こんにちは、さち です。
最近、大雨による災害が多く発生しています。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
今回、自分の地域はたまたま被害がなかっただけ。いつかは被災者になる可能性があります。もう少しすると台風がやってきますし、大地震だっていつ起きるか分かりませんからね。
そう思っていても、何の準備もしていない……。
そこで、防災グッズをそろえることにしました。
まずは、「明かり」の確保から。5通りの給電ができる LEDランタン を買ってみます。
ランタンを買う
懐中電灯はたくさん持ってるんですが、ランタンは持っていなかったんです。
以前、停電を経験して分かったんですが、懐中電灯は歩く先を照らすものなので、光が直線的なんです。照明としては使いにくいんですよね。
それで、ランタンを買おうと思ったわけです。
買ったもの
購入したものはこちら。5通りの給電ができる LEDランタン です。私が買ったときは2,280円でした。
「昼白色(白色)」と「電球色(オレンジ色)」がありますが、見やすそうな昼白色を選びました。
「XL911」という型番で色んなショップが同じ商品を売っています。ショップによって 価格・LED の数・付属品が微妙に違うみたいです。
選んだ理由
連続点灯72時間
フル充電で72時間使えます。1回充電すれば3日間使える計算です。長いですよね。
乾電池を含めた色々な給電方法
このランタンを使うのは停電しているときです。色々な給電方法があった方が便利。
晴れた日ならソーラーパネルで充電。緊急なら手回し発電で充電。USBケーブル を使って、モバイルバッテリー・シガーソケットからも充電できます。
また、乾電池(単4×3)があれば、充電をしなくても使用できます。
災害時にどんな環境で過ごすことになるかは分かりません。色々な状況で給電できるのは万一の備えとして安心です。
シンプル
このランタンは、シンプルにランタンの機能しかありません。
例えば、類似品にはラジオも受信できるランタンがあります。荷物は減りますが、このランタンが給電ができなかったり壊れたりすると、「ラジオ」と「明かり」を同時に失います。
災害時に、落として壊れる、ぶつけて壊れる、水没して壊れる。そういうことも考えられるので、リスクを分散するために、あえてランタンの機能しか持たないシンプルなものを選びました。
レビュー(使ってみた感想)
使ってみる
- 届いたものがこちら。外箱は普通のダンボールです。コスト削減を感じます。
- 中身を取り出しました。入っているものは「ランタン」「シガーソケット⇒USB変換器」「USB⇒DCプラグケーブル」「S字フック」「取扱説明書」です。ランタンのサイズは 幅12cm×奥行12cm×高さ25cm、重さは約 570g です。
- ランタンの上部には「ソーラーパネル」が付いていて、これで充電できます。
- 手回し発電機でも充電できます。(使わない時は収納できる)
- 付属の USBケーブル をつなげばモバイルバッテリーから充電可能。付属の変換器を使えばシガーソケットからも充電できます。iPhone などの ACアダプター を使えば、コンセントからも充電できますね。ちなみに、ソーラーと外部電源による充電中は 赤LED(左) が、手回しによる充電中は 緑LED(右) が点灯します。
- 乾電池(単4×3)でも使用できます。乾電池のフタの取り外しに工具は不要です。(他商品でネジ付きのフタになっていて、防災グッズなのにそれは……と思った)
- ランタンの LED は1面に10個×2列が付いています。同じものが三角の形で3面あるので、合計で LED は60個です。(0.5W/個)
- ボタンを押してランタンをつけます。1列(10個)×3面の点灯です。
- もう一度ボタンを押すと、2列(20個)×3面の点灯になります。
価格相応の部分も
なぜか、USBコネクタ もあります。説明書には「使用しません」と書いてありました(他のショップだとここからも充電できそうなことが書いてあった)。まぁ、謎の USBコネクタ の存在は大きな問題ではありません。
一番の問題は、作りが雑なことです。
使わないとは言え、USBコネクタ が歪(ゆが)んでいます。USBケーブルを挿すのに支障がない程度ですが、まぁ雑ですよね。
あと、USBコネクタ の少し上を見ると、バリ(材料を加工する際に発生する突起)があるのが分かります。商品説明に多少のバリがあると書かれていますが、実際は結構多かったです(ヤスリで削ってしまえば大丈夫そうですけど)。
他にも……
- 塗装が雑
- 金属のフレームが歪んでいる
- 小さなキズがある
など、値段相応な部分はあります。
ランタンとしての機能はちゃんとしていますし、価格を考えれば許容範囲ですが、購入する場合はこの点を考慮しておきましょう。
本当に72時間使える?
付属の説明書を見ると、照明時間が1列点灯で「20時間」、2列点灯で「10時間」となっていました。えっ、72時間じゃないの……?(ちなみに、重量も実測で 570g だったのでおかしい)
ということで、実験してみました。
結果からいうと、少しずつ明るさが下がっていくものの、96時間(4日)以上点灯していました。騙されたのかと思いましたが、連続点灯72時間はウソではありませんでした。よかったよかった。
最初は、2列点灯にして実験していたのですが、途中で照明として意味をなさない明るさになってきました。
これはダメだと思い1列点灯に変更してみると、明るさが復活。再び使えるように。このまま、少し暗くなりながらも72時間を経過しました。
実験前の充電は、窓際で1日ソーラー充電しただけだったので、フル充電ではなかったと思います。それでも72時間点灯できたのは感心しました。
また、この実験で、暗闇の中では1列点灯でも十分明るいことが分かりました。
ランタンを使うときは常に1列点灯で良さそうですね。そうすれば、電池も長持ちするでしょうし。
USB で充電してみる
先ほどの実験で充電をほぼ使った後、iPhone の ACアダプター を使って、ランタンを充電してみました。
USBテスター を使って充電中の状態を計測してみると、電流が 0.02~0.03A しか出ていません。ちゃんと充電できているの……?
充電中にランタンの電源を入れると、電流が 約0.06A に上がりました。回路は生きているようです。
説明書の指示どおり8時間充電したところ、2列点灯でもめちゃくちゃ明るくなりました。実験のときは2列点灯だと超暗かったので、充電はしっかりできていました。一安心です。
少ない電流で充電するからこそ、付属のソーラーパネルのサイズでも充電できるのかもしれませんね。
ちなみに、購入したショップの記載説明によると、バッテリーは 4.5V/1200mAh のアルカリ充電式だそうです。
まとめ
5つの給電方法を持っていて、デザインも悪くないと思います。72時間使えるというのも本当でした。
しかし、作りは雑な部分もあって、そこは値段相応という感じ。ただ、ちゃんと使えますし、機能の割りには安かったので、許容範囲だと思います。
前々から、万一の災害に備えて持ち物を整えておかないとと思っていたのですが、やっと1歩目を踏み出しました。これからも、必要なものを買い揃えていきたいと思います。
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