こんにちは、さち です。
今回は Photoshop Elements で
ディフュージョン処理(加工)をすることで
写真の雰囲気をやわらかくする方法を書いていきます。
ディフュージョンとは?
「ディフュージョン(diffusion)」は英語で「拡散」という意味。
画像で何を拡散させるのかと言うと「光」です。
光を拡散させると境界付近が適度にぼやけ
やわらかい雰囲気の画像にすることができます。
参考にさせて頂いた情報
今回の記事の内容は
pixiv でsayappa様が投稿された講座を参考にさせて頂いています。
Photoshop Elements での手順は後述しますが
仕組み等の詳しい情報はこちらで確認ができます。
sayappa様はイラストにディフュージョン処理を行っていますが
写真でするとどうなるのだろうと思い
今回は写真画像にディフュージョン処理をしてみます。
ディフュージョン処理の手順
- Photoshop Elements に画像を読み込みます。
この画像を「原本」として扱います。 - 「原本」をコピーしたレイヤーを作成します。
- 「2」で作成したレイヤーのブレンドモードを「乗算」にします。
- キャンバス全体を選択(Ctrl+A)します。
- メニューから「編集」→「結合部分をコピー」と進みます。
- 新しくレイヤーを作成し、そこへ「5」でコピーした内容をペーストします。
- 「6」で作成したレイヤーのブレンドモードを「スクリーン」にします。
- 原本をコピーしたレイヤーを一番上に追加で作ります。
このレイヤーのブレンドモードは「比較(明)」にします。 - 「6」でブレンドモードをスクリーンにしたレイヤーを選択して
メニューから「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」と進みます。 - 「プレビュー」にチェックを入れます。
「半径」の数値を変更するとその効果がキャンバスに反映されるので
調度良さそうな値を探します。
値が決まったら「OK」をクリックします。 - 完成です。
- レイヤーは下の画像のように設定されているはずです。
上手くできなかったという方は確認をしてみて下さい。
「簡易版」ディフュージョン処理の手順
少ない手順でディフュージョン処理をします。
前項の方法より効果が強く出るため調節が必須です。
ただ、逆に言えば
前述の方法では物足りない場合に使える方法です。
- 原本をコピーしたレイヤーを2つ作ります。
- 真ん中のレイヤーのブレンドモードを「乗算」にします。
一番上のレイヤーのブレンドモードは「スクリーン」にし、
さらにフィルタ「ぼかし(ガウス)」をかけます。
最後に2つのレイヤーの不透明度を調節して
ディフュージョンの効果と画像全体の色味を調節します。 - 完成です(分かりやすいように効果を強めにしています)。
ディフュージョンをかけると写真の雰囲気がやわらかくなるので
ついつい効果を強くしたくなりますが
強くし過ぎたり、すべての写真にかけたりすると
見る側の人はお腹いっぱいになってしまうと思います。
程良く効果的に使うように心がけるのが大切ですね。
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