こんにちは、さち です。
今、PC のキーボードには、SteelSeries製 の Apex [RAW] という機種を使っています。
機能に不満はあまりないんですが、打鍵感があまりよくありません。キーを押すときに、斜めに押し込まれてグニュッという軋(きし)む感触があるんですよね……。
そんなことを思いながら、もう3年半以上使ってきました。そろそろ新しいキーボードに替えても良いかなと思い、ロジクール製のゲーミングキーボード「G910r(G910 Spectrum)」を買ってみました。
新しいキーボード
買ったもの
購入したものがこちら。「Logicool(ロジクール)」の G910r(G910 SPECTRUM) です。
ゲーミングキーボードですが、ゲームをする予定はまったくありません。これまで通り、ブログを書いたり、自作サイトのコーディングに使います。
スペック
キースイッチ | Romer-Gタクタイル(ロジクール独自のメカニカル) |
---|---|
キー配置 | 108キー日本語レイアウト |
マクロキー | 9キー×3レイヤー |
キーカスタム | Gキーのみ |
同時押し | 最大26キー |
アンチゴースト | 対応 |
バックライト | 約1680万色 |
接続 | 有線(USB) |
キーピッチ | 19mm |
押下圧 | 45.0±20g |
ケーブル長 | 1.8m |
重量 | 1450g |
サイズ | 幅505.5×奥行209.7×高さ35.5mm |
選んだ理由
もともと、前からこのキーボードを家電量販店で触った時に、打鍵感が良いなと思っていました。
ただ、その頃は「G910」という機種で、非常にゲーミング的なデザイン。キートップの形状も独特でカクカクしていました。
『マクロキー(Gキー)が使える上に、打鍵感も好みなんだけど、デザインが奇抜すぎる。値段もちょっと高いな……』ということで、その時は購入をしませんでした。
デザインが不評だったのか、しばらく経って落ち着いたデザインの G910r が改めて登場しました。しかし、約2万円近い価格にためらってしまい、結局見送りました。
先日、たまたま G910r を見ると、いつの間にか後継機種が出たようで、価格も13,000円まで下がっていました。
『ブログで大量に文字を打ってるし、キーボードの打鍵感は大事。ちょっと高めのキーボードを使っても良いんじゃない?』と自分を説得。この価格なら……と思い切って買いました。
レビュー(使ってみた感想)
開封
- 届いたものがこちら。
- ロジクール独自の ROMER-G タクタイルスイッチ(メカニカル)です。茶軸のような打鍵感だと思います。
- 箱から取り出すと、また箱。ちょっと高めの製品によくある、箱 in 箱です。
- 中身を取り出しました。「キーボード本体」「保証規定」「保証書」「取扱説明書」です。ちなみに、保証期間は2年間です。
- 裏の爪を立てることで、キーボードの傾きを大きくすることも可能です。私は傾きが欲しいので、立てて使用します。
キーの特徴
文字キー
文字キーのキートップには「かな」の印字がなく、「アルファベット」だけになっています。
普段、文字はローマ字入力なので「かな」の印字を見る機会がほとんどなく、無駄にスペースを取っているなと感じていました。
「かな」が消えたことで、アルファベットの印字が大きくなり、スッキリと見やすくなりました。
メディアキー
キーの右上部分にはメディアキーがあり、ここで動画や音楽などメディアプレイヤーを操作できます。写真では、キートップのマークが見にくいですが、PC に接続するとバックライトが光るのでハッキリと見えます。
音量はホイール式でクルクル回ります。ホイールは、少し回すだけでも結構大きく音量が変わります。
メディアキーはカスタマイズできません。使用するプレイヤーアプリによっては使えないことがあるので注意。
マクロキー
「Gキー」というマクロ用のキーがあり、これらをカスタマイズできます。Gキー は、左端に5個(G1~5)、左上部に4個(G6~9)あります。
また、左上には「Mキー」が3個あり、それぞれのキー毎に Gキー の内容を変更できます。つまり、Gキー9個×Mキー3個=27個のマクロキーを使用できます。
さらに、Gキー はアプリ毎に違う内容を設定できるので、マクロキーの数が足りない状況はほとんど起きません。
ちなみに、「MR」キーを使うと、その場で Gキー にマクロを記録できます。
その他のキー
「ゲームモード」のオン/オフ、「バックライト」のオン/オフができるキー(ボタン)があります。
「ゲームモード」をオンにすると、指定したキーが無効になります。要するに、ゲーム中に誤爆したら困るキー(例えば、 キー)をあらかじめ指定して、無効にできる機能です。
打鍵感
以前使っていた Apex [RAW] は、キーのグラグラが大きく、押した時もグニュッと斜めに傾いてキーが入っていく感じがありました。それと比べると、段違いに良いです。
ただ、気になる点がまったくない訳ではないです。
まず、キーを押した時に、金属を叩いた残響音のようなものが少しあります。ザワザワした環境だと分からない程度ですが、静かな環境では意外と聞こえます。
ちなみに、公式の説明に「静音」という記載がありますが、赤軸並みに静かかというとそうではなく、茶軸レベルです。通常のキーボードくらいあると思います。
あと、キーのグラグラは思ってたよりはありました。Apex [RAW] より全然良いし、実用に問題ない程度ですが、欲を言えばもう少しカッチリしてて欲しかったです。
とはいえ、総合的に見れば全然合格点です。打鍵感は良いですし、このブログの文章を書くのも楽しいです。
専用ツール
ロジクールの専用ツール「Logitech Gaming Software(以下:LGS)」を使うことで、キーボードを色々カスタマイズができます。
- 公式ページからダウンロードするんですが、アクセスすると最初は 32-bit 版が表示されました。私の PC は 64-bit版 の Windows 10 なので、これで良いのか悩みました。
- 一応、手動でも検索してみます。下部にある「すべてのダウンロードを表示」をクリックして、「Windows 10」を選びます。
- すると、同じバージョンの 64-bit版 を発見。こっちをダウンロードしました。32-bit版 が先に表示されるのは何か理由があるんでしょうか。
- LGS の画面はこんな感じ。このアプリから、「Gキー」「バックライト」などのカスタマイズができます。
最近は「Logicool G HUB」という専用ツールに移行されつつあり、こちらでも同様の操作ができます。LGS からのデータ移行もできます。
「キー」のカスタマイズ
マルチキー入力(複数キーを用いた一連の入力)を後から追加・挿入・変更できたりして、この辺は前機種よりも扱いやすいです。
マクロキーには、アプリ(実行ファイル)の以外にも色々な形式のファイルを指定でき、開くことができます。
ただし、カスタマイズできるキーは「Gキー」だけです。それ以外のキーはできません。
以前使っていた Apex [RAW] はすべてのキーをカスタマイズでき、Num Lock キーを : キーに置き換えて時間入力の省力化をしていました。それができなくなったので、少し不便です。
別途、ロジクール以外のアプリを使えば解決できるとは思うんですが、そこまでするのは面倒で気が進みません……。
バックライト
バックライトは、初期設定だとレインボーが左から右に流れます。キレイでインパクトがありますが、実用性はまったくありません。鬱陶しいので早急に LGS でカスタマイズする必要があります。
バックライトには、色々な指定方法がありますが、複数のキーをグループに分類して色を指定できる「ゾーン」が一番扱いやすいです。
キーを機能別に色分けしました。眩しくないように、色は少し暗めです。ちなみに、「白」を作るためにRGB値をすべて最大にすると青白いので、少し赤を強めにして補正しました。数字キーの色分けはお遊びです。
実際の見た目はこんな感じです。実用性を優先したのに結構ハデになってしまいました。
ちなみに、バックライトの色はプロファイル毎にも指定できるので、アプリ毎に配色を変えるなんて事もできます。
まとめ
打鍵感は明らかに前機種よりも良くなりましたし、バックライトが自由に変えられることで、キーの判別がつきやすくなり、操作ミスも減りました。
まったく不満がないわけではないものの、総合的に見ればとっても満足しています。
1万円以上するキーボードをはじめて買ったので、贅沢(ぜいたく)したなという思いはありますが、これで、自作サイトのコーディングもはかどるかも……しれない?
G910r は、後継機種が出て価格が下がっているので、今後製造終了になる可能性もあります(実際、販売店舗が減り、ロジクール公式では売り切れ)。欲しい方はお早めにどうぞ。
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