こんにちは、さち です。
2022年9月13日から、「iOS 16」の配信がスタートしました。
早速アップデートしてみたので、iOS 16 の新機能について書いていきます。
ホーム画面
バッテリー残量を「数値」で表示
全画面 iPhone で、バッテリー残量を数値(%)で表示できるようになりました。
ただし、この機能は「12 mini」「13 mini」では使用できません。なんで……?
「数値」表示にすると、電池アイコンの残量の「アニメーション」が無効になってしまうので、"思ってたのと違う"感があります。
使用する方法は、こちらの記事で紹介しています。
「検索」ボタンが登場
ホーム画面の下部に「検索(Spotlight)」ボタンが表示されるようになりました。
これをタップすると、「iPhone 内」「辞書」「ネット」などを検索できる画面が表示されます。
ちなみに、ホーム画面で下向きにスワイプしても同じ画面を表示できます。(この操作は iOS 15 以前から可能)
「検索(Spotlight)」ボタンがいらない場合は、こちらの記事で紹介している方法で、iOS 15 以前のような「(ホームの)ページ表示」に戻せます。
ロック画面
「フォント」や「文字色」の変更
ロック画面(と通知センター)の時刻の「フォント」や「色」を変えられるようになりました。
また、「被写界深度エフェクト」を有効にすることで、壁紙にある被写体を時刻の上に重ねることができます(上図のヒマワリを参照)。立体感が出て面白いですが、時刻が少し見にくくなります。
これらのロック画面の構成は複数作っておくことができ、状況によって切り替えられます。
切り替えは、ロック画面(または通知センターの画面)を長押しするとできます。(「集中モード」の切り替えも可能)
「ウィジェット」の配置
ロック画面の時刻の下に「ウィジェット」を配置できます。
配置できるスペースは1行(4×1)だけです。ウィジェットは「2×1」と「1×1」のサイズがあり、「4×1」に収まるように組み合わせて配置できます。
個人的には、次に鳴る「アラーム」を表示する機能が復活したのが嬉しいです。
写真
「非表示」「削除済み」のプライバシー強化
「非表示」「最近削除した項目」のアルバムに、「認証(認証)」が掛かるようになりました。
「非表示」にするような内容なら、確かに「認証」が必要な方が安全かもしれませんね。
この機能が不要の場合は、下記の記事の方法で無効にできます。
「画像」から文字を抽出する
「画像」から、日本語を含む文字を抽出できます。
実は、この機能自体は iOS 15 からありましたが、「英語」のみの対応でした。iOS 16 になって「日本語」にも対応して、使いやすくなりました。
この機能の使い方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
自動切り抜き
「画像」の被写体(人物・物など)を、簡単に切り抜きできます。
切り抜くには、被写体を「長押し」するだけです。白く光っている範囲が切り抜かれた部分です。
精度は意外と良く、雑コラを作るのに役立つと評判です。
吹き出しのメニューで、「コピー」を選ぶと他のアプリに直接コピペできます。切り抜いた画像を保存したい場合は、「共有」からできます。
キーボード
操作した時に振動を返す
キーボードの操作をした時に、「振動(触覚)」を返せるようになりました。
例えば、「あ」を3回タップして「う」が入力されるような「トグル入力」を使っている場合、何回タップしたかが感覚的に分かりやすくなります。
この機能を有効にする方法は、こちらの記事で紹介しています。
Safari
タブを固定(ピン留め)する
Safari で開いているタブを「固定(ピン留め)」できるようになりました。
固定したタブは、一番上に表示されるようになり、すべてのタブを閉じる操作をしても閉じられなくなります。
固定するには、タブを開いてた状態で「URL」を長押し→「タブを固定」とするか、タブの一覧で「タブ」を長押し→「タブを固定」でできます。
その他の新機能
【ロック画面】 横持ちでも Face ID に対応
iPhone を横向きに持っている時でも、Face ID の認証ができるようになりました。
ただし、対応している機種は「13」以降です。
「マスク」をしていると、横持ちでの Face ID はできないという情報もあります。(私は「12」なので検証できない)
【写真】 重複した画像を自動検出
iPhone 内に保存された画像から、重複したものを自動検出して表示してくれます。
「写真」アプリ→「アルバム」タブ→「その他」にある「重複項目」として表示されます。(重複した画像がない場合、項目自体が表示されない)
ちなみに、重複の自動検出にはしばらく時間がかかるようです。
【写真】 「メモリー」と「おすすめの写真」をオフ
「写真」の「For You」「ウィジェット」などで、「メモリー」「おすすめの写真」が自動的に表示するのを止められるようになりました。
設定操作は、「設定」アプリ→「写真」→「おすすめコンテンツを表示」をオフにすればOKです。
【カメラ】 ポートレートで前景をぼかす
ポートレートモードでの撮影で、前景にある被写体をぼかせられるようになりました。
ただし、対応している機種は「13」以降です。
【OS】 緊急セキュリティ対応
セキュリティに関する重要なアップデートが、iOS のアップデートとは別に、自動で適用されるようになります。
何らかの理由で「緊急セキュリティ対応」によるアップデートを取り消したい時は、「設定」アプリ→「一般」→「情報」→「iOSバージョン」から削除できます。
【画面】 常時表示
ディスプレイを常時表示できるようになりました。対応機種は「14 Pro」です。(デフォルトで常時表示はオンになっている)
リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)を 1Hz(ヘルツ) まで落とすことで、常時表示でもバッテリー消費は抑えられています。
ただし、画面を下に向けて机などに置いた時、カバンやポケットに入れた時などは、自動的に常時表示が無効になります。
無効にしたい場合は、「設定」アプリ→「画面表示と明るさ」→「常にオン」をオフにします。
【メッセージ】 iMessage の「編集」「送信取消」
「メッセージ」アプリで送った iMessage の本文を長押しすることで、「編集」「送信取消」ができるようになりました。
「編集」は送信後15分まで最大5回、「送信取消」は送信後2分までできます。
どちらの場合も、その操作をしたことが相手に通知されます。
【eSIM】 クイック転送
新しい iPhone に機種変更するときに、「eSIM」の設定を簡単に移行(クイック転送)できるようになりました。
対応機種は、「XS・XR」以降、「SE」
2022年9月現在、「クイック転送」に対応しているのは「au」「楽天モバイル」だけですが、今後「ドコモ」「ソフトバンク」も対応していくと思われます。
格安SIM は「eSIM」が使える場合でも、「クイック転送」には対応していないことが多いです。
ちなみに、「クイック転送」は eSIM を自動で再発行する仕組みなので、再発行手数料がかかることがあります。
iOS 16 での動作確認
iOS 16 でアプリが動作するか確認してみました。ただし、各アプリを長時間触ったわけではないので、一部に不具合がある可能性もあります。参考程度の情報として利用して下さい。
動作するアプリ
生活
- Google Maps
- Yahoo!天気
- Yahoo!防災速報
- Timetodo(リマインダー)
連絡,SNS
- LINE
- Spike(メールクライアント)
- Hel2um
ブラウザ
- Firefox
- Chrome
ゲーム
- ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル
- ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS
- ゴシックは魔法乙女
- 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-
画像
- モザイク
- 集中線!
動画
- YouTube
- VLC
- どこでもDIGA(DIGA用アプリ)
ストレージ
- Dropbox
- Google フォト
その他
- ミラカメラ(無音カメラ)
- Excel
通話・データ通信
iPhone 12 で「日本通信SIM(ドコモ回線)」を使用していますが、「モバイル通信」「通話」ともに問題なく使用できています。
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