知らなきゃ損する薄型テレビを選ぶポイント(2)
こんにちは、さち です。
アナログ放送の終了まであと1年を切りました。
地デジ対応薄型テレビへの買い換えもそろそろしなくてはいけません。
そこで、前回、液晶テレビとプラズマテレビの違い(1) と題して
液晶テレビの仕組みと特徴(長所,短所)を紹介しました。
今回はその続きとして
プラズマテレビについて詳しく見ていきたいと思います。
「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」の違い
前回でも触れたのですが
おさらいということでもう一度書いてみます。
「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」
この2種類のテレビの違いは
ズバリ「映像を表示する仕組み」の違いでしたね。
この「表示の仕組みの違い」こそが
「液晶」と「プラズマ」それぞれのテレビの長所と短所を生みます。
これから「プラズマテレビ」の仕組みと特徴について見ていきますが
今回も前回と同様、難しい話は極力しないようにしていこうと思います。
プラズマテレビの仕組み
プラズマテレビの最も基本となる特徴は直接光を出すということです。
つまり、一つ一つの点(ドット)が個々に自分自身で光を出します。
プラズマテレビの仕組みを理解するには
電気のスイッチと部屋の関係をイメージすると分かりやすいです。
電気をつけた状態ならその部屋は明るく見え
電気を消した状態ならその部屋は暗く見えます。
これがプラズマテレビの構造の仕組みで
下の図のような感じでテレビの映像を作り出すとイメージして下さい。
プラズマテレビの長所と短所
実際のプラズマテレビの長所と短所を見てみましょう。
■長所(良い点)
・黒色の表現が得意(引きしまった黒色)
光を遮ることで黒色を表現する液晶テレビとは異なり
プラズマテレビでは黒色の部分では光自体を発しません。
そのため引きしまった黒色となりメリハリがある映像となります。
・見る角度による色の変化がない(視野角が広い)
液晶テレビと映像を映す構造が根本的に違うため
そもそも「視野角」という考え方自体がプラズマテレビにはありません。
今までのブラウン管テレビと同じく
どの角度から見ても色が変化することはありません。
・残像感がない
応答速度が非常に速いため残像感が出ることはまずありません。
動きの速い映像(スポーツなど)もブレたりボケたりしません。
先程のプラズマの仕組みの例で、照明のオン/オフは
一瞬でできるからと考えると分かりやすいかもしれません。
・テレビ画面の強度が強い
液晶のテレビ画面に比べて強度が強く割れにくくできています。
■短所(残念な点)
・小さいサイズのテレビがない(32V未満がない)
プラズマテレビは小型化が難しく
2010年9月現在、32V未満のサイズのプラズマテレビは売っていません。
・画面の焼き付けが起こりやすい
一つ一つの点が自ら光を出す仕組みであるプラズマテレビは
長時間同じ映像(静止画)を映し続けると
画面に焼き付けを起こすことがあります。
掲示板や告知用のディスプレイとして使用するのは絶対にNGです。
・製造メーカーが少ないため選択肢も少ない
製造しているメーカーは有名どころでは「パナソニック」と「日立」の2社だけです。
商品名は「VIERA(ビエラ)」と「Wooo(ウー)」ですが
同じ商品名で液晶テレビも販売しているので選ぶ際は間違えないようにしましょう。
・消費電力が多い
一般的にプラズマテレビは液晶テレビに比べ消費電力が大きいと言われ
発熱も多いためテレビ本体にファンが付いていることも多いようです。
夜に音量を下げてテレビを見ていると
ファンの音が気になることもあるかもしれません。
最大消費電力は非常に高いプラズマテレビですが
日常での使用方法では
液晶テレビとほとんど電気代が変わらないという話もあります。
消費電力についてはそこまで気にする必要はないかもしれません。
消費電力が大きいと書いていますが
プラズマテレビでもエコポイントがちゃんとつくものもありますのでご安心を。
これで「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」の仕組みと特徴を解説し終わりましたので
次回は、液晶テレビとプラズマテレビでは
実際にどっちを選ぶべきなのかという内容を書いていきたいと思います。
次回は9/17(金)の予定です。
よろしければまた次回も読んでやって下さいませ。
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記事トップにある液晶テレビの画像は
Love Free Photo 様 からお借りしました、ありがとうございました。
☆はじめにこの記事から見た方へ☆
(1)から順に見ていただくと分かりやすくなっています!
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