こんにちは、さち です。
12月、いよいよ2018年も終わりを迎えようとしています。
年末といえば大掃除!
両親から、障子を貼り替えるので手伝って欲しいと言われました。
私も障子の貼り替えなんて一度もしたことがありません。
今回が初体験です。
強度のあるプラスチック製のもの
アイロンで貼れるタイプのもの
最近は、色んな障子紙があるんですね。
ということで、今回は
障子紙の貼り替えのコツなどについてまとめいきます。
(PC と全然と関係ない記事ですみません)
新しい障子紙を選ぶ
両親との相談で希望は以下のとおりでした。
- なるべく簡単に貼れるものがいい
- 犬を飼っているため、破れにくいものがいい
- 二度と貼り替えたくないので、丈夫なものがいい(重要)
ということで、こちらの障子紙を選びました。
「のり」や「両面テープ」が不要で「アイロン貼り」ができます。
(アイロンを当てると接着剤が溶けて貼り付く仕組み)
薄っすらと桜の絵柄も入っていて良い感じです。
プラスチックシートが入った障子紙で、通常の「5倍」もの強さがあります。
プラスチック障子紙 5倍 アイロン貼り 94cmx3.6m (桜)
Amazon で検索すると同じ名前の商品が複数出てきますが
実は、絵柄が違います。
商品画像をよく見ると、「アイロン貼り」の下に絵柄の種類が書かれています。
「無地」「桜」「雲龍」の3種類があるので、選ぶ時は注意しましょう。
絵柄は「4倍」のものとほぼ同じなので、こちらを参考にしましょう。
実際の「桜」の絵柄はこんな感じ(余った切れ端をもらってきた)。
目立った色ではなく控えめに桜が散りばめられています。
ちなみに、障子紙の長さは「1.8m」と「3.6m」の2種類があり
1.8m で一般的な大きさの障子を一枚貼り替えられます。
1.8m でも余った部分をカットする作業は必要なので
3.6m を買っても特に作業が増えるわけではありません。
割安な 3.6m を選べば良いと思います。
古い障子を剥がす
購入した障子紙のパッケージには QRコード が付いていて
読み込むと、YouTube にある公式解説動画を見られます。
古い障子紙をパンチして破るイメージがありますが
動画のように、一気にまとめて剥がした方が簡単だし楽です。
実家の古い障子は「のり」で貼られていました。
外した障子を寝かせて、水を含んだ雑巾などで桟(さん)を拭いて
のり付けされた部分を十分(ベタベタに)濡らします。
(剥がし剤があるならそれを使った方が良いかも)
5~10分後、「のり」がふやけたら古い障子紙を剥がします。
剥がし残しは雑巾などでこすって取りましょう。
(日光が当たっていた部分はキレイに剥がれやすい)
古い紙を剥がした後の桟は濡れています。十分乾かしましょう。
新しい紙を貼るのは、古い紙を剥がした翌日以降にした方が良いです。
障子紙の貼り方(アイロン貼り)のコツ
「アイロン貼り」は、「のり」や「両面テープ」が不要で手間がかかりません。
しかし、貼り方にはやっぱりコツがあります。
私の場合、最初は解説動画の手順通りに貼ったのですが
1, 2枚目は、若干シワがよってしまい失敗……。
しかも、1枚貼るのに1時間も掛かってしまいました。
3枚目以降は、失敗を踏まえて独自の方法で行うことに。
ここから、目立ったシワもなく30分くらいで貼れるようになりました。
次、いつ障子を貼り替えるか分からないので
「アイロン貼り」障子紙の貼り方のコツについてまとめておきます。
お役に立てば幸いです。
自分なりに気づいたコツは下記の4つ。
- 障子紙を斜めに引っ張らない
- 中心から外に向かって貼っていく
- アイロンはサッと当てる(当てすぎない)
- 多少のたるみは、そこにアイロンを当てれば取れる
障子紙の角を斜めに引っ張るとシワができやすくなります。
障子紙を引っ張る時は、「縦」か「横」のどちらかにしましょう。
基本的に、桟の方向と同じ方向に引っ張ればOK。
中心から外に向かって貼ることでシワができにくくなります。
たるみは、「中心→外」に向かって進めば修正できますが
「外→中心」だとそれができません。
アイロンはサッと当てたほうが思った通りの場所に貼れます。
当てすぎると、アイロンを離した後も接着剤が冷めないので
なかなか桟に貼り付いてくれません(冷める時にくっつく)。
多少のたるみは、そこにアイロンを当てれば取れます。
(障子紙が冷める時に少し縮むため)
ちなみに、動画の中で行っている仮止めは
逆にシワの原因になるので、やらない方が良いと思います。
アイロン貼りの手順
前項の4つのコツを踏まえて
実際、どう貼っていけば良いか手順を追って見ていきましょう。
- 古い紙を剥がした障子があります。
- 接着面を下にして、極力紙にシワができないように新しい障子紙を置きます。
四隅は仮止めの代わりに、何か重い物で押さえておきます。
- 長辺方向の中央の桟にアイロン当てて貼ります。
くれぐれも、中央から外に向かってアイロンを当てましょう。
- 短辺方向の中央の桟にアイロン当てて貼ります。
くれぐれも、中央から外に向かってアイロンを当てましょう(2回目)。
- 外枠とその付近を残して、残りの桟にもアイロンを当てます。
たるみが出ないように桟と同じ方向に軽く紙を引っ張りながら貼ります。
くれぐれも、中央寄りの桟から順番にアイロンを当てましょう(3回目)。
- 外枠を貼って行きます。
長辺は、紙が長い分たるみやすいので先にアイロンを当てます。
たるみが出ないように外に向かって軽く紙を引っ張りながら貼ります。
くれぐれも、中央寄りの桟から順番にアイロンを当てましょう(4回目)。
- 短辺方向の外枠も貼ります。
この時も、たるみが出ないように外に向かって軽く紙を引っ張りながら貼ります。
くれぐれも、中央→外へ順番にアイロンを当てましょう(5回目)。
- 最後に、角を貼ります。
たるみが出ないように外に向かって軽く紙を引っ張りながら貼ります。
「斜め」はシワの原因になりやすいので、「縦」「横」どちらかに引っ張ります。
そして、くれぐれも中央から外に向かってアイロンを当てましょう(6回目)。
(余程貼りにくい時以外、余った角を斜めに切る必要はないと思う)
- たるみがある部分にアイロンを当てて、たるみを取ります。
余分な紙をカッターなどで切れば完成です。
慣れると、1枚30分程度で貼れます。
がんばりましょう。
まとめ
障子の貼り替えなんて人生ではじめてしましたが
そんなに遭遇するものでもないので良い経験になりました。
最初の2枚は、若干シワがよってしまいましたが
残りの障子はシワもなくキレイにできました。
最初は、小さい障子や人目に入りにくい障子を選んで
コツをつかむための練習台にした方が良いと思います。
「アイロン貼り」タイプは、他のタイプより若干高いですが
「のり」や「両面テープ」は別売りなことが多く意外と出費がかさむので
総額で考えるとそんなに変わりません。
多少失敗してもアイロンを当てて剥がせばある程度やり直せるので
障子の貼り替え初体験の方は「アイロン貼り」タイプがオススメです。
大掃除で、障子を貼り替える予定の方は頑張って下さいね。
■ プラスチック障子紙 5倍 アイロン貼り 94cmx3.6m(無地,桜,雲龍)
■ プラスチック障子紙 5倍 アイロン貼り 94cmx1.8m(無地,桜,雲龍)
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