Premiere Elements でαチャンネル付き動画を書き出す
こんにちは、さち です。
今回は Premiere Elements 7 で
αチャンネル付きの動画を書き出す方法を紹介します。
活用場面はそんなに多くないかもしれませんが
知っておいて損をするということはないと思います。
方法もそんなに難しくないので覚えておくと役立つかもしれません。
では、さっそく見ていきましょう!
そもそもαチャンネルって何?
簡単に言うと透明度を扱うためものです。
本来、この「αチャンネル」というのは
日常会話で使う「+α(プラスアルファ)」という言葉と同じく
「もう一つの何か」的な意味で何に使うのか決まっていないものみたいです。
でも、αチャンネルは一般的に透明度を扱うチャンネルであることが多いので
「αチャンネル=透明度」と覚えてしまって問題ないと思います。
αチャンネル以外にも他にチャンネルがあるのかというともちろんあります。
RGBがそうです、Red(赤)Green(緑)Blue(青)で3つのチャンネルです。
このRGBに透明度であるαチャンネルを加えたものは一般的にRGBAと呼ばれています。
RGBAを使うと何ができる?
簡単に言うと「透明度の情報を含んだ動画」を作成できます。
透過PNGの動画版というと想像がしやすいかもしれません。
何も映像クリップを置いていない部分があっても
RGBAを使わずに(例えばRGBで)書き出してしまうと
その部分は「黒色」になってしまい透明にはなってくれません。
映像素材サイトでDLした動画などはよくキーイング(クロマキーなど)を使い
特定の色を透明に置き換える作業が必要なことがありますが
RGBAで作成された動画なら最初からその部分が透明なのでその必要はありません。
しかもキーイングを使うよりも自然でキレイに合成できます。
RGBAで書き出す方法
RGBAで動画を書き出すには次のことに当てはまっている必要があります。
- (当然なことですが)透明や半透明な部分がある動画であること
- コーデックがRGBAに対応している必要があります(無圧縮aviでもOK)
- コーデック側にも設定がある場合はRGBAを使用する設定にします
実際の例として、
Lagarith でαチャンネル付き動画の書き出しの手順を追ってみましょう。
- 「ファイル」→「書き出し」→「ムービー」と進むと
「ムービーを書き出し」のウィンドウが表示されるので「設定」をクリックします。 - 「ムービー書き出し設定」の「ビデオ」で
「圧縮」を「Lagarith lossless codec」、「色深度」を「数百万色+」にして
「設定」をクリックします。
※ クリックで拡大 - Lagarith の設定画面が出てくるので「Mode」を「RGBA」にして「OK」で閉じます。
- 動画を書き出します。
これでαチャンネル付きの動画が書き出されます。
書き出された動画の扱い方は通常の動画と全く同じです。
RGBAに対応したコーデックには Lagarith や Ut Video Codec などがあるようです。
こちらも合わせて使ってみて下さい。
→ Lagarith, Ut Video Codec について知りたい
上記の記事内で使用しているソフトは Premiere Elements です。
気にいった方は使ってみてください。
Adobe Premiere Elements 8 日本語版 Windows版
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