こんにちは、さち です。
ディストーション、オーバードライブ、ディレイ、リバーブ、フランジャー、コーラス、ワウ、トレモロ……。世の中にはたくさんのギターエフェクターがあります。
それぞれのエフェクターの音色を理解していますか? しっかりと思い浮かべられますか?
DTM を趣味にしている人でも、ギター経験がないという場合は、記憶が曖昧だったりするのではないでしょうか。
そこで今回は、ギターエフェクターの音色と名称を頭の中でリンクさせるための、まとめを作ってみました。
百見は一聞にしかず
ギターエフェクターの音色を言葉だけで伝えるのはとっても難しい!
エフェクターについての解説を読めば、確かにエフェクターの原理や仕組みは分かります。でも、肝心な「音色」は分からない。
実物のエフェクターを眺めてみても、やっぱり「音色」は分からない。
音楽の世界では「百聞は一見にしかず」ではなく、「百見は一聞にしかず」なのです。自分の耳で聞くのが一番分かりやすい。
実際の音色を聴いてみて、それをエフェクターの名称と結びつけていきましょう。
エフェクターの音色を聴いてみよう
イシバシ楽器さんが YouTube に投稿している動画なのですが、エフェクターの効果が非常に分かりやすいので参考にさせてもらいましょう。
どの動画も数十秒という短いものなので気軽に見られますよ。
ディストーション
音を歪ませます。エレキギターと言えばこの音を想像する人も多いはず。
オーバードライブ
音を緩めに細やかに歪ませます。ディストーションとは仕組みが異なります。
ファズ
音をガッツリ歪ませます。ディストーションよりも強めに荒々しく歪みます。
ちなみに、軽い歪み(強く弾いたときに軽く歪む程度)のことを、「クランチ」と呼ぶこともあります。
また、エフェクターを使わずに、アンプ(ギター用スピーカー)の調節のみで音を歪ませることもあります。アンプシミュレータで代用することもあります。
フランジャー
音に「うねり」を出します。「シュワー」という独特な音になります。
フェイザー(フェーザー,フェーズシフター)
音に「うねり」を出します。フランジャーとは仕組みが異なります。
コーラス
音を重ねることで、音に厚みやツヤを持たせます。
リバーブ
ホールで演奏したときのような残響音を作り出します。
ディレイ
やまびこのような効果を作り出します。
ワウ(オートワウ)
その名のとおり音を「ワウワウ」させます。
※「ワウ」の強さやタイミングを自分で調節できるワウペダル(ペダルワウ)もある
トレモロ
音量を周期的に変化させます。
オクターバー
オクターブ下の音を加えます。オクターブ上の音を加えられるものもあります。
ピッチシフター
音の高さ(ピッチ)を変えます。元の音に付け足すこともできます(=ハーモナイザー)。
まとめ
たくさんあって覚えられないという人もいるかもしれません。あまり難しく考えず、こんなのがあるんだなぁという程度に覚えておきましょう。いつでも何度でも聞き直せますからね。
今回はギターのエフェクターについてまとめましたが、この知識は VSTe を探したいときにも役立つと思います。求めるエフェクトがどんな名称なのかを知っていれば、目的の VSTe も素早く見つけられるはずですよ。
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