iPhone:「8」「8 Plus」「X」、結局どれを選べばいいの?

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こんにちは、さち です。

現在、iPhone の新機種は「8」「8 Plus」「X」の3機種。
iPhone の買い替えを考えている人も多いと思いますが
3機種もあるとどれを買おうか悩みますよね?

私が iPhoneX を入手してから1ヶ月。
毎日使っていて「X」の特徴も大体分かってきたので
今回は、「X」と「8」「8 Plus」の比較をメインにして
それぞれの機種の特徴についてまとめていきたいと思います。

iPhone の機種選びの参考になれば幸いです。

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iPhone「8」「8 Plus」「X」の違い概要

まずは、iPhone「8」「8 Plus」「X」のスペック上の違いをまとめてみます。
表示スペック上、違いがある項目だけを抜き出してあります。
(カッコ内の数値は、「8」と比較したときの差)
表

3機種(「8」「8 Plus」「X」)とも、同じ CPU(A11) を搭載しているので
処理速度(動作の速さ)の違いはほぼありません。

防塵防水(IP67),ワイヤレス充電についても
3機種すべてが対応しています。

「ホームボタン」の有無

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「X」では、ホームボタンがない代わりに
画面下部にある「ホームバー」をスワイプすることで操作できます。
操作画面

「ホームボタン」がないと操作しづらいと思うかもしれませんが
実際は、数日使っているだけですぐに慣れます。

心配する必要はありません。

「顔認証」と「指紋認証」の違い

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顔認証「Face ID」は認証率が良く、高速です。
(メガネの有無程度であれば認証に問題はありません)
乾燥や汗などで指紋認証(Touch ID)の認証率が悪かった人は
Face ID の方が認証率は遥かに高いと思います。

ただし、巷で言われているとおり
「マスク」で顔を覆っていると Face ID が使用できません。
鼻まで出せば認証されますが、マスクを使う人には面倒かもしれません。
外出時にマスクで顔を隠しているユーチューバーは
これが理由で「Touch ID」の iPhone8 に戻す人が少なくないようです。

Apple が、マスク着用時も認証できるように対策すれば解決ですが
アメリカではマスクをする習慣がないようなので
あまり期待はできません。

一部、寝起きの顔は認証率が悪いという話が出ていますが
実際の原因は、寝起きで目がかすんでいるために
普段より顔を iPhone に近づけていることだと思われます。
(特に、視力が悪いと寝起きは顔を近づける傾向がある)

私も、「X」入手当初は同じことを思いましたが
顔と iPhone の距離を気をつけるようになってからは
寝起きでも認証を失敗することはなくなりました。

つまり、まとめると
マスクを使う人は「Touch ID(指紋認証)」の方が便利
使わない人は「Face ID(顔認証)」で何の問題もありません。

「画面サイズ」の違い

「8」は、4.7インチ
「8 Plus」は、5.5インチ
「X」は、5.8インチ。
一見、「X」の画面が一番大きいように見えますがそうとは限りません。

3機種の画面サイズを比較したものが下図です。
(画面サイズだけの比較であり、本体サイズの比較ではない)
実は、5.8インチの「X」の画面は、5.5インチの「8 Plus」より幅が狭いのです。
図

画面の幅が一番大きいのは「8 Plus」
画面の高さが一番大きいのは「X」
画面サイズのインチ数が
対角線(中心を挟む2つの角を結んだ線)の長さを意味しているため
このような複雑な結果を招いています(1インチ=2.54cm)。

「8」「8 Plus」の画面のアスペクト比(縦と横の長さの比)は
一般的な「16:9」なのに対して
「X」 は「19.5:9 (2.17:1)」という特殊な長い形です。

多くのアプリは「16:9」を基準に作成されているので
「X」の画面をフルに使うにはアプリ側が対応している必要があります。
もちろん、Apple 純正のアプリは大体対応済みですが
他社製アプリは、大手(LINE, ツイッター等)を除き未対応のものが多いです。
(ゲームアプリは構造上「X」への対応が難しいのではないかと思う)

すべてのアプリの画面を大きくしたいのであれば
16:9 のまま巨大化した「8 Plus」の方が効果を実感できるはずです。

画面のキレイさ

「X」で採用されている「有機EL」パネルは
「液晶」と比べてコントラスト比(明るさと暗さのメリハリ)が優れています。

ですが、普段使いではこの違いを感じることはあまりありません。

ちなみに、「6」と「X」の違いはこんな感じです。
(「6」と「8」はコントラスト比の数値が同じ)
写真

解像度(ドットの密度)も、「8」が 326ppi、「8 Plus」が 401ppi で
「X」は 458ppi に向上していますが
普段使いでその違いをハッキリ実感するかというと怪しいです。
「8」の 326ppi でも十分にキレイですからね。

「本体サイズ」の違い

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「Plus」を使っている一部の人から聞く話が
とにかく、『本体サイズが大きい』ということ。
画面が大きいのは良いのですが
それだけで選ぶと本体の大きさに不便を感じることがあるようです。

「8 Plus」は「8」と比べて、高さが +2.0cm、幅が 約+1.1cm
比率でいうと、高さが +14.5%、幅が 約+16.0% も長く
実際、かなり大きいです。

ただ、普段から iPhone をカバンに入れて持ち歩き
操作も必ず両手で行うという人には、それほど問題にはなりません。
女性にはそのような人も多いと思うので
ある意味、「8 Plus」は女性に向いている端末と言えそうです。
(サイズが大きいという意見は男性に多いのかもしれない)

ちなみに、「X」は「8」と比べて
高さが 約+0.5cm、幅が 約+0.4cm
比率でいうと、高さが 約+3.8%、幅が 約+5.3% 長いだけです。

「ホームボタン」を廃止したことで、「X」は大画面にも関わらず
「8 Plus」よりも小さなサイズアップで済んでいます。

「カメラ」の違い

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3機種ともに、「アウトカメラ」は12メガピクセル
「インカメラ」は7メガピクセルで、画素数の違いはありません。

しかし、「8 Plus」「X」のアウトカメラは
「広角」と「望遠」2つのレンズを搭載しているため
2倍の光学ズーム(画質を維持したズーム)に対応。
2つのレンズを使うことで背景をボカした写真も撮れます(ポートレート)。

「8 Plus」と「X」では、望遠の「F値(絞り)」が異なるため
望遠での撮影は、「X」の方がで明るい写真が撮れます。

他にもスペック表に表れない違いがあるようで
「8 Plus」と「X」で、「画質」や「手ブレ」などでも差が出るようです。
詳細は、下記のサイト様を参考にしてみて下さい。

→ iPhone 8 Plusと徹底比較 「iPhone X」のカメラは何が進化したのか - ITmedia Mobile
→ iPhone XとiPhone 8 Plus。どっちの望遠手ブレがすごいでShow - GIZMODO

「X」のみにある True Depth はカメラで凹凸を読み取る機能です。
主に Face ID(顔認証) で使われるものですが
キャラクターが自分の顔と同じ動きをする「アニ文字」でも使われます。
(他にどんな用途があるのかは今のところよく分からない)

「価格」の違い

「8 / 8Plus」と「X」で一番悩むのは価格差だと思います。

Apple Store で購入した場合
最初の表のとおり、「X」は「8」より34,000円高く
その価格差を「X」に対して見い出せるかが重要です。

「8 Plus」は、「8」に11000円追加することで購入できます。
「X」の価格差を見てからだと安く感じますね。

キャリアでの購入は、分割払い(割賦金)になりますが
「X」が高いせいか、従来の24ヶ月分割以外に48ヶ月分割があります。
48ヶ月分割では、24ヶ月以降に機種変更すれば残額は免除ですが
その場合、使用中の iPhone は下取りとして取られてしまいます。

また、家電量販店の携帯電話コーナーの店員さんに聞いた話によると
使用中の iPhone の損傷がヒドイ場合は下取りを拒否される可能性があり
その場合、分割払いの残額免除が受けられないようです。
(キャリアのスタッフから直接聞いた話ではないので真偽は不明)

まとめ

結局のところ、「8」「8 Plus」「X」どの機種を選ぶかは
iPhone に何を求めるのか? 何を重視するのか? です。

程よいサイズ,価格とスペックのバランスを求めるのなら「8」
画面の拡大,価格とスペックのバランスを求めるのなら「8 Plus」
大きな変化,大画面と本体サイズのバランスを求めるのなら「X」
というところでしょうか。

最終的に、私は「X」を選びましたが
「8」「8 Plus」も良い機種であることは間違いありません。

結構な値段の買い物ですし
iPhone を購入するときは自分に合ったものを選んでみて下さい。
この記事がお役に立てれば幸いです。

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