こんにちは、さち です。
先日、PC の性能を計測しました。新しい PC を買ったわけでもないのに、どうしてそんなことをしたのかというと、実は「グラフィックボード(GPU)」を買ったからです。
「グラフィックボード(以下:グラボ)」を使う「前」と「後」でどれくらい変化するのか? それが知りたくて、グラボなしの状態を計測しておいたわけです。
無事グラボが届いたので、早速 PC に取り付けていきます。
買ったもの
選んだ商品
仮想通貨マイニングによる需要も落ち着いてきて、だいぶ値段が下がってきたこのタイミングでグラボを買うことにしました。(半導体不足・円安・ロシア情勢などで、また値上がりそうだし)
購入したグラボは NVIDIA の「GeForce RTX 3060(以下:RTX 3060)」です。
「Palit」という台湾メーカーのものを買ったんですが、扱っているショップが少ない(ドスパラ限定?)らしく、「Amazon」で買おうとするとクッソ高いです。
「RTX 3060」の現在の相場は5~6万円台なので、Amazon で適正価格なのはこの辺りかと思います。
もう少し性能が落ちてもいいから安くしたい場合は、「RTX 2060」くらいが良いかもしれません。
ちなみに、グラボには LHR 版があるんですが、これはマイニングに使えないよう対策されているものです。グラフィック用に使う分には問題ありません。最近のグラボは、LHR 版と明記されていなくてもマイニング対策済みのものが多いようです。
選んだ理由
「NVIDIA」が無難
グラボには、NVIDIA(エヌビディア) の「GeForce(ジーフォース)」と、AMD の「Radeon(レイディオン,ラデオン)」があります。
CPU でいう Intel の「Coreシリーズ」と、AMD の「Ryzen(ライゼン)」の関係みたいなものと思えば大体合ってます。
グラボのシェアが多いのは「NVIDIA(GeForce)」なので、トラブルが出にくいのも必然的に「NVIDIA(GeForce)」ということになります。
今回はグラボ初体験なので、無難な「NVIDIA(GeForce)」を選びました。
「GTX」でなく「RTX」
「GeForce」には、「GTX」シリーズと「RTX」シリースがありますが、違いは「リアルタイムレイトレーシング」に対応しているかどうかです。
「レイトレーシング(ray tracing)」とは、「光(ray)」と「跡を追う(tracing)」という名前のとおり、光の射し込み・反射・屈折を再現する技術。それをリアルタイムで処理するわけです。
簡単に言えば、「RTX」シリーズは リアルでキレイな映像を描画できるということ。
レイトレーシングに対応しているのは「RTX」シリーズで、今後は「RTX」シリーズが主流になっていくと思われます。
予算の限界
グラボは高性能なものだと数十万円するので、上を見たらキリがありません。
もちろん私にそんな財力はないので、予算を5万円くらいと決めて「RTX 3060」を選びました。
実際の商品
- こちらが実際に届いた「RTX 3060」です。
- 中身を取り出しました。本体の外観(取り付け時の下面)はこんな感じ。カバーはプラスチックで高級感はないです。空冷ファンは2つ付いています。
- 出力は「DisplayPort 1.4a」が3つ、「HDMI 2.1」が1つです。
- 「GeForce RTX」のロゴです。ロゴは LED で光り、色を変えられます。私の PCケース はカバーが透明ではないので、光っても見えないですけど……。
- ファンの裏側(取り付け時の上面)はこんな感じ。
グラボを PC に取り付ける
- PCケース のカバーを外しました。PCカバー の背面に向かって直線状に伸びているコネクタが「PCI Express(以下: PCIe)」スロットです。ここにグラボを取り付けていきます。今回は下のスロットに付けます。
- PCケース 背面の「拡張スロット」カバーを外します。ここにグラボの「出力ポート」が来るので、サイズに合わせて必要なスペース分だけ外します。今回は2枚外しました。
- PCIe スロットの「ツメ」を押し下げて開けます。
- グラボの端子を PCIe スロットに挿し込みます。「ツメ」が自動で起き上がってくるので、「カチッ」と音がするまで挿し込みます。
- PCケース の背面(拡張スロット)に、グラボの「出力ポート」が出ていることを確認。
- 拡張スロット部分をネジで止めます。
- グラボに「補助電源」コネクタがあるので、ここに電源ケーブルを挿し込んでいきます。挿し忘れることが多いので注意。
- 電源ケーブルはこんな感じで、端子が6ピンと2ピンに分かれています。
- ピンを合体させて8ピンにしてコネクタに挿し込みます。
- これでグラボの取り付けは作業は完了です。……が、動作確認ができるまで PCケース のカバーはまだ閉めません。
- 「ディスプレイ」のコード(HDMI や DisplayPort)をグラボの出力ポートの方に挿します。これまで通りにマザーボードの方に挿すと、グラボ買った意味がないので本当にマジで絶対に注意。
- PC の電源オーーーン!! グラボが光ってるので接続はできていそうです。(PCケース のカバー閉じたら見えなくなるので消しちゃうけど)
ということで、グラボの【取り付け編】はここまでです。
グラボ取り付け後に初めて PC を起動すると、画面の汚さ(低解像度)にビビりますが、仕様なので安心しましょう。
次回は、グラボのドライバーをインストールしたり、グラフィック性能がどう変わったかを測定をしていきます。
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