こんにちは、さち です。
コロナウィルス(以下:コロナ)の変異株を「α(アルファ)」「β(ベータ)」などのギリシャ文字であらわすようになって、しばらく経ちました。
変異株はだんだん増えているようです。
ただ、ギリシャ文字って「アルファ」「ベータ」「ガンマ」「デルタ」くらいしか順番に言えないし、全部で何文字あるのかも知らない……。そんなことで良いのだろうか、いや良くない。
そこで今回は、「ギリシャ文字」と「変異株」について少し勉強してみます。
「ギリシャ文字」の一覧
「ギリシャ文字」はその名のとおりギリシャ語で使われる文字で、アルファベットは全部で24文字あります。(参考までに、英語のアルファベットは26文字です)
「大文字」は英語のアルファベットに似ている文字もあります。ギリシャ文字であることを分かりやすくするには、そのような文字の使用を避ける傾向があります。
ギリシャ文字には理数系で見かけるものが多くあります。「α(アルファ)」「β(ベータ)」「γ(ガンマ)」は放射線、「θ(シータ)」は三角関数(sin, cos, tan)、「π(パイ)」は円周率、「Σ(シグマ)」は数列、「Ω(オメガ)」は電気抵抗で使いますね。
「Ζ(ゼータ)」「ν(ニュー)」はガンダム、「μ(ミュー)」はラブライブ!、「Δ(デルタ)」はマクロスなど、アニメで見かけたものもあります。
ちなみに、「φ(ファイ)」は音楽のコード(和音)で m7-5(マイナーセブンス・フラットファイブ) を意味する記号として使われたりもします。
幸い、一度も聞いたことがない文字は少なく、読み方を覚える苦労はなさそうです。
問題は、24文字の順番です。順番が分かっていないと、コロナの「変異株」がどれくらい増えているのか分からないですし……。覚え方を考えないといけませんね。
「順番」の良い覚え方を知っている人はぜひ教えて下さい。
変異株の種類
本題に戻って、コロナの変異株についても勉強していきます。
ギリシャ文字と変異株
名前を付けられている変異株は2021年11月28日現在で13種類あります。
ギリシャ文字は24文字なので半分以上埋まっている状態ですが、使い切る前にコロナが終息して欲しいと願うばかりです。
ちなみに、初期の頃は最初に確認された「国名」+「株」で変異株を呼んでいましたが、ブラジル・アメリカ・インドのように重複することがあるので、偏見の懸念以外にも実用上の不都合があったようです。
「ν(ニュー)」と「ξ(クサイ)」が使用されなかった理由については、本題ではないので省略します。知りたい人は自分で調べてみて下さい。
危険性が高い変異株
変異株は WHO によって危険性での分類が行われています。最も危険なのが「懸念される変異株」、次に危険なのが「注目すべき変異株」です。
2021年11月28日現在、下記のように分類・指定されています。
これらの分類は固定ではありません。流行など状況によって変化します。
上記に入っていない変異株も、今後の状況によっては追加される可能性もあります。「入っていない=危なくない」ではないので注意。
参考サイト
→ 変異ウイルスの特徴・最新情報 - NHK
→ Tracking SARS-CoV-2 variants - WHO(英語)
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