こんにちは、さち です。
先日、ソフトバンクが
音声とパケットをセットにした新定額サービスを発表しました。
私はソフトバンクの iPhone を使っているので
新しいプランがどんな内容なのか気になります!
ということで、調べてみました。
KDDI社長「あれ、高いよね」
ケータイWatch によると
2014年4月頃に開始予定のソフトバンクの新プランについて
KDDI(au)の田中社長は「あれ、高いよね」と語ったそう。
au はソフトバンクの新プランを追随するつもりはないそうで
ソフトバンクの新プランは始まる前から終了している感じです。
田中社長の「あれ、高いよね」という発言は本当なのか
検証してみようと思います。
音声定額とパケット定額をパック…?
こちらがソフトバンクの新プランの内容です。
Sパック,Mパック,Lパック と3種類があります。
「3分以内/月50回」というのは
3分以内の通話を月に50回まで無料でかけられるという意味。
連続通話時間,発信回数に制限があるので
音声定額というより無料通話分に近いものですよね。
「音声定額モドキ」なんじゃないかと。
でも、この料金で無料通話も付くならいいかも?
と思いきや、そんなに甘くない!
さらに「専用基本料」というものがかかります。
その料金がこちら。
ソフトバンクのプレスリリースには
『お客さまにシンプルで分かりやすいように
音声定額とパケット定額をパックにした革新的な新サービス』
と書かれていますが、この一文ちょっと怪しい気が…。
別途必要な「専用基本料」という謎の料金。
さらに、音声定額も内容的には無料通話分に近いもの。
果たしてこれは分かりやすいのでしょうか?
私は、回りくどくて紛らわしいと思ったのですが…。
すでに雲行きが怪しいですが
次は既存のプランとの比較をしてみましょう。
やはり値上がりしている
iPhone の一般的なプランで比較してみます。
既存プランは、「ホワイトプラン+パケットし放題フラット」
の組み合わせが一般的かと思います。
新プランは、料金が近くなる(というか最低額になる)
「Sパック」を例にしてみます。
両者の料金を比較してみたものがこちら。
新プランの方が826円高い!
し、新プランは無料通話ついてるから
その分高いんですよ………たぶん…。
ちなみに、パケットし放題フラットの「5,200円」は
「4G LTE定額プログラム」を利用した場合のもので
2年間だけ適用される料金です。
プログラム終了後(3年目以降)は5,700円になります。
それでもまだ新プランの方が高いんですよね。
パケットについては見劣りが激しい
スマホと言えばやはり一番重要なのは「パケット」。
両者のプランを比較してみましょう。
新プラン「Sパック」、見劣り激しいです。
パケット上限は 2GB までとなっており
既存プラン「パケットし放題フラット」より5GBも少ない設定。
現在の 7GB制限 でも足りないという人がいる中
2GB というのは中々厳しい設定のように思えます。
既存プランと同じ 7GB にしようと思うと
Mパック(+1,000円追加)にする必要があります。
また、パケット上限を超えた後の仕様も見劣りします。
高速通信を続けるための料金は既存にくらべ割高です。
既存プランのように低速通信(128kbps)で継続利用も可能ですが
その場合、別途月額300円が必要です。
つまり、追加で300円を払わないと
パケットが定額使い放題にならないわけです。
無料通話分が付くけど通話料は高い
新プランは、音声定額モドキ(無料通話分)がウリに見えますが
一応、既存プラン「ホワイトプラン」も
1時~21時はソフトバンク携帯宛の通話は無料です。
新プランは、(国内の)他社携帯,固定電話への通話も無料対象なので
その点は便利かもしれません。
しかし、3分を超える通話については無条件に通話料がかかるので
通話時間を気にかけながら通話しなくてはいけません。
肝心な通話料は、新プランでは「30円/30秒」となっていて
既存プランの1.5倍も高い設定です。
1回の通話が3分を超えるような人には
新プランは向いていないと言えるでしょう。
まとめ - 新プランは利点が少ない?
以上、両者のプランついて比較した結果
新プランに変更する利点は少ないと思います。
新プランの利点を活かせるユーザは非常に少ないでしょう。
新プランの内容を見る限り
サービスの正式提供開始前から終わりかけた状態。
2014年4月からのサービスの提供開始までに
プラン内容を改良しないと不発に終わりそうな予感です。
KDDI(au)の田中社長の「あれ、高いよね」という発言は
その通りだったと思います。
既存プランについては
新プラン開始後も提供が続くようなので
自分の使い方に合ったプランを選ぶようにしましょう。
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