こんにちは、さち です。
今回はエクセル(Excel)で大量にデータを入力する時に役立つ3つの小技
「Enterを押した時に右のセルへ移動させる方法」
「行の端から次の行の先頭へ自動で移動させる方法」
「画面をスクロールしても常に表の見出しを表示させておく方法」
について紹介していきたいと思います。
Enterを押した時に右のセルへ移動させる
表に大量の数値を入力するときって
「Enter」キーを押したら「右」へ順に進んで欲しいことが多い。
でも、デフォルトでは「下」へ進んでしまいます。
下記の手順で変更してみましょう。
- メニューの「ツール」→「オプション」と進みます。
- 「編集」タブを選択し、
「入力後にセルを移動する方向」を「右」に変更します。
- 「OK」をクリックして「オプション」を閉じます。
これで「Enter」キーを押した際カーソルが右へ移動するようになります。
一時的に「右」へ動かしたいだけのときは
わざわざオプションの変更をしなくても
「Enter」キーの代わりに「Tab」キーを押せばOK。
行の端から次の行の先頭へ自動で移動させる
上のような表に数値を入力していく場合
入力したいセルは「国語」から「英語」までの5つですよね。
(「合計」は関数によって自動で計算される)
ここで気になるのが、
行の最後にある「英語」を入力し終わったら
次の行の「国語」まで手動で移動しなくてはいけないこと。
入力の数が少なければ手動でもいいのですが
大量だとこの移動作業も結構な時間ロスの原因になります。
下記の手順で入力する範囲を指定してみましょう。
- 入力で使用する列を選択しましょう。
- 右クリックメニューの「セルの書式設定」選択。
- 「保護」タブを選択、「ロック」のチェックを外し「OK」をクリック。
- 続いて、メニューの「ツール」→「保護」→「シートの保護」と進みます。
- 「ロックされたセル範囲の選択」のチェックを外し「OK」をクリック。
これで設定は完了です。
行の最後「英語」に数値を入力して「Enter」キーを押すと
次の行の最初「国語」へ移動するようになります。
手順が少しややこしく
どんな設定変更をしたのか分かりづらいと思うので
上記手順の作業内容を簡潔にまとめてみると、
- 数値を入力する範囲のセルのロックを解除
- ロックを解除したセル以外選択できないようにする
ということを行っています。
そのため、この設定変更を行うと
手順「1」で指定した範囲のセルしか選択できなくなりますが
これは仕様なので慌てないで下さいね。
手順「4」の部分で「シート保護の解除」を選択すれば
通常どおり選択できるようになります。
画面をスクロールしても常に表の見出しを表示させておく
大量の数値を入力して行が進んでいくと
「国語」「数学」「理科」…などといった見出しの部分が
画面外に移動してしまい見えなくなってしまいます。
これでは数値の入力がしづらい!
そこで、下記の手順で
表の見出し部分を常に表示させてみましょう。
- 見出しの一つ下の行、一つ右の列にカーソルを配置します。
今回の場合、「国語」「数学」「理科」…の見出しの行の一つ下
「名前」の見出しの列の一つ右ということになります。
- メニューの「ウィンドウ」→「ウィンドウ枠の固定」と進みます。
- これで、縦横どちらの方向へ画面をスクロールしても
下の画像の矢印の部分を境界に
常に見出しが表示されるようになります。
(行番号に注目すると実際にそうなっているのが分かります)
エクセルでの作業がより便利に短時間でできるように
これら3つの小技を使ってみて下さいね。
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