エクセル:足し算は「SUM」関数。では掛け算の合計を出す関数は?

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こんにちは、さち です。

今回は、エクセル(Excel) のお話です。

足し算で使う「SUM」関数。セル範囲を指定するだけで合計値を出してくれる便利な関数です。広く知られていて使っている人も多いと思います。

では、かけ算した値をすべて合計してくれる関数は知っていますか?

『そんな関数あるの……?』と思った人はぜひ続きを読んでみて下さい。覚えておいて損はないですよ。

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かけ算の合計を出す「SUMPRODUCT」関数

  1. こんな表があります。a~d にある「X*Y」の値をすべて合計した値を求めてみましょう。
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  2. 一番単純な方法は「X*Y」の値を順に足すことです。しかし、式を書くのが面倒くさいし、式も見にくい……。
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  3. そこで、「SUMPRODUCT」関数を使います。この関数を使えば、かけ算する列(または行)を指定するだけ。かけ算した値の合計を計算してくれます。
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  4. 結果はこのとおり。合計値も「30」でちゃんと合ってますね。
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例では、たった4行なので単純にかけ算して合計を出しても何とかなりますが、これが100行,1000行となると想像だけで気絶しそうです……。ぜひ、「SUMPRODUCT」関数は覚えておきましょう。

= SUMPRODUCT( セル範囲1, セル範囲2, …… )

セル範囲1,セル範囲2,…… の同じ行(または列)の数値を乗算(かけ算)して、すべて合計した値を返します。

 

範囲指定でかけ算をする「PRODUCT」関数

  1. こんな表があります。それぞれの行の「X*Y*Z」を求めてみましょう。
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  2. 最初に思いつくのは「X*Y*Z」と順にかけ算すること。
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  3. 他の行にもコピーしました。これが一番単純な方法でしょう。ただ、これも式を書くのは面倒だし、式が見にくい……。
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  4. そこで、「PRODUCT」関数を使います。この関数を使えば、かけ算するセルの範囲を指定するだけ。
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  5. 他の行にもコピーしました。セル指定の記述が少ない方が式が見やすく理解しやすいですね。
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  6. かけ算の結果もちゃんと合っていますね。
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例では、たった3つの数字なので単純にかけ算をしても何とかなりますが、掛けるセル数がもっと多い場合を考えると……。普段は、普通のかけ算「*」でほぼ間に合うと思いますが、「PRODUCT」関数の存在を覚えておくと、きっと役立つ時が来ますよ!

= PRODUCT( セル範囲1, セル範囲2, …… )

セル範囲1,セル範囲2,…… を乗算(かけ算)した値を返します。

 

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