こんにちは、さち です。
ネットをしていると
四隅が暗くなっている写真って見かけますよね。
これは、カメラの撮影条件等が原因で起こる
「口径食」や「ケラレ」という現象。
本来は失敗写真なのかもしれませんが
正常な画像にそれらの現象を編集で加える例も多くあります。
そこで今回は、Photoshop Elements で
四隅を暗くする簡単な編集方法についてまとめていきます。
方法その1 - レンズ補正を使う
レンズ補正を使うと非常に簡単にできます。
- この画像を例に実際の手順を追ってみます。
- 「フィルタ」→「レンズ補正」と進みます。
- 「レンズ補正」ウィンドウが開きます。
- 「ビネット」の「適用量」を「暗く」します。
「中心点」への反映範囲はプレビューを見ながら適当に。
(「グリッド」の非表示はウィンドウ下側のチェックを外す)
- こんな感じになりました。
プレビューで確認しながら調節できるので
初心者でも非常に編集がしやすい方法だと思います。
ちなみに、口径食 や ケラレ のことを
英語では vignetting(ビネッティング) と言うらしいです。
手順「4」で出てきた「ビネット」という項目も
まさにそういう意味なのでしょう。
方法その2 - グラデーションレイヤーを使う
レンズ補正を使う方法よりも手間がかかりますが
後から何度でも修正ができるので
可逆的な編集を行いたい場合はこちらがおすすめ。
- この画像を例に実際の手順を追ってみます。
- 「調整レイヤー」のアイコン→「グラデーション」と進みます。
- 「グラデーション」は、透明~黒 に変化するもの。
「スタイル」は、「円形」。
「比率」は、100%より大きく。
「逆方向」は必要に応じてチェック。
- ちなみに、グラデーションはこんな感じに作りました。
よく分からないという人は参考にどうぞ。
- グラデーションレイヤーを作成したら
レイヤーの不透明度を調節しましょう。
例では 30% にしました。
- こんな感じになりました。
グラデーションレイヤーは後で何度でも修正可能。
追加で他の加工編集をしていくうちに
暗くする量を微調整したくなるのはよくあること。
可逆的な編集を好む人はこちらの方法を使いましょう。
他にも、グラデーションツールを使って
手動で円形グラデーションを描く方法もありますが
上手く中心に描けない、思い通りの範囲におさまらないなど
何度もアンドゥして苦戦することが多いので
あまりおすすめはしません。
画像の四隅を暗くする加工は
簡単でかつ写真の雰囲気を大きく変えられる編集方法なので
ぜひ覚えて使ってみてください。
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