こんにちは、さち です。
今回は Audacity でステレオトラックを
左右それぞれ2つのトラックに分離する方法について
書いていきたいと思います。
備忘録の意味合いがかなり強い記事ですが
お役に立てたら幸いです。
ステレオを分離する
上の画像のような「sample」という名前の
ステレオトラックを用意しました。
ステレオトラックは
左右2つのチャンネルで1つのトラックとなっていますが
これを左右1つずつ、2つのトラックに分けてみます。
左右の音量を別々に調整したい時などに役立ちますね。
ただし、この状態では
各トラックは「左」または「右」のみしか音が聞こえません。
PAN(パン)を「L」「R」どちらかに振ってもダメ!
PAN を動かしたい場合は、続いて次項の操作も行いましょう。
トラックのモノラル化
ステレオトラックを分離しただけでは
分離後の各トラックの PAN を動かすことができません。
トラックを「モノラル」にする必要があります。
と言っても作業自体はとても簡単で
「トラック名」をクリック→「モノラル」と選ぶだけ。
これで PAN を自由に動かせるようになります。
「ステレオ分離」→「モノラル化」を一発で完了
ステレオトラックを分離して左右個別に PAN を動かすには
前項2つに書いたとおり2回の工程が必要でした。
しかし、最初から
「トラック名」をクリック→「ステレオからモノラルへ」を利用すれば
左右チャンネルの分離後、各トラックは自動でモノラルになります。
つまり、「ステレオトラックの分離」と「トラックのモノラル化」
この2つの作業を一発でできるわけです。
PAN を動かすのなら最初からこちらを選択しましょう。
「ステレオからモノラルへ」の注意点
「ステレオからモノラルへ」には一つだけ注意点があります。
メニューの「トラック」にも「ステレオからモノラルへ」という
同じ名前の項目があるのです。
しかし、こちらは実行の結果が異なります。
左右のチャンネルが統合され1つのトラックになってしまうのです。
つまり、この2つは
同じ「メニュー名」なのに実行結果が異なります。
非常にややこしいですが
この2つが別物であることを覚えておきましょう。
今回紹介したステレオトラックを分離する方法を使えば
「左右のチャンネルを入れ替える」なんてことも
簡単にできちゃいますよ。
コメント
左右別々に音量の調整をしたかったのでggていたらヒットしました。わかりやすい解説ありがとうございました。