線画を描くのに便利なフリーのお絵描きソフト

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FireAlpaca_icon.pngFireAlpaca(作者:nattou.org) - フリーソフト(Win, Mac)
操作画面

こんにちは、さち です。

2012年最初の更新です。
マイペースでの更新ではありますが
本年もよろしくお願いします。

さて今回は、線画を描くのに便利なお絵描きソフト
FireAlpaca(フリーソフト) を紹介します。
もちろん、FireAlpaca は
ペンタブレットでの筆圧入力にも対応していますよ。

 

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実装ツール一覧

この記事は、
バージョン 1.0.12 の FireAlpaca を使用して作成しています。
そのため、ご利用のバージョンによっては
ソフトの仕様が記載内容と一部異なる場合があるかもしれませんので
注意してください。

FireAlpaca には
下のような13種類のツールが実装されています。
操作画面

有料ソフトと比べるとやはり物足りない気もしますが
絵を描くのに必要なツールは一応そろっている感じですね。
残念ながら、文字を入れることはできません。

ブラシで使える機能

■手ブレ補正
操作画面

線画を描くときに便利な手ぶれ補正機能が実装されています。
補正の強さは0~19までの20段階で調節可能。

■スナップ(定規)
操作画面

スナップ機能を使うことで
平行線や集中線などの線を簡単に描くことができます。

上記の「平行」「集中線」以外にも「十字」「消失点」があり
全部で4種類のスナップを使用することができます。
スナップの位置、中心、角度などを変更したい場合は
「スナップ設定」のアイコンをクリックしましょう。
操作画面

■ブラシ編集(カスタマイズ)
操作画面

設定できる項目はそれほど多くはないですが
ブラシをカスタマイズして新しく追加・保存することが可能。
「タイプ」は「ペン」「エアブラシ」「消しゴム」の3種類から選択できます。

ブラシは混色や形状などの設定はできないので
基本的にはアニメ塗り向きのソフトと考えた方がよいかもしれません。

レイヤー、キャンバスの仕様

■ブレンドモード
操作画面

FireAlpaca ではレイヤーのブレンドモード(合成モード)を
「通常」「乗算」「加算」の3種類から選ぶことができます。

「乗算」は「影」、「加算」は「ハイライト」でよく使うので
とりあえずこの2つがあれば何とかならなくもないですね。
欲を言えば「スクリーン」があったらもっと便利だったかも。
【追記】最新版では「オーバーレイ」「スクリーン」も使えます。

■キャンバスの回転と左右反転
操作画面

キャンバスを30度ずつ回転させることができます(回転量は変更可能)。
ショートカットキーは「左右の方向」キー。
キャンバスの左右反転は「下方向」キーです。
これらの操作はナビゲーターの下にあるアイコンでも可能。

■フィルタ
操作画面

「レベル補正」「色相」「ガウスぼかし」「モザイク」を利用可能。
決して多くはありませんが「ガウスぼかし」があるのは便利ですね。
「明るさ、コントラスト」がないのがちょっと残念。

書き出し、保存形式

操作画面

独自形式の「mdp」以外にも
Photoshopと互換性のある「psd」での保存も可能。
画像の書き出しには PNG, JPEG, Bitmap の形式に対応。

独自形式の「mdp」についてはソフトの開発元が同じですから
恐らく mdiapp(OEM版:コミラボ) との互換性があると思われます。
(私は mdiapp を使ったことがなく実際に試したわけではありません)

JPEG書き出し時の品質については
「ファイル」→「環境設定」から変更可能。
キャンバスの回転角度(回転量)もこちらで変更できます。
操作画面

使ってみて気になった点

FireAlpaca を使って一番気になった点は
ショートカットキーをカスタマイズできないことです。
自分にとって使いやすいショートカットキーの配置にできれば
作業効率も上がるのでぜひ欲しい機能でした。
(もしかしたら将来実装されるのかもしれません)

また、もう一つ気になった点は選択範囲の表示の仕様です。
FireAlpaca では選択領域内が「白色」、選択領域外が「紫色」で表示されます。
SAI では選択領域内が「紫色」、選択領域外が「白色」です。
つまり、SAI とはまるっきり反対の仕様なのです。
操作画面

しばらく使っていれば慣れてくると思いますが
最初は違和感を持つ人が多いと思います。

フリーソフトですし線画を描くのに便利なソフトだと思います。
興味がある方は使ってみてください。
ただし、フリーソフトという特性上
ソフト起動時に毎回広告表示用のダイアログが出ます。
(インターネットにつないでいなくてもソフトの起動は可能)

   → 公式サイトからダウンロードする
   → 作者様のブログ

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