こんにちは、さち です。
仕事などで使う機会も多いエクセル(Excel)
あなたは使いこなしてますか?
今回は、エクセルで覚えておきたい実用的な小技
「印刷時に各ページの表に見出しを付ける方法」
「数値に単位を付けてもそのセルを数値として扱う方法」
の2つを紹介します。
印刷時に各ページの表に見出しを付ける方法
通常、エクセルで長い表を印刷すると
上の画像のように1ページ目にしか見出しが付きません。
これだと、2ページ目以降を見るとき
数値が何を意味しているのか分かりにくすぎる!
(例だと、何の科目の点数なのかさっぱり分からない)
2ページ目以降にも表の見出しを付けたい!
そんなときは、下記の操作を行ってください。
- 「ファイル」→「ページ設定」。
- 「シート」タブを開き、「行のタイトル」の右端のアイコンをクリック。
- 見出しに使う行の番号をクリックして
「ページ設定-行のタイトル」ウィンドウの右端のアイコンをクリック。 - 見出しの範囲の入力を確認したら
「OK」をクリックして「ページ設定」ウィンドウを閉じます。
2ページ以降も見出しが印刷されます。
数値に単位を付けてもそのセルを数値として扱う方法
言葉だけではピンとこないと思うので
実際の例を見ながら解説してみます。
例えば、この表の点数に「点」という単位を付けるには?
普通に「点」を追加すればいいだけじゃん!
…と思いきや、この方法だと
セルが「文字列」として扱われるため計算結果がズレます。
本来、合計は「459」なのに「364」になっています(「95点」が除外された)。
こんなときは、下記の操作をしましょう。
- 単位を付けるセル上で「右クリック」→「セルの書式設定」。
- 「表示形式」タブを開き、分類の「ユーザー定義」をクリック。
種類から「0」を選択(自分で入力してもOK)。
小数付きは「0.00」等、桁数コンマ付きは「#,##0」を選びましょう。 - 「0」の後に「点」を追加したら
「OK」をクリックして「セルの書式設定」ウィンドウを閉じます。
表示では「95点」と単位が付いていますが
セル内容は「95」のままなので数値として扱われます。
そのため、「合計」の値もズレません。
ちなみに、「形式を選択して貼り付け」で「書式」を選択すれば
「セルの書式設定」のみを他のセルにコピーできます。
実際にコピーするとこんな感じ。
「点」が追加されても入力した数値は変更されません。
ランダムな数値を入力する(おまけ)
今回、サンプルの表を自作したのですが
点数の手入力が大変なので
途中から数値をランダム入力する関数を使いました。
(画像は一部しか見えてないけれど80人くらい用意してた)
使った関数は「RANDBETWEEN」という関数。
ただし、この関数は通常インストールでは使えないことがあり
その場合、インストールディスクから追加インストールが必要です。
RANDBETWEEN関数の使い方は下記のとおり。
=RANDBETWEEN(40,100)
追加インストールしたのに
関数を入力すると「#NAME」とエラーが出る場合は
メニューの「ツール」→「アドイン」と進み
「分析ツール」にチェックを入れましょう。
RANDBETWEEN関数は
何か操作をする度に値が変更(更新)される仕様なので
値を固定したい場合は、関数を入力したセルをまとめてコピーして
「形式を選択して貼り付け」で「値」を選び貼り付けましょう。
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