわけでもなく。

何が起こったのかよく分からないまま呆然としていると、また『プツン……』。以降、電源が落ちるのを何度も繰り返しました。突然起こった PC のポンコツ化です。

もちろん、執筆中の記事は吹っ飛びました。実は、吹っ飛んだ記事というのが今まさに読んでいるこの記事です

ただ、記事が消えたことよりも 新PC の不具合に血の気が引いてしまい、その日はブログの更新どころではなくなってしまいました……。

自分なりに調べた結果、「電源」か「マザーボード」が原因では? と思いましたが、予備のパーツを持っていない私は、これ以上調べる手段がありません……。

そこで翌日、PCワンズ に調査をお願いしました。

初期不良の対応期間である 2週間 は微妙に過ぎていましたが、ご厚意で初期不良として対応してくれました。

調べもらった結果、原因は「電源」でした。電圧が少し不安定だったようです。初期不良として「電源」を交換してもらいました。(念のため「メモリ」も新品に交換してくれた)

トラブル発生から約10日後、新PC が戻ってきました。今は正常に動いていて、改めてこの記事を書いています。

もし、「自作PC」にしていたらと思うとゾッとします。予備パーツがない状況では原因を特定できなかったでしょうから……。改めて「フルカスタマイズPC」にしておいて良かったと思う出来事でした。

【追記】
修理後3週間ほどで再び同じ不具合が発生しました。店員さんと話した結果、また同じ「電源(Antec 550W)」に交換するのは流石に……となり、差額なしで Antec 650W に交換してくれました。それから5年以上、不具合は起きていません。

まとめ

性能に文句なし

新PC の性能には非常に満足です。やっぱり「速い」っていいですね。今さらながら、初の SSD だったのですが Windows の爆速起動に驚きです。電源を入れて Windows が起動するまで20秒程度です。

音も、静音ケースとCPUクーラーのおかげでとっても静か。深夜に小さな音で動画や音楽を聞くのにも支障がない動作音です。

心配だったヘッドホンのノイズも問題なし。旧PC は無音のときに少しホワイトノイズが出ていましたが、新PC ではちゃんと無音のときは無音です。

性能と価格のバランス

今回、実際にパーツを選んでいて思ったのが、自分の PC の使い方を考えてパーツの必要/不要を見極める難しさ。

すべてのパーツを最高スペックのものにして 最強PC にするのは簡単ですが、出費が大変なことになります。

性能と出費のバランスはとても大切です。

自作が不安ならフルカスタマイズ

トラブル大好きで、追加出費も惜しまないという変態人以外は、自作するのはやめた方がいいです。今回、トラブルを経験したことで強くそう思います。

自作PCは、『自分で組む過程や試行錯誤が楽しいんだぜ!』という人がやること。安く済ませたいという理由ならやめましょう。自作をしてもそんなに安くなりません。今回の場合もパーツは単体で買う価格と同じなので、差額は工賃(11,000円)だけです。

メーカー製PC では物足りず、パーツを自由に選びたいという人は「フルカスタマイズPC」がおすすめです。CPU,メモリ,HDD/SSD くらいを選べれば十分という人は「BTO」でも良いかもしれません。

まずはフルカスタマイズや BTO で PC を組んでもらい、性能不足になってきたパーツは自分で交換してアップグレード。そういう経験を積んでから 自作PC に行った方が良いと思います。

パーツ選びのために勉強したことは、後日また改めて記事にまとめるかもしれません。

コメント

  1. じゅん101 より:

    お久しぶりです。時々拝見してるんですよ~♪(困ったときとかw)
    さちさんグラボなしなんですね。ボクはたま~にゲームするのとnVIdiaだとCUDA(並列演算ユニットっぽいの)が使えて動画系ソフトが速くなる(っぽい)のでとりあえず安めのグラボを突っ込んでます。
    またよろしくお願いいたします♪

  2. うみの さち より:

    最初はGPU乗せる気満々で色々調べたんですけどねw
    振り返ってみると全然GPU必要なことしてないと気づいて
    とりあえず「なし」で様子を見ている状態です。
    オンボードでもFHD60fpsの視聴は大丈夫みたいだししばらくはこのままかも。
    こちらこそよろしくお願いします!

  3. ぱいなぽ より:

    一番新しい記事(キーボードのお話)から辿ってこちらに気が付いたので記事公開からちょっと時間経ってますが失礼します。

    私も丁度同じ時期(去年の11月頃)に第一世代のi7 960からマザボやメモリなども総取り換えでCPUを好感したのですが、ショップ店員の口車にまんまと乗せられて6700Kにしちゃったんだぜ…

    なので一応マザボ(ASUSの…名前忘れた、WOWsの絵が描いてある奴)付属のアプリでの簡易OCは試してみたものの、ぶっちゃけ4.0Ghz以上のクロック周波数が必要な作業なんて殆ど無い事に気が付いて単なる電気代の無駄&CPU寿命の低下にしかならないと思い解除しちゃいました。

    それこそ最近はゲームも精々ブラゲーでMAD作成もずっとサボっててタブレットPCで済むレベルの使い方しかしていないのでi5でも十分だったんじゃないかと思わなくも無いですが、そこはやっぱり気持ちの問題でi7です!

    なんて思ってたら何やらi9が出るとかなんとか…
    交換時期を誤ったんだろうか(´・ω・`)

  4. うみの さち より:

    6700K は 6700 よりベースのクロック周波数高いんで
    OC をしなくてもアドバンテージはあると思いますよ。

    やっぱり精神衛生的にCPUは最上位を選んでおきたいですよね。

    i9 の発表でタイミング悪かったかなぁと思ったのは同感です。
    まぁでも i9 の普及はまだ時間がかかるでしょうし
    i9 の値段が落ち着いた頃に交換時期がやってくるという妄想で
    ベストタイミングだったと思いたいですw

タイトルとURLをコピーしました