この記事での「Intuos」とは
2013年以降に発売された「Intuos Pro」と
2013年より前に発売された「Intuos5」「Intuos4」を指します。
(2013年以降に発売されたエントリーモデルの「Intuos」は含みません)
こんにちは、さち です。
Intuos を購入して
おぉーやっぱり描き味違うなぁ!と喜んで使っていても
実は性能をフルに出し切っていない…。
そんな恐ろしくもったいない事をしないためにも
Intuos の「プロパティ」を確認してみましょう!
「筆圧レベル」が1024段階になっている
初期設定の Intuos は筆圧検知が 1024段階 です。
本来、Intuos(4以降) は2048段階。半分の性能しか出ていません。
これだと Bamboo の筆圧レベルと変わらない!
筆圧レベルが上げれば
微妙な筆圧の変化も読み取ってくれるようになります。
筆圧を 2048段階 に変更してみましょう。
- 「スタート」ボタン→「ワコムタブレットのプロパティ」と進み
左下にある「オプション」をクリック。
- 一番下にある項目の「筆圧レベルの互換性」のチェックを外します。
(チェックが入っていると筆圧が 1024段階 になります)
グラフィックソフトが 2048段階 の筆圧に未対応の場合
不具合が出る可能性があるためこのような初期設定になっているのですが
Photoshop, SAI, Clip Studio Paint などの有名ソフトは対応済みなので
2048段階 で使用してもまず問題はありません。
この筆圧の設定については
Intuos に同梱されている導入解説にも記載があるので
すでに設定済みの人も多いかもしれませんね。
「読取速度」の性能が落とされている
前項の筆圧は設定済みの人も多いと思いますが
「読取速度」の設定は存在を知らなかった人も多いのでは?
私もつい最近まで知りませんでした…。
Intuos(4以降)の読取速度は「200ポイント/秒」ですが
初期設定ではその性能をフルに出し切っていません。
読取速度が上げると
ペンの動きを細かく読み取ってくれるので素早く引いた線もキレイに再現。
細かな描画がしやすくなりますよ。
- 「スタート」ボタン→「ワコムタブレットのプロパティ」と進み
上側にある「タブレット」の Intuos をダブルクリック。
- 初期設定ではタブレットモードが「標準モード」になっています。
- 「文字認識」に変更します。
これで読取速度が今までより向上します。
Intuos のプロパティは一通り確認していたのですが
タブレットモードが読取速度に関係しているとは思わず
ずっと「標準モード」で使っていました。
読取速度の違いによる描き味の変化を実感するには
手ブレ補正を弱め(またはオフ)にして
波線を素速く描くと分かりやすいです。
この設定はマニュアルにも記載がありますが
ワコムとしてはグラフィックソフトでは「標準モード」が推奨のようです。
(私は「文字認識」の描き味の方が好みです)
上位機種のペンタブレットは決して安い買い物ではありません。
せっかく奮発したのですし性能をフルに引き出して活かしましょう。
Intuos を使っている人はプロパティの設定を確認してみて下さいね。
コメント
ほんとだ
今まで1024でやってたけどかなり変わる
ありがとう
ありがとうございます!
すごいためになりました!
Intuos4を十年使ってますが2つとも設定できてませんでした
なまじ致命的でない分、気づかずに使い続けてしまいますね
ありがとうございました