エクセル:参照セルの固定記号「$」を簡単に付ける方法

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こんにちは、さち です。

今回は、「エクセル」で参照セルの固定記号「$」を簡単に付ける方法について書いていきます。

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参照セルを固定する方法(確認用)

まずは、確認のために記号「$」を用いて参照セルを固定する方法ついて書いておきます。わりと有名な方法なのでご存知の方は次項へ進んで下さい。

  1. 例えば、「九九」の表を作ってみましょう。縦横に 19 までの数字を入力して、これらを参照して計算結果を求めます。「1×1」は「A2」と「B1」を掛け算したものなので =A2*B1 と入力。
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  2. 「B2」を全セルにコピーすれば九九の表の完成……とはいきません。計算結果が全然合っていないおかしな表になってしまいました。
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  3. 原因を探ってみましょう。例えば、「24」のセルの内容を見てみます。
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  4. すぐ左の「C3」とすぐ上の「D2」を参照してしまっているため、計算結果が「6」にならないわけです。参照するセルを「1~9」の数字から外れないようにする必要がありますね。
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  5. そこで、記号 $ の出番です。$ はその直後の文字を固定する効果を持つ特殊な文字です。今回の場合、固定して参照したいのは「列A」と「行1」なので、それぞれの文字の前に $ を付け =$A2*B$1 とします。
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  6. 「B2」を全セルにコピーし、無事に九九の表が完成しました。
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例では、$A2 B$1 など行と列どちらか一方だけを固定しましたが、$A$2 のように両方とも固定することも可能です。

参照セルに「$」を簡単に付ける方法

参照セルを固定するとき $ をわざわざ後から追加入力していませんか? 実は、もっと簡単に $ を付ける方法があります。

  1. 参照するセルを選択します。
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  2. F4 キーを押します。すると、セルに自動で $ が付きます。F4 キーを押すたびに $ の付き方が変わります。
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F4 キーの挙動は下記のとおり。行列固定 → 固定 → 固定 → 固定 の繰り返しです。
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F4 キーを使えば、マウスに触れずにキーボードのみで参照するセルを固定できるので、数式入力の効率もグンとアップしますよ。

 

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