こんにちは、さち です。
先日、Excel(エクセル)を使っていると「多すぎる引数が入力されています」というエラーが出てしまい、セルの編集を終了できずに抜け出せなくなりました。
エラーがの全文は下記のとおり。
この関数に対して、多すぎる 引数が入力されています。
この関数のヘルプを表示するには、[OK] をクリックし、このメッセージを閉じます。この後、数式バーの左側にある [関数の挿入] ボタンをクリックしてください。
この関数のヘルプを表示するには、[OK] をクリックし、このメッセージを閉じます。この後、数式バーの左側にある [関数の挿入] ボタンをクリックしてください。
このエラーから抜け出す手順についてメモしておきます。
解決手順
「引数(ひきすう)」とは何なのか?
エラーの意味を理解したい向けの解説です。エラーさえ解消すれば良いという人は読まなくて大丈夫です。
「引数」という謎ワードのせいでエラーの意味が分からない。そういう人もいると思います。「引数」とは何なのかを見ていきましょう。
- 「引数(ひきすう)」とは、関数に渡す値のことです。「引数」はコンマで区切ることで複数渡すことができます。例えば、下記ような「IF」関数は3つの引数を渡しています。
- エラーが出た「IF」関数を確認してみると、引数が4つあります。しかし、「IF」関数は引数を3つまでしか受け取れません。だから、「多すぎる引数が入力されています」というエラーが出たわけです。「引数が多すぎる」=「コンマが多すぎる」と思っても良いかもしれませんね。
- 通常、「引数」にカーソルを合わせると、ツールチップの該当部分が太字になります。(例では、"NG" が [偽の場合] の引数であることが分かる)
- 最後の引数はどこも太字になりません。余分な引数だからです。
- 余分な引数とコンマを削除します。
- これで、エラーは解消です。
余分な引数やコンマを人力で探すのは大変なので、前項のように「関数の挿入」を使った方が良いと思います。
例のような単純ミスはしないと思いますが、関数のネスト(関数の中に関数がある状態)で複雑になるとこのエラーに遭遇しやすくなります。注意しましょう。
ちなみに、「引数」の「引」という字は、「引き当てる」「引き渡す」などの意味だと言われています。
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