こんにちは、さち です。
9月20日、ついに「iOS 11」が正式リリースされました。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から
iPhone 5s 以降の端末で無料アップグレードできます。
32bit CPU(A6以前) の iPhone(5c, 5以前) は対象外です。
私の iPhone 6 は、諸事情により iOS 11 にしたくてもできないので
今回は、ネット上の人柱勇気ある先輩方の声をもとに
iOS 11 にしたらすぐ設定した方が良いことをまとめていきます。
通信制限対策
iOS11 では、iCloudへの「写真」のアップロードが
モバイルデータ通信(4G/3G) でも行われるようになっています。
「設定」→「写真」→「モバイルデータ通信」と進み
「モバイルデータ通信」と「アップデートの制限なし」を「オフ」にしましょう。
iOS11はモバイルデータ通信で写真を共有する機能がデフォルトでONになってるので…
設定 > 写真 > モバイルデータ通信をoffにしないとすぐにパケット制限かかっちゃいますよ((;゚Д゚)ガクガクブルブル pic.twitter.com/fop85ZRmJE
— yu@酉のターン (@yu_lvsea) 2017年9月19日
Wi-Fi でない時に写真,動画が自動アップロードされると
あっという間に通信制限になる危険があります。
意図的でない限り、基本は「オフ」にしておくべき設定です。
バッテリー消耗対策
アップグレード後に AirDrop が勝手に「オン」になります。
使わない人は「コントロールセンター」から「オフ」にしましょう。
iOS11にした人、多分みんなAirDropが勝手にオンになっててバッテリーの消耗が鬼早くなってるから気をつけてね pic.twitter.com/3FFen6W9ME
— Ryota⊿ (@thogoluv0098) 2017年9月20日
AirDrop を「オフ」にしても
Bluetooth が「オン」のままの可能性があります。
こちらも、必要なとき以外は併せて「オフ」にしておきましょう。
ちなみに、iOS をアップグレードした直後は
iPhone が裏(バックグラウンド)で色々な作業をしており
バッテリーの消耗が一時的に激しくなることがあります。
バックグラウンド作業が完了すれば改善する可能性があるので
数日ほど様子を見てみましょう。
iOS 11 で動かなくなるアプリ
iOS 11 では、64bit アプリのみの対応となり
32bit アプリは動かなくなります。
iOS 10 の時点で
「このAppはiOS11では動作しません」という表示が出ていたアプリは
基本的に 32bit アプリ なので動かないと思っておきましょう。
「iOS 11」で動作しない 32bit アプリの一覧は
「設定」→「一般」→「情報」→「App」から確認できます(画像は「iOS 10」)。
長期間アップデートがないアプリは代替アプリを探すなど対策をしましょう。
64bit アプリでも一部不具合が出る可能性はあります。
実際、「グランブルーファンタジー」が起動しない不具合があるようで
9月20日中のアップデートで修正するというアナウンスが出ています。
【グランブルーファンタジー】iOS11をご利用のお客様に関しまして、現在iOS11にて「β版」利用すると画面が暗転しプレイが出来なくなる現象を確認しております。
本件につきまして、iOS11をご利用の場合「通常版」に変更されるよう本日中のアップデートにて修正を行います。(1/2)— グランブルーファンタジー (@granbluefantasy) 2017年9月20日
写真,動画 のフォーマット変更
iOS 11 では、写真,動画のフォーマットが変更されます。
写真は、「JPEG」から「HEIF」に
動画は、「H.264」から「HEVC(H.265)」に変更され
これにより、ファイルサイズが約半分程度に圧縮できます。
ただし、これらが適用されるのは iPhone 7 以降だけです。
(新フォーマットのエンコード対応が A10チップ 以降のため)
新フォーマットを利用したくない場合は
「設定」→「カメラ」→「フォーマット」から「互換性優先」を選ぶことで
従来のフォーマット(JPEG, H.264)に戻すことが可能です。
(未対応の「6s」以前,「SE」は設定項目がありません)
iOS11にアップデートした後、カメラで撮った写真をjpeg形式で保存したい場合、設定→カメラ→フォーマット→互換優先を選択する。 #iOS11 pic.twitter.com/WBcQswEgMp
— 水月【9/21 次回番組放送予定】 (@watermoon) 2017年9月20日
HEIF 形式の写真であっても
送信時は自動で「JPEG」に変換されるので
容量を減らせる新フォーマットのままでもよいと思います。
ただし、Dropbox,Googleドライブ 等のオンラインストレージでは
現在、互換性の関係で新フォーマットの使用は非推奨のようです。
(Dropbox はすでに HEIF のサムネイル表示に対応している)
それぞれのフォーマットでのファイル拡張子は
HEIF の写真が「.heif」
HEVC の動画が「.heic」です。
個人的には、この iOS 11 の仕様が
今後の H.265 普及のきっかけになるか興味があります。
ちなみに、iOS 11 では
可逆圧縮音声フォーマットである「FLAC」にも対応します。
ただし、こちらも iPhone 7 以降のみの対応です。
iOS 11 の便利な機能
これまで iOS11 の注意点に触れてきましたが
最後は、便利な点にも触れておきましょう。
- iPhone の画面操作を動画で撮れる(画面収録)
- 「カメラ」で QRコード を読み取れる
- コントロールセンターをカスタマイズできる
- ファイル管理アプリ「ファイル」が追加
- 「写真」で GIFアニメ の保存/再生ができる
など、iOS 10 から大きな変更があります。
正直、もっと早く実装して欲しかったものも多いですが
不便が解消されるのだし素直に喜ぶべきでしょうね。
特に、こういうブログを書いていると
iPhone だけで画面収録(画面キャプチャ)できるのは大きいです。
「画面収録」の使用には、初期設定が必要みたいなので
使いたい人はコントロールセンターへの追加をしておきましょう。
【新機能 画面収録の方法】
iOS11にアップデート
↓
設定から“画面収録”をコントロールセンターに追加
↓
収録ボタンをタップするだけ pic.twitter.com/NGzsGEJhMw— ムハハーン@9/24 町会議in名古屋 (@TYOMHHN) 2017年9月20日
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