こんにちは、さち です。
先日 Firefox15 がリリースされましたね。
Firefox15 には新機能が搭載されたのですが
その中の一つに Adobe Acrobat などのプラグインを使わずに
PDFファイル を表示できる「PDF.js」というものがあります。
ネット上での PDF は表示が遅いですが
これはプラグインが原因であることがほとんど。
PDF.js はプラグインを使わないので PDF の表示も高速です。
しかし、この PDF.js はまだ試験段階らしく
Firefox15 の初期設定ではオフになっています。
せっかく搭載されたのだし使ってみたい!
ということで今回は
Firefox15 以降で PDF.js を使用する方法について
書いていきたいと思います。
「PDF.js」の概要
PDF.js は先程も書いたとおり
プラグインを使わずに PDF を表示できる機能。
末尾に「.js」が付くとおり JavaScript を使用しており
さらに HTML5 と組み合わせることで PDF を表示します。
つまり、普段ウェブページを閲覧しているときと
同じ仕組みを利用して PDF を表示しているのです。
別途プラグインを読み込む必要がないため
PDF を速く開くことができるというわけです。
「PDF.js」をオンにしよう
デフォルトでは PDF.js は使用しない設定になっているので
Firefox の設定を変更しましょう。
- アドレスバー(ロケーションバー)に
「about:config」と入力しEnterキーを押します。
- 「細心の注意を払って使用する」をクリック。
- 検索窓に「pdfjs.disabled」と入力し
下に表示された項目をダブルクリックしましょう。
- 値が「false」になったことを確認。
「about:config」タブを閉じます。
- メニュー「ツール」→「オプション」と進みます。
- 「プログラム」タブを選択し
「PDF」の取り扱い方法を「Firefox でプレビュー表示」に変更。
「オプション」を閉じます。
これで PDF.js を使って PDF を表示できるようになりました。
ちなみに、画面左上にあるアイコンをクリックすると
サイドバー表示され各ページのサムネイルが表示されます。
もちろんサムネイルをクリックすればそのページへジャンプできます。
上手く表示できない PDF もある
PDF.js は試験段階の実装のため
中には正しく表示できない PDF もあるようです。
例えば、このように文字化けが起こってしまい
まったく読めない状態になることも…。
PDF が正しく表示できていない可能性がある場合は
画面上側に警告が表示され
右端に「ほかのビューアーで開く」というボタンがあります。
これをクリックすると PDF がダウンロードされるので
ローカルで他のソフトを使用して閲覧することができます。
まだ、試験段階の PDF.js ではありますが
実際に使ってみた感じでは
かなりの割合で問題なく閲覧ができました。
興味がある方は使ってみてはいかがでしょうか。
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