こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。低価格なのに多機能で、コスパに優れた画像編集アプリです。
先日、このアプリでレイヤーの左右反転をしようとしたのですが、予想通りには行かず少し迷ってしまいました。
忘れないようにまとめておこうと思います。
まえおき
今回のサンプルとして使用するキャンバスを簡単に説明しておきます。
この状態で、「テキスト2」だけを左右反転してみます。
失敗例(左右反転できない例)
「レイヤ」メニューにある「反転」は、色を反転する機能。文字の色が補色(色相を180度回した正反対の色)になるだけです。(ラスタライズもされてしまう)
レイヤーの左右反転なので、その機能は「レイヤ」メニューにあると思ったんですが違いました。
そもそも、メニューには「反転」としか書いていないので、「左右反転」なのか「上下反転」なのか分かりません。よく考えれば、鏡的な位置の「反転」を意味していないのは当然です。
Ctrl + I キー(Mac:⌘ + I キー)も、一般的な画像編集ソフトで色を反転するショートカットですもんね。
成功例
- 「テキスト2」だけを左右反転したいので、「テキスト2」レイヤーを選択します。
- メニューの「配置」→「左右反転」と進みます。(Designer, Publisher の場合は、「レイヤ」→「変換」→「左右反転」)
- 「テキスト2」レイヤーが左右反転されました。
- 反転後もテキストレイヤーが維持されているので、再編集して、文字の入力内容を変更することも可能です。(キーボードの「左」「右」の動きも反転するので少し脳が混乱する)
例では、「左右反転」をしましたが、メニューを見てのとおり、同様の手順で「上下反転」「回転」もできます。
キャンバス全体を左右反転
先ほどは、特定のレイヤーだけを左右反転しましたが、キャンバス全体を左右反転する方法も、一応メモしておきます。(この方法は、Designer, Publisher では使用できません)
- このようなキャンバスです。
- メニューの「ドキュメント」→「左右反転」と進みます。Ctrl + Alt + Shift + ← キー(Mac: ⌘ + ⌥ + ⇧ + ← キー)を押してもOK
- キャンバス全体が左右反転されました。
こちらは、キャンバス=ドキュメントということで、直感的で分かりやすいメニュー配置になっています。
メニューを見てのとおり、同様の手順で「上下反転」「回転」も可能です。
ちなみに、この機能はイラストソフトのような一時的な「ビュー」の左右反転ではなく、書き出す画像にも左右反転が反映されます。お絵かきをよくする人は機能を混同しないように注意しましょう。
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