新型 iPhone 「XS」「XR」 と 「8」「X」 の違いをまとめてみた

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iPhone X, Xs, Xr, 8 比較表

こんにちは、さち です。

日本時間 9月12日 26時 から Apple Special Event が行われ
その中で、新型 iPhone の発表がありました。

内容的には、ほぼ事前のリーク通りでしたが
今回は、iPhone 「X」の後継「XS」以外にも
全体画面でも手頃な価格の「XR」、大型の全体画面「XS Max」の発表など
気になる製品がありました。

そうなると、気になるのが
iPhone 「8」「X」から何が変わったのか?
iPhone 「XS」と「XR」は何が違うのか? などですよね。

ということで、まとめていきたいと思います。

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iPhone 8, X から何が変化したのか

iPhone 「X」から「XS」で変化したところを赤色の文字
iPhone 「XS」と「XR」で異なる部分を緑色の文字にしてあります。
iPhone 「XR」は、「8」「7」と比較したい人も多いと思うので後列に配置しています。
iPhone X, Xs, Xr, 8 比較表

iPhone Xs, Xr, 8 大きさの比較

■ iPhone 「XS」 について

iPhone 「X」から「XS」での主な進化は下記のとおり。

  • 大容量の「512GB」の追加
  • 新色「ゴールド」の追加
  • 「防水」機能の強化
  • 「チップ(CPU)」の強化
  • 「ギガビット」級LTEへの対応

毎回、iPhone で「S」が付くタイミングの改良は小規模なものなので
見た目も含めてあまり大きな変化はありません。

ちなみに、スペック表にはあらわれていませんが
カメラの内部(センサー)が進化しています。
(ソース:iPhone XS/XS Max/XRの実機に触れた! デザインやカメラはどんな感じ? - ITmedia Mobile

HDR が改良され、暗闇/逆光でも黒つぶれ/白とびが起きにくく
よりキレイで自然な写真が撮影できます。

また、ギガビット級LTEに対応したことで通信速度の向上が期待できます。
(詳細はキャリアのホームページを参照)

■ iPhone 「XR」 について

今回、新たに発表された iPhone 「XR」は「XS」の廉価版ともいえる機種で
「XS」に近い機能,性能を持ちながらも
カメラ,ディスプレイ(画面)を変えることで価格をおさえた
コスパ的にバランスが取れている iPhone です。

「XS」は、112,800円(税別)からですが
「XR」は、84,800円(税別)からという手が届きやすい価格。

「XS」と比べて、カメラはシングルレンズのためスペックが落ちますが
「XR」でもポートレート(背景をぼかす)撮影が可能です。

ディスプレイ(画面)は、有機EL ではなく液晶ですが
両方使った私の感想では、普段使いでの違いは誤差レベルです。
6.1インチで「XS」より微妙に大きいので
大画面を望む人にとってこの点はアドバンテージかも。

また、解像度(ppi)の違いについては元々 326ppi が高精細なので
『458ppi の方がちょっとキレイかな?』という程度。
画面に超接近しないと分からない程度の差です。

つまり、「XS」と「XR」のディスプレイの差は気にしなくていいです。

バッテリーに関しては、「XR」の方が長持ちします

ただ、「XR」にも欠点はあります。それは、「大きさ」と「重さ」です。

「XR」は、「8」と比べて高さが 12.5mm、幅が 8.4mm 大きくなっています。
数字だと実感がないですが、実物では「8」よりかなり大きく感じるはず。
その分、画面も大きいので悪いことばかりではありませんが
「7」「8」の代替として考えている場合は大きすぎると感じるかもしれません。

また、重さは 194g で「8 plus」並みです。
「XS」と「XS Max」の中間のサイズなので、重いのは仕方ないんですが
「7」「8」に慣れていると間違いなく『おもっ!』と感じるので注意して下さい。

ちなみに、「XR」は 3D Touch を搭載していませんが
「Haptic Touch」により同等の機能を実現しているようです。
(ソース: iPhone XRの3D Touch代替機能、新Apple Watchの裏に肉薄 - ITmedia NEWS

高いからという理由で「X」の購入を控えていた人にとって
「XR」は魅力的な選択肢になりそうです。

6色という豊富なカラーバリエーションで
他の iPhone にはない色も多くあり
白,黒以外の色が欲しいという人にも好まれそうですね。
(保護カバーをしたら本体の色は全然見えないけど)

iPhone 8 plus から何が変化したのか

iPhone 「8 plus」から「XS Max」で変化したところを赤色の文字にしてあります。
「XS」との違いを確認したい人もいると思うので、後列に配置しています。
iPhone 8plus, XsMax, Xs 比較表

iPhone 8plus, XsMax, Xs 大きさの比較

今回、大画面の iPhone で、はじめて全体画面のものが登場しました。
名前は、「XS Max」となっていますが、実質 XS plus です。

「XS Max」は、「XS」をそのまま大きくしたような機種で
画面サイズ,バッテリー容量以外、「XS」と大きな差はありません。

「X」は、「8 plus」より画面のインチ数が大きかったですが
「8 plus」より幅が狭いため、アイコンや文字のサイズは「8」と同程度でした。
これは、今回の「XS」についても同じです。
図

「XS Max」の画面は、「8 plus」とほぼ同じ幅なので
アイコンや文字の大きさが「8 plus」と同等の新機種を求めていた人にとって
機種変更先の候補になりそうです。

価格は、124,800円からと金額も Max です。

巷で言われる、「イヤホンジャック」「ホームボタン」問題

■ 「イヤホンジャック」がない問題

『最新の iPhone には、イヤホンジャックがない!』と
一部で言われていますが
実は、iPhone 「7」の時からすでにイヤホンジャックはありません。
もう、2年前から消えているのです。

一応、iPhone には
Lightning で直接接続できる有線イヤホンが付属しているので
これを使うことで、音楽などを聴くことができます。
イヤホンにこだわらない人ならこれで十分です。

ただ、iPhone の Lightning 端子は1つしかないので
充電しながら付属のイヤホンを使えない点は不便です。
(別途パーツを購入すれば可能)

以前は、Lightning-イヤホンジャック変換ケーブルが付属していましたが
今後は、iPhone 「7」「8」も含めて付属しなくなります(別売1000円)。
これは非常にいただけない点です。

Bluetooth イヤホンを使う方法もありますが
iPhone が対応している AAC では遅延が 120ms 程度発生します。
人間は0.12秒の遅延を認識できるので、違和感を持つ人が多く出ます。
動画,リズムゲームは、スピーカーか付属イヤホンを使った方が良いです。

なぜ、イヤホンジャックを廃止するのに
低遅延の aptX LL に対応しないのかは疑問に思うところで
正直、Bluetooth の音声遅延対策は Android より遅れています。

とは言え、iPhone 付属のイヤホンを使う人であれば
困るのはイヤホンの使用と充電を同時にできないことだけなので
そこまで悲観しなくても全然大丈夫です。

■ 「ホームボタン」がない問題

「ホームボタン」がないのを問題視する人には2種類います。

1つ目は、アプリを閉じたりする時などの操作性を心配する人
2つ目は、指紋認証が使えないことを心配する人です。

ホームボタンがない iPhone X を使う私の見解としては
前者はすぐに慣れますし、誤操作もほとんどありません。
操作性については気にしなくて大丈夫です。

後者は、冬によくマスクを使う人でなければ問題ありません。
(鼻が隠れていると顔認証してくれない)
まぁ、指紋認証も冬に手袋してたらダメですけど……。

私は、指紋認証の成功率があまり良くなかったんですが
顔認証になってからは格段に成功率が上がりました。

顔認証を確実に成功させるには
iPhone と顔をある程度離して適切な距離にするのがコツです。
これさえ守れば顔認証はほぼ失敗しません。

寝起きは認証率が悪いという人もいますが
大体の場合、かすんだ目のせいで顔と iPhone の距離が近すぎたり
ちゃんと目を開いていないことが原因です。

iPhone の顔認証は
寝ている間に他人が勝手にロック解除できないように
目線が画面に向いていないと認証しない仕組みになっているのです。
(設定を変えれば、目線なしでもロック解除可能)

まとめ

「XS」は、「X」からの進化があまり見られないので
今回のメインは、明らかに「XR」と「XS Max」でしょう。

「XS」は、「X」の発売当時と同じ価格なので
買い替えには、やはり価格がネックになると思います。
そういう人にとって、「XR」は良い選択肢になりそうです。

「8」の新発売当時の価格は78,800円(税別)で
今回の「XR」は、6,000円アップの84,800円(税別)という価格。
前回、金額を理由に「X」を見送った人を狙った製品なのは間違いありません。

また、「X」の発売当時、なぜ「X plus」がないのかという声はあったので
「XS Max」はまさにそれを実現した機種です。
高価ですが、「X plus」が欲しかった人には選択肢になるでしょう。

旧機種の「7」「8」は、約1万円値下げされたので
どうしてもホームボタンが欲しい人は旧機種を選ぶのも手です。

イヤホンジャックは、取扱中 iPhone すべてから消えたので
もう、あきらめるしかありません。
今後、Android もイヤホンジャックが消えていく予感がします。

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