「ソフトバンク」から「格安SIM」に乗り換えてみた【後編】

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こんにちは、さち です。

先日の「前編」の記事
格安SIM に乗り換えるための準備が整いました。

あとは行動あるのみ!

完結に向けての後編です。

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前回のあらすじ

8月中旬、ソフトバンク(以下:SB)の「iPhone 6」を使っていた「さち」。
外出先ではあまりスマホでネット見ないのに
ちょっと料金高くない……?

SB の2年縛りの更新期限も迫ってきたため
ついに、「格安SIM」に乗り換えを決意。

しかし、そこに iPhone の SIMロック という壁が……。
SIMロック を解除しないと 格安SIM に乗り換えられないのに
iPhone 6 は SIMロック解除 の対象外。

どうしても SIMロック解除 をしたかった「さち」は
非公式の手段の「SIMロック解除アダプタ(以下:SIM下駄)」に
手を出してみることに。

目指すは「LINEモバイル」への MNP(ナンバーポータビリティ)。

はたして、無事に LINEモバイル に乗り換えられるのか……?

「SIM下駄」と「エントリーパッケージ」の購入

LINEモバイル を使うために必要な物を調達します。

まずは、前回の記事でも書いたSIM下駄。
公式の SIMロック解除 に未対応なので苦肉の策です。
(「SIM下駄」って何?という人は前回の記事をどうぞ)
B06Y1XPNHF
【音声通話/4G-LTE通信対応】GPPLTE 4G+ SIMロック解除アダプタ

さらに、LINEモバイルの「音声通話SIM エントリーパッケージ」を購入。
これを使うと、登録事務手数料(3240円)が無料になります。
990円で購入するので実質2250円引きですね。
B01MFI02JO
LINEモバイル 音声通話SIMエントリーパッケージ (ナノ/マイクロ/標準SIM)

今回選んだ商品はそれぞれ2000円未満で
別々に購入すると Amazon では別途送料が必要ですが
一緒に購入すれば送料無料になります。
丁度よい組み合わせですね。

ちなみに、「エントリーパッケージ」は
ヨドバシカメラ,ビックカメラ,ノジマ,カメラのキタムラ の
一部店舗でも取り扱いがあるようです。

一つだけ注意点があります。
エントリーパッケージは他のキャンペーンコードと併用できません。
利用したい特典のキャンペーンコードがある場合は購入しないで下さい。
自分にとって一番お得な方法を選びましょう。

ソフトバンクで MNP予約番号 を発行

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MNP予約番号は
MNP(ナンバーポータビリティー)をする際に必要なもので
乗り換え先(LINEモバイル)に伝える番号です。

MNP予約番号 はソフトバンクショップでも発行できますが
ショップは待ち時間が長いので電話で発行します。

携帯電話から「*5533」に電話すれば取得できます。
音声ガイダンス時、事前に暗証番号4ケタを入力しておくと
オペレータと行う契約者情報の確認がスムーズです。

MNP をする理由,どこに MNP するかなどを聞かれたり
SB の機種代特別割引案内や Y!モバイル の勧誘もされますが
心は決まっているので冷静に受け答えします。

受け付けが完了すると SMS で MNP予約番号 が送られてきます。

LINEモバイル の MNP転入申し込み には
使用期限が10日以上残っている MNP予約番号 が必要です
MNP予約番号 の使用期限は15日間なので
発行は先走らないようにします。

最後に、何となく My SoftBank にログインしたら
ポイントが残っていたので、すべて月額料金の支払に使いました。

LINEモバイル に申し込む

「エントリーコード」と「MNP予約番号」を使って
LINEモバイル の申し込みをしていきます。

初月は月額基本料無料なので
とりあえず、最大の 10GB プランを選んでおきました。
(開通後のプラン変更は無料でできます)
LINEモバイル の締め日は月末なので、月初に申し込むとお得です。

今回は iPhone 6 をそのまま使うので「SIMカードのみ」の契約。
SIMカード のサイズは iPhone 6 の場合「nano SIM」です。
開通後の SIMカード サイズ変更は有料なので
サイズを間違えて申し込むともったいないことになります。

「オプション」が必要な場合は同時に申し込めますが
オプション料金は初月の月額基本料無料の対象外です

本人確認書類は、スマホ等で撮影してその写真データを送るだけ。
(学生証は本人確認書類として使えません)
支払方法は、クレジットカード,LINE Payカード,LINE Pay の3種類です。

申し込みが完了したら、SIMカード が送られてくるのを待ちます。

LINEモバイル の開通作業

写真

SIMカード が届いたらスマホに差し込むだけ!
と思いきや、そうではありません。
「開通作業」が必要です。

私は、開通作業をせずに SIMカード と SIM下駄 を iPhone に入れて
『やべぇよ!!圏外だよぉぉぉおおおお!!!』と青ざめていたので
皆さんはそんなアホなことしないようにしましょう。
(放っておいても SIMカード 到着の2日後に自動開通します)

手動での開通作業は、
LINE モバイルの「マイページ」→「契約情報」→「MNP開通申し込み」でOK。
音声通話は1~3時間後。データ通信はさらに1~2時間後に開通します。
MNP 開通は有人作業なので19時以降は翌日の開通です。
私は夜に開通申し込みをしたので翌日の午前に開通しました。

開通申し込み後も、LINEモバイル 側の作業が完了するまでは
引き続き、ソフトバンクの SIMカード で電話,ネットを利用できます。
逆に言えば、利用できなくれば MNP開通 が完了した合図です。
(登録したメールアドレスにも開通のお知らせが届きます)

APN を設定する

「APN」は、アクセスポイントネーム(Access Point Name)の略で
スマホのモバイルデータ通信の接続先を指定するものです。
これを設定しないと 4G, 3G でのネット接続ができません。

iPhone に古い APN 設定がある場合は
「設定」→「一般」→「プロファイル」から削除しておきます。
APN 未設定の場合、「プロファイル」は表示されず削除操作は不要です。
操作画面

ちなみに、APN 設定をすべてリセットする場合は
「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」で可能です。
ただし、APN 以外に Wi-Fi, Bluetooth, VPN の設定も消えます。

さて、LINEモバイルの APN 設定をしていきます。

  1. Wi-Fi に接続した iPhone で Safari を使ってサポートページにアクセス。
    ページを下にスクロールしてダウンロードURLをタップします。
    説明では、先に SIMカード を入れるように書かれていますが
    SIM下駄 を使う場合は、まだ SIMカード を取り替えません。

    操作画面
  2. 「許可」をタップ。
    操作画面
  3. 「インストール」をタップ。
    「パスコード」を求められる場合は入力しましょう。
    操作画面
  4. 「インストール」をタップすると
    さらに確認されるので「インストール」をタップします。
    操作画面
  5. APN 設定はこれで完了です。
    操作画面

 

SIMカード交換 & SIM下駄の設置

やっと SIMカード と SIM下駄 の出番です。

  1. LINEモバイル の SIMカード を切り離します。
    (右側の太い支えに向けて折り曲げるように裏から指で押し出す感じ)
    端子部分には、なるべく指で触れないようにします。
    写真
  2. SIM下駄 も開封して取り出します。
    写真
  3. iPhone の箱に入っているカードの中から SIMピン を取り出します。
    (失くした場合は、伸ばしたゼムクリップ等で代用)
    写真
  4. iPhone の電源を入れたままの状態で
    SIMピン を iPhone 横面にある穴に差し込みます。
    写真
  5. ピンが奥に当たったら強めにグイッと押すとトレーが出てきます。
    (画面に「SIMカードが挿入されていません」と表示される)
    写真
  6. ソフトバンクの SIMカード から入れ替えて
    「SIM下駄」「SIMカード」の順にセット。
    (角の切れ込みを合わせて SIM下駄 の上に SIMカード を重ねる)
    SIM下駄 の下にあるベロは SIMトレー の裏に出るようにセットします。
    実際の作業を見たいという場合はこちらの動画が参考になります。
    操作画面
  7. SIMトレー を iPhone にゆっくり戻します。
    写真
  8. 画面が真っ暗な場合は一度だけ「ホーム」ボタンをクリック。
    「アクティベーションが必要です」と出たら、「了解」をタップ。
    (このときも、Wi-Fi に接続している必要があります)
    私の場合、この後何の表示もなく一瞬で SIMロック 解除されました。
    操作画面
  9. ソフトバンクからドコモの電波に切り替わりました。
    (LINEモバイル は、ドコモから回線を借りて運営されている)
    これで無事、LINEモバイル に MNP できました!
    操作画面

はじめての 格安SIM と SIM下駄(SIMロック解除) でしたが
目立ったトラブルもなく意外と簡単に乗り換えできてホッとしました。

通信速度を測ってみた

初回の通信速度測定はこんな感じ。
お昼でもこの速度なら良いかなと思ったんですが……
操作画面

結果が安定せず、日によっては 1Mbps 未満のことも。
やっぱり、一番速度が落ちるお昼は 格安SIM だと速度が出ませんね。
操作画面

ちなみに、13時台に某巨大ショッピングモールで計測したら
25Mbps も出ました。これだけ出れば十分過ぎます。
操作画面

場所によっても通信速度に大きな差がありそうですね。

とりあえず、縛り期間の1年間は LINEモバイル を続けてみて
通信速度に耐えられないようなら別の 格安SIM も検討してみます。
とはいえ、もともと 格安SIM にした理由が
外であまりネットをしないからなので今のところ不満はないです。

まとめ

SIMロック解除 対象外の SB の iPhone 6(iOS10.3.3)でも
SIM下駄 を使うことで LINEモバイル に乗り換えできました!

格安SIM を使ってみた感想は
画面左上の回線名が「SoftBank」から「docomo」になっただけで
特に何も変わらず実感が全然ありません(笑)

SIM下駄 の使用開始から20日ほど経過しましたが
圏外病もなく安定しています。
4G/3G の切り替えも、スリープ時の着信も問題ありません。
SIMロック解除 対象外の iPhone にとっては神のような存在ですね。

SIMフリー の iPhone X が手に入ればそちらに移行しますが
それまでのつなぎとして
SIM下駄 はコスパ的にも非常に優秀だと思います。

LINEモバイル は
LINE,ツイッター 等のデータ通信料がタダ(カウントフリー)なので
気兼ねなく使えるのは精神衛生的にも良いですね。
まぁ、昼の通信速度は微妙ですが
今のところ私の使い方であれば何とかなりそうです。

SIM下駄 や LINEモバイル に興味がある方の参考になれば幸いです。

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