こんにちは、さち です。
Google日本語入力 には
単語登録や辞書ツールの編集をするときに
「品詞」という項目があります。
登録した「よみ」で変換ができれば十分と考え
品詞は適当に選択してしまいがち。
中には初期設定のままという人もいるかも?
実は、Google日本語入力 には
「短縮よみ」「抑制単語」など特殊な品詞があります。
品詞名を見てもどんな意味なのか分かりにくいですが
使いこなせば一歩上の日本語入力環境を作ることができます!
ということで、詳細を見ていきましょう。
「短縮よみ」を使いこなす
何となく、品詞名を見るに
「よみ」を短縮したい時に使うのだろうと予想できますが
どんな意味なのかはイマイチ分からない…。
例えば、うちのブログ名は長くて打つのが面倒なので
「さいと」と打ったときに変換できるようにしてみました。
品詞は「名詞」にしました。
下図のように登録した単語が変換候補に出ました。
しかし、「さいとをみる」のようにまとまった文を打つ時は
「さいと」は通常どおりカタカナに変換したいことが多い。
短縮用に登録した単語は変換候補に不要なことが多いはず。
すると、文章に「さいと」を含んでいても
登録した単語は変換候補に出てこなくなりました。
つまり、登録した単語を
単体で打った時のみ変換候補に出るようにするのが
「短縮よみ」の機能です。
長くて打つのが面倒な単語を登録したい場合に
「短縮よみ」を使うとよさそうですね。
「抑制単語」を使いこなす
「抑制単語」…?
どんな意味なのかまったく想像がつかない!
例えば、「うつ」と打って変換してみます。
「ゆううつ」の「うつ」には下図のように漢字が2種類あります。
しかし、どちらも画数が多いため見分けがつきにくい!
一般的によく使われるのは「3」の「鬱」の方。
『リンカーンは(ワ)アメリカンコーヒーを三杯飲む』と覚える方ですね。
「2」の方はあまり使わないので変換候補に出るとややこしい…。
そこで、あまり使わない方の「うつ」は「抑制単語」として登録。
すると、登録した方の「うつ」は変換候補に出てこなくなります。
つまり、抑制単語に登録した単語は変換候補に出ません。
変換候補に出ることを"抑制"される"単語"だから
「抑制単語」ということですね。
「鬱」という文字を日常で使う機会はそんなにないですが
「抑制単語」はこんな使い方があるよという一例でした。
「サジェストのみ」を使いこなす
「サジェストのみ」はそのままの意味。
登録した単語をサジェスト(予測変換)のみで表示します。
変換候補の方には一切出てきません。
出てくるのはあくまでサジェスト(予測変換)だけ。
サジェスト(予測変換)が
思い通りの学習をしてくれないときに
「サジェストのみ」を使って単語登録するとよいかも。
もともと Google日本語入力 は
様々なジャンルの単語を正確に変換できるのがウリですが
やはり個人の使用環境に合わせた
単語の登録が必要なこともあるはず。
その際はぜひ「品詞」を上手に活用してみましょう。
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