こんにちは、さち です。
以前、簡単に曲をコード(和音)で演奏できるソフト
MIDI Chord Helper(以下:MCH)をについての記事を書きましたが
今回は、その MCH の操作についての備忘録として
下記の内容について書いていきたいと思います。
- 音色を変える
- キー(調)を変える
- パワーコードを使う
- コードの音の高さを変える
- コードの音を止める
では、各項目の詳細について見ていきましょう。
音色を変える
起動直度はピアノの音色が設定されていますが
他の音色に変更(Program Change)することができます。
- 鍵盤右下にある「Send MIDI event」をクリック。
- Command のプルダウンメニューから「0xC0:Program」を選択。
- Program No. で使いたい音色を選択。
- 「Send」をクリックし、ウィンドウを閉じます。
これで音色の変更は完了です。
合わせる曲にピッタリな音色を使用すれば
MCH での演奏が一層面白くなるはずです。
例えば、けいおん!の「ふわふわ時間」は
キーボードなしバージョンも CD に収録されているので
それに合わせて Rock Organ の音色で演奏すると楽しいです。
ちなみに、Command で「Ctrl/Mode」を選択すれば
Reverb などの設定を変更することもできます。
(Microsoft GS Wavetable SW Synth は Reverb の設定不可)
キー(調)を変える
ギターには「カポ」という器具があり
これを使ってキー(調)を変更できるのですが
同じ機能が MCH にもあります。
画面右側にある「Capo」にチェックを入れます。
するとプルダウンメニューが表れるので
変更するキー(調)の数を選びましょう。
数字が一つ大きくなるとキーも一つ上がります。
例えば、Capoが「1」なら「C」を押すと「C#」が鳴り
Capoが「2」なら「C」を押すと「D」が鳴るということ。
Capo には「0」という数値がないので
不要な場合は Capo のチェックを外しましょう。
パワーコードを使う
パワーコードとは「3rd(第三音)」を省略したコードのことで
音を歪ませたギターでよく使われます。
例えば、「C」なら「ミ」を省略した「ドソ」がパワーコード。
3rd(第三音)がないためメジャーとマイナーの区別はありません。
コードの表記では「C5」と書かれます。
MCH でパワーコードを使うには
右側の鍵盤のアイコンをクリックして
「omit 3rd(Power Chord)」を選択すればOK。
「omit」は「省略する」という意味なので
「omit 3rd」で「第三音を省略」ということになります。
他にも「root(根音)」や「5th(第五音)」を省略することも可能。
ちなみに、一番上にある「Auto Inversion」は
使うコードによって音の高さが大きく変わることがないよう
コードを自動的に転回してくれる機能。
通常はチェックを入れておいた方がよいと思います。
コードの音の高さを変える
鍵盤の上にあるスクロールバーを動かすと
鍵盤の位置を変更することができます。
その鍵盤の位置によりコードの音の高さも変わります。
コードの音を止める
MCH では、1つのコードをクリックすると
次のコードをクリックするまで音が鳴り続けます。
この機能のおかげで音が途切れることなく
スムーズに次のコードに移動できるのですが
意図的に音を切りたいときもあるはず。
そんなときは「スペース」キーを押せばOK。
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