こんにちは、さち です。
こういうブログを書いているので意外に思われるかもしれませんが
実は、外出先でスマホのデータ通信をあまり使いません。
私の使い方だと、どうも料金が割高な気がします。
ソフトバンクから au, ドコモに換われば安くなるか調べてみましたが
ぶっちゃけそんなに変わりません。
8月中旬、ソフトバンクの契約更新の期限が迫っている私は
重い腰を上げて「格安SIM」について調べることにしました。
(もうすぐ iPhone X も発売しますからね)
今回は、私が「ソフトバンク」から「格安SIM」に乗り換える時に経験した
あれこれについて書いていきたいと思います。
「格安SIM」への乗り換えを検討している人の参考になれば幸いです。
「格安SIM」って何だ?
詳しく説明すると1本記事がかけそうなので手短に書きます。
語弊覚悟で、超シンプルに言うと
「格安SIM」はスマホやタブレットを安く使うためのサービスです。
以前は、このようなサービスを「MVNO」と言っていましたが
覚えにくいせいか、最近は「格安SIM」と言われることが多いです。
(厳密には、格安SIM と MVNO は微妙に違うけど今回は省略)
格安SIM の多くはドコモの回線を借りて運営しています。
仕組みとしては、インターネットの「回線」と「プロバイダー」のような関係で
「回線」がドコモ、「プロバイダー」が 格安SIM会社 みたいな感じ。
au,ソフトバンク 回線の 格安SIM は少ないですが今後増えるかもです。
ただし、格安SIM は料金が安いがゆえに
ドコモ,au,ソフトバンク(以下:大手3社)と比べて提供サービスに制約があります。
例えば……
- 通信速度が遅い
- 大手3社のような公式店舗はない
- 基本的に SIMフリー のスマホでないと使えない
- 格安SIM の多くは有名機種を販売していない
- 最新の iPhone を使うには自分で調達
それでもいいから料金を安くしたいという人向けのサービスです。
基本、SIMカードやプランの選択,初期設定を自分で行うので
スマホに関する簡単な知識がある程度必要です。
(データ容量[GB],SMS,SIMロック,APN とか)
格安SIM で使うスマホは、原則「SIMフリー」である必要がありますが
ドコモ回線の 格安SIM であればドコモのスマホがそのまま使えます。
(au, Softbank 回線の 格安SIM の一部も SIMロック解除 なしで使用可)
ソフトバンク iPhone 6 で 格安SIM に移行する壁
8月中旬、ソフトバンク(以下:SB)の iPhone 6 を使っている私は
この端末のまま
格安SIM に MNP(ナンバーポータビリティー)をしようと考えていました。
しかし、それには色々と問題が……
- iPhone 6 の SIMロック 解除が必要
- しかし、iPhone 6 は SIMロック 解除の対象外(6s以降は可)
- 2年縛りの更新期間(違約金なしで解約できる)が9月初旬まで
SIMロックは厄介だし、時間もありません。
新型 iPhone が発売したら SIMフリー版 を買うつもりですが
それまで待つ場合、選択肢は次のどれかになります。
- SB継続 →解約時に違約金発生
- SB解約&しばらくスマホ無し生活 →無理!
- SB解約&別のSIMフリー端末を買う →新型iPhoneを買うから無駄
- SB解約&SB回線の格安SIMにMNP →ドコモ回線のものより高い
- SB解約&iPhone6のSIMロック解除 →合理的!
やはり、「5」の「SB解約 & iPhone6のSIMロック解除」が最善策。
非公式の方法なら iPhone 6 も SIMロック 解除できそうですが
信用できるものなのかが不安……。
でも、問題を解決するにはこの方法を使うしかありません。
ダメ元で手を出してみます。
iPhone 6 の SIMロック を解除する
非公式の SIMロック 解除には2種類あります。
「ファクトリーアンロック」と「SIMロック解除アダプタ」です。
「ファクトリーアンロック」は
iPhone の SIMロック が Apple のサーバーで管理されていることを利用し
サーバー上の SIMロック情報 を書き換えるものです。
料金は2万~5万円程度ですが、成功する保証はありません。
もう一つの「SIMロック解除アダプタ」は
SIM の下に敷くことで SIMロック情報 の確認を回避するものです。
(仕組み上、「SIMロック回避アダプタ」と言う方が正確な気がする)
SIM がアダプタを履くような形なので、通称「SIM下駄」と呼ばれます。
1000~3000円で買えますが、こちらも成功する保証はありません。
失敗しても許容できるのは、やはり「SIM下駄」程度の金額。
こちらを試してみることにします。
実際に、選んだ SIM下駄 がこちらです。
【音声通話/4G-LTE通信対応】GPPLTE 4G+ SIMロック解除アダプタ
SIM下駄 は、他にも種類があり価格もバラバラです。
Amazon レビューを見て
同じ環境(SB/iPhone6/iOS10.3.3)で成功例があるものを選びました。
(この商品は au 回線の 格安SIM は非対応です)
大事なことなので二回言いますが、成功する保証はありません。
公式の SIMロック 解除に対応しているスマホであれば
キャリアにそれを依頼した方が良いです。
手数料も3000円程度で SIM下駄 買うのとあまり変わらないですし。
(キャリアのマイページからだと無料でSIMロック解除可能な場合も)
どの 格安SIM にするか決める
格安SIM 各社のプラン,料金を比較しつつ
カウントフリー(特定のデータ通信が無料)などの利用も検討します。
料金を比較する際、月額だけに目が行きがちですが
大手3社の月額にはスマホ本体の割賦金も含んでいるので
比較すべきなのは下記のような割賦期間の合計金額です。
(割賦金は大体24回分割払いなので24ヶ月に設定しました)
格安SIM: 月額 × 24(ヶ月) + スマホ本体の購入代金
大手3社の月額はスマホ本体代の割賦金と割引のせいで
下記のようにややこしいので、利用明細を見た方が早いかもしれません。
多くの 格安SIM では
「データのみ」「データ+SMS」「データ+SMS+音声通話」と
3種類の SIM があるので、料金を見るときは注意します。
MNP(ナンバーポータビリティー) で 格安SIM に乗り換える場合は
基本的に「データ+SMS+音声通話」しか利用できません。
格安SIM を比較する時は「通信速度」も考慮する必要があります。
混雑する時間帯に通信速度が低下することが多く
利用する 格安SIM によっては 1Mbps も出ません。
利用者の感想や実際の計測値を公開しているサイトを参考にします。
調べまくった結果、「LINEモバイル」に決定
何社も調べて考えに考えた結果
「LINEモバイル」の「コミュニケーションフリープラン」を選ぶことにしました。
選んだ理由は次のとおり。
- 4サービス(LINE,ツイッター,インスタ,フェイスブック)の通信料無料
- 通信制限で低速になっても前述4サービスは通常速度のまま
- 直近3日間のデータ使用量による速度制限はない
- 格安SIM なのに LINE の年齢確認に対応している
- そこそこ通信速度が出そう(?)
「LINEモバイル」ということで、LINE 関係に強いのが特徴です。
LINE を使っても、そのデータ使用量はカウントされません。
つまり、どれだけ LINE を使ってもタダです。
(同様に、ツイッター,インスタグラム,フェイスブック もタダ)
LINE でのトーク,画像や動画の送受信はもちろん、音声通話もタダ。
友達,家族との電話も LINE ですれば、いつでもどこでも無料です。
ちなみに、電話番号での通話は 20円/30秒 ですが
専用アプリ「いつでも電話」を使えば半額(10円/30秒)になります。
また、通信制限中でも無料の4サービスは通信速度が落ちないというのは
他の 格安SIM ではあまり見かけない便利な仕様。
他社のような3日間のデータ使用量による速度制限もないので
集中的に使う期間があっても大丈夫です。
さらに、LINEモバイル は LINE の年齢確認にも対応。
(他社の 格安SIM は基本的に未対応)
これも LINE を使う上で大きな利点です。
通信速度は、LINEモバイル開始初期は速かったようですが
契約者数が増えている現在は微妙かもしれません……。
ちなみに、これは LINEモバイル を選んだ理由ではないですが
毎月、月額基本料の1%が LINEポイント で還元されます。
(LINE 上で LINEモバイルアカウント との契約者連携が必要)
1%の LINEポイント還元 は 2019/04/30 23:59 で終了します。
ただし、終了までに申し込み受付をした人は
2019/05/01 以降も引き続き LINEポイント が還元されます。
まとめ
これでなんとか、iPhone 6 の SIMロック を解除する手段と
乗り換え先の 格安SIM が決まりました。
あとは実行あるのみ!
……なんですが、記事が思いのほか長くなってしまったので
続きは、改めて新しい記事にしたいと思います。
【つづき】
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