Sublime Text 3:新しい PC に設定を移行する方法

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操作画面

こんにちは、さち です。

先日、新しい PC(Windows) に Sublime Text 3 の設定を移行しました。
ただ、簡単には行かず、色々とハマって大変だったので
将来再び移行するときのため、記事にまとめておきます。

Sublime Text を移行する人のお役に立てれば幸いです。

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使用中の設定を保存する

使用中の Sublime Text の設定をバックアップ(保存)します。

  1. エクスプローラーのアドレスバーに
    「%AppData%\Sublime Text 3\Packages\User」と入力し「Enter」キーを押します。
    通常は、下記フォルダが開きます。

    C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages\User

     

  2. 「Default (Windows).sublime-keymap」「Package Control.sublime-settings」
    「Preferences.sublime-settings」、3つのファイルをバックアップ(コピー)します。
    (特定のファイルが存在しない場合もあります ※後述)
    操作画面

これでバックアップは完了です。

これら3つのファイルは
「Default (Windows).sublime-keymap」が、キーバインド
「Package Control.sublime-settings」が、パッケージ
「Preferences.sublime-settings」が、基本設定を記録しているファイルです。
キーバインド(ショートカットキー)のユーザー設定をしてない等の理由で
そのファイルが存在しない場合もあります。

「SublimeLinter」における「SublimeLinter.sublime-settings」など
パッケージ独自の設定ファイルがある場合は
上記の3つ以外にもバックアップ(保存)しておきましょう。

設定を移行する

新しい PC に入っている Sublime Text に設定を移行します。
「Package Control」だけは手動でインストールする必要があります。

  1. 公式サイトから Sublime Text をダウンロード&インストール。起動します。
    操作画面
  2. 「Ctrl + Shift + P」キーを押し、「install」と入力。
    「Install Package Control」を選択して、「Package Control」をインストール。
    操作画面
  3. ダイアログが出たら「OK」をクリック。
    操作画面
  4. メニューの「Preferences」に「Package Control」があれば
    正常にインストールができた証拠です。
    (インストールが失敗した時は、公式サイトの手順でインストールし直す)
    操作画面
  5. Sublime Text を終了します。
  6. エクスプローラーのアドレスバーに
    「%AppData%\Sublime Text 3\Packages\User」と入力し「Enter」キーを押します。
    開いたフォルダーに「Package Control.sublime-settings」を上書きコピーしましょう。
    操作画面
  7. Sublime Text を起動すると、自動でパッケージがインストールされます。
    インストールが終わるまで待ちましょう。
    操作画面
  8. Sublime Text を終了します。
  9. エクスプローラーのアドレスバーに
    「%AppData%\Sublime Text 3\Packages\User」と入力し「Enter」キーを押します。
    開いたフォルダーに、「Default (Windows).sublime-keymap」と
    「Preferences.sublime-settings」を上書きコピーしましょう。
    キーバインド,基本設定が復元されます。
    操作画面

これで、設定の復元は完了です。

ちなみに、パッケージの復元とその他の復元を別々に行っているのは
パッケージがインストールされる時に
勝手に設定を上書きする可能性があるからです。

例えば、「SublimeLinter」がインストールされると
「Preferences.sublime-settings」の「color_scheme」が
「Monokai (SL).tmTheme」に書き換られてしまいます。

パッケージの設定ファイルをバックアップしている場合は
そのパッケージの使用準備がすべて整ってからコピーしましょう。
(例えば、SublimeLinter は Node.js の導入と設定が完了してから)

「Japanize」で日本語化している場合

操作画面

「Japanize」を使って Sublime Text を日本語化している場合
前項の操作だけでは、上図のように一部のメニューしか日本語化されません。
もうひと踏ん張り、復元作業を頑張りましょう。

  1. Sublime Text を起動している場合は終了します。
  2. エクスプローラーのアドレスバーに
    「%AppData%\Sublime Text 3\Packages\Japanize」と入力し「Enter」キーを押します。
    開いたフォルダーの右上にある検索バーに「.jp」と入力。
    操作画面
  3. 名前が「.jp」で終わるファイルをすべてコピーします。
    操作画面
  4. 1つ上のフォルダー「Packages」に移動して、新しいフォルダー「Default」を作成。
    (すでに「Default」フォルダーがある場合、この作業は不要)
    操作画面
  5. 「Default」フォルダーに、先ほどコピーしたファイルを貼り付けます。
    操作画面
  6. 貼り付けたファイルすべてから、名前の末尾にある「.jp」を消去します。
    (ファイル名の編集中に「Tab」キーを押すと、次のファイルに移動できる)
    操作画面
  7. 再び、エクスプローラーのアドレスバーに
    「%AppData%\Sublime Text 3\Packages\Japanize」と入力して、「Enter」キーを押します。
    「Main.sublime-menu」(末尾に「.jp」がない方)をコピーしましょう。
    操作画面
  8. 1つ上のフォルダーに移動して、「User」フォルダーに貼り付けます。
    操作画面

これで Japanize による日本語化は完了です。
お疲れ様でした。

この日本語化の手順については
「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 3\Packages\Japanize」にある
「README.md」に記載されています。
公式の解説を確認したい場合はこちらを参照してみて下さい。

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