エクセル:ワイルドカードの使い方と「IF」関数でも対応する方法

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こんにちは、さち です。

先日、エクセル(Excel)を使っている時に、*? といった「ワイルドカード」を使いたいことがありました。

「ワイルドカード」が使えることは知っていたんですが、いつでもどこでも使えるわけではないんですね。完全にハマりました。

今回は、エクセルでのワイルドカードの使い方と、「IF」関数でもワイルドカードを使う方法について書いていきます。

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ワイルドカードとは?

ワイルドカードとは、任意の文字をあらわすための記号です。文章だけだと意味が分からないと思うので、簡単に説明します。

ワイルドカードをあらわす記号

エクセルでワイルドカードをあらわす記号は、半角の *(アスタリスク)?(クエスチョンマーク) です。

エクセル ワイルドカード 一覧表

* は0文字以上の任意の文字列、? は任意の1文字をあらわします。

~(チルダ)はエスケープ文字と呼ばれるもので、*? をワイルドカードでなく普通の文字として使いたい時に使います。例えば、~* と入力すると、ワイルドカードではなく普通の文字「*」として扱われます。同様に ~? は「?」です。

* の使用例は下記のとおり。

ワイルドカード アスタリスク 利用例 一覧表

? の使用例は下記のとおり。

ワイルドカード クエスチョンマーク 利用例 一覧表

各表の最終行のとおり、ワイルドカードは数値に対応していないので注意(文字列の「123」ならOK)。

ワイルドカードを使える関数

ワイルドカードを使える場所は「関数」の中だけに限られています。

ただし、ワイルドカードを使える関数は以下の10個だけです。

ワイルドカードを使える関数
  • AVERAGEIF
  • AVERAGEIFS
  • COUNTIF
  • COUNTIFS
  • SUMIF
  • SUMIFS
  • HLOOKUP
  • VLOOKUP
  • MATCH
  • SEARCH

実は、皆さんおなじみの「IF」関数は対応していません。めちゃくちゃ不便ですね。

ちなみに、ワイルドカードは「検索と置換(Ctrl + F)」でも使えますが、前述の表とは若干挙動が異なります。

「IF」関数でもワイルドカードを使う

「IF」関数はワイルドカードに対応していません。そこで、対応している関数「COUNTIF」と組み合わせて使います。

  1. エクセルで下記のような表を作りました。まず、「B列」でワイルドカードに対応した「COUNTIF」関数を使って、「A列」から該当する文字列の個数を数えます。
    エクセル:「IF」関数でもワイルドカードを使いたい
  2. 「かれん」は該当する文字列なので、「COUNTIF」関数の結果が「1」になっています。
    エクセル:「IF」関数でもワイルドカードを使いたい
  3. 次に、「C列」で「IF」関数を使って、「B列」の値が0より大きいかを判断します。これで、「IF」関数でワイルドカードを使ったような状態を作り出せます。
    エクセル:「IF」関数でもワイルドカードを使いたい
  4. 「かれん」だけ「IF」関数の結果が「○」になりました。上手くいきましたね。
    エクセル:「IF」関数でもワイルドカードを使いたい
  5. B列とC列の式を合体して1つにまとめるとこんな感じ。
    エクセル:「IF」関数でもワイルドカードを使いたい

例では、「COUNTIF」関数を使いましたが、ワイルドカードに対応した他の関数を使っても、もちろんOKです。

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