コマンドプロンプトでネット接続調査

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ネットを使いこなそう!(17)
ボトルネック

こんにちは、さち です。

今日はコマンドプロンプトを利用したネットワークの調査方法について書いていきます。

ネットが接続できない、ネットが遅い など、問題が起こったときは原因を突き止めることが大切!

「コマンドプロンプト」を使って原因を調べてみましょう。

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1. コマンドプロンプトを起動しよう

紹介する方法は「コマンドプロンプト」を使います。

コマンドプロンプトを起動手順は、画面左下の「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト

また、 + R キーで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、cmd と入力することでもコマンドプロンプトを起動できます。

2. サイトへの接続を確認する

「ping」と呼ばれるプログラムで小さなデータをサーバ(サイト)に送信します。

例えば、Google に ping を送信する場合、ping www.google.co.jp と入力します。(URL は「https://」を抜いた形で記述する)

実際に送信した結果がこちらの画面です(クリックで拡大)。

pingの結果

例では、google に4回アクセスして4回成功,失敗は0回。

接続は最短11ミリ秒(0.011秒),最長12ミリ秒(0.012秒)で、平均11ミリ秒(0.011秒)かかったということ。

一部、ping を受け付けないサイト(ニコニコ動画など)もあります。その場合、普通にサイトへアクセスできるにも関わらず『Request timed out.』と表示されます。

空いている時間帯でも『Request timed out.』と出る場合は、ping の拒否を疑ってみましょう。

【余談】 サイトの IPアドレス って何?

サイトはhttp://www.google.co.jpのようなURLを持っていますが、これはあくまでも人間に分かりやすくするためのもの。

実際には、「IPアドレス」と呼ばれるもので動いています。IPアドレスって何?という人はこちらへどうぞ。

例では、「サイトのIPアドレス」の部分「66.249.89.104」がIPアドレスです。実際、http://66.249.89.104でもgoogleにアクセスできます。

3. ネットが遅い原因を調べる

「ping」の送信に時間がかかるときは、遅くなる原因「ボトルネック」を調べてみましょう。(ボトルのネックは細く飲み物が出にくいことに由来)

tracert www.google.co.jp のように URL は「https://」を抜いた形で記述しましょう。

実際に送信した結果がこちらの画面です(クリックで拡大)。

tracertの結果

「tracert」を使うとサイトまでの詳しい経路を確認できます。

IPアドレスが「192」からはじまる部分はローカルネットワーク(自宅内)です。ISP のネットワークは社名やサービス名が出ます。

例では、ローカルネットワーク と ISP は4ms以下で接続、ISP から外に出ると10ms以上かかったことが分かります。(測定は3回ずつ行われています)

4. もっと詳しく調べる

「pathping」を使うことで、さらに詳細な情報を得られます。

pathping www.google.co.jp のように、URL は「https://」を抜いた形で記述しましょう。

実際に送信した結果がこちらの画面です(クリックで拡大)。

pathpingの結果

この方法は、何度も接続テストをするので、前の2つの方法と比べて非常に時間がかかります。

例では「Computing statistics for 225 seconds...」とあるとおり、結果が表示されるまで 225秒(4分弱)かかりました。

ネットがつながりにくいなどの問題が起こったときにこの方法を試してみて下さいね。

参考にさせて頂いたサイト様

→ コマンドで操るWindows XP - マイコミジャーナル
→ ping~ネットワークの疎通を確認する - @IT
→ traceroute(tracert)~ネットワークの経路を調査する - @IT
→ pathpingでネットワークの経路を調査する - @IT


☆はじめにこの記事から見た方へ☆
(1)から順に見ていただくと分かりやすくなっています!
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