こんにちは、さち です。
先日、新製品の iPhone「14」が発表されました。予約は2021年9月9日から開始、発売は1週間後の9月16日で、すぐそこに迫っています。(「14 Plus」のみ10月7日発売)
そこで今回は、新しい iPhone「14」が、既存の機種(「13」「SE」)からどう進化して、どのような違いがあるのか、確認してみます。
iPhone「14」は何が進化したのか?
見た目・サイズの比較
iPhone「14」の高さ・幅のサイズは、「13」とまったく同じです。
カメラの配置は「13」と同じですが、レンズは微妙に大きくなっています。そのため、「13」のケースを「14」で使うことはできなさそうです。
本体の厚みが少しだけ増えていますが、これもカメラの大型化が理由だと思われます。
スペック比較表
下記の表で、iPhone「13」から「14」で変化したところを赤色の文字で表示、「14 Plus」と「14」で違うところを緑色の文字で表示しています。
※ 価格は Apple オンラインストア での税抜価格(2022年9月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「14」との差額
円安の関係上、iPhone の底値自体が上がってしまい、「14」シリーズは最安でも約12万円からになってしまいました。上位機種の「Pro」シリーズ並みの価格になってしまったので、「14」の購入を見送る人が増えそうな予感がします。
ちなみに、iPhone「14」の登場により旧型の値下げが行われ、「13」は1万円 、「13 mini」は7千円安くなりました。(ただし、2022年7月に円安による値上げが行われたため、発売当時よりは高い)
「SE」の価格に変更はありません。
「14」で変更された点
iPhone「13」から「14」で主に進化したところは下記のとおり。
- 6.7インチの「14 Plus」の登場
- 「mini」の廃止
- 新色「パープル」の登場
- Deep Fusion を進化させた「Photonic Engine」
- シネマティックモードの「4K」対応
- インカメラの進化
- バッテリー持ちが向上
まず、一番大きな変更点は「8」以来の大画面シリーズ「Plus」の復活です。反対に、コンパクトな「mini」シリーズは廃止されました。
これまで、フル画面の iPhone で大画面を選ぶには「Pro Max」しかありませんでしたが、最上位機種で高額のため、大画面のためだけに選ぶのは微妙でした。
「14 Plus」が追加されたことで、「14」から1.5万円の追加で大画面を選択できるようになりました。
また、新色「パープル」が登場しました。「12」にも一度登場した「パープル」ですが、そちらよりも淡い色になっています。
カメラは、「Photonic Engine」「シネマティックモード」など色々と進化しています。また、画素数は12MPから変化はありませんが、F値が向上したので、より明るい写真を撮れます。
「Photonic Engine」は、露光時間が異なる複数の写真を合成する「Deep Fusion」を画像圧縮前に行うことで、高画質化する技術です。
インカメラは、「オートフォーカス」に対応しました。また、こちらもF値が向上したので、より明るい写真を撮れます。
チップは、「A15」のままで変更されていません。ただし、「GPU」の数は増えていて、「13(4コアGPU)」ではなく「13 Pro(5コアGPU)」と同等の性能です。
どれを選べばいいか
「14」がおすすめな人
「最新機種」「バッテリー持ち」「ほどよい画面サイズ」が欲しい人は「14」がおすすめです。
「14 Plus」がおすすめな人
「大画面」が欲しい人は「14 Plus」がおすすめです。性能は「14」と同じですが、画面サイズは「Pro Max」と同じ「6.7インチ」です。
「13」「12」がおすすめな人
「全画面の iPhone」「低価格」が欲しい人は「13」「12」がおすすめです。「14」のチップは「13」と同じ「A15」なので、性能差も少ないです。また、「12」は「14」より2万円ほど安く買えます。
「13 mini」がおすすめな人
「14」には「mini」がなく、現存する「mini」シリーズは「13 mini」だけになりました。「15」が出るときには「mini」シリーズが完全に消えると思います。欲しい方は「13 mini」を確保しておきましょう。
「SE」がおすすめな人
「ホームボタン」「とにかく低価格」が欲しい人は「SE」がおすすめです。画面は小さいですが、「13」と同じ性能でありながら7万円を切る価格で買えます。
iPhone「14 Pro」は何が進化したのか?
見た目・サイズの比較
iPhone「14 Pro」は、「13 Pro」よりも高さが大きくなっています。逆に、「14 Pro Max」は、「13 Pro Max」より高さ・幅は微妙に小さくなっています。
インカメラ部分の「切り欠き」は、Dynamic Island と呼ばれる「パンチホール」型に変わり、省スペースになりました。
「14 Pro」「14 Pro Max」ともに、厚みは少し増えています。カメラの性能が向上しているので、その分カメラが大きくなったのが原因だと思われます。
画面上部のインカメラ部分は、「切り欠き」から Dynamic Island と呼ばれる「パンチホール」型に変わり、サイズも小さくなっています。
スペック比較表
下記の表で、iPhone「13 Pro」から「14 Pro」、「13 Pro Max」から「14 Pro Max」で変化したところを赤色の文字で表示しています。
※ 価格は Apple オンラインストア での税抜価格(2022年9月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「14 Pro」との差額
円安の関係上、iPhone の価格が全体的に上がってしまい、「14 Pro」シリーズは最安でも約15万円からになりました。
ちなみに、iPhone「14 Pro」「14 Pro Max」の発売によって、旧型の「13 Pro」「13 Pro Max」は生産が終了されました。店舗にある在庫限りなので、欲しい方は早めにゲットしましょう。
「14 Pro」で変更された点
iPhone「13 Pro」から「14 Pro」で主に進化したところは下記のとおり。
- 新色「ディープパープル」の登場
- 「切り欠き」から「パンチホール」に変化
- 「光学手ぶれ補正」が強化
- Deep Fusion を進化させた「Photonic Engine」
- シネマティックモードの「4K」対応
- インカメラの進化
- 「チップ」の性能向上による高速化
- バッテリー持ちが向上
まず、新色「ディープパープル」が登場しました。「14」の「パープル」とは異なり、暗く落ち着いた紫色になっています。
インカメラ部分の「切り欠き」は、Dynamic Island と呼ばれる「パンチホール」型に変わりました(「14」は「切り欠き」のまま)。「切り欠き」よりも省スペースになり、周囲に「通知」などの表示が行われるようになります。
カメラは、「14」の「Photonic Engine」「シネマティックモード」に加えて、「光学手ぶれ補正」が第2世代に進化しています。
「広角」「超広角」のF値がカタログ上の性能で落ちていますが、「広角」は解像度が 12メガピクセル から 48メガピクセル になり、ピクセルビニング(2×2ピクセルを1ピクセルとして扱う技術)を利用できます。単純に写真が暗くなるわけではありません。
インカメラは、「14」と同じく「オートフォーカス」に対応し、F値が向上してより明るい写真を撮れます。
チップは、「A16」に進化しています。ただし、アップル自体がチップの性能向上はあまりアピールしておらず、一部の情報では「13 Pro」の「A15(5コアGPU)」とほぼ同等と言われています。
価格は「14 Pro」が約15万円から、「14 Pro Max」が約16.5万円からで、円安の影響を受けいつもよりも高価格になっています。
「14 Pro Max」の価格は、「14 Pro」より1.5万円高い設定になっています。
「14 Pro」と「14」の違い
下記の表で、iPhone「14 Pro」と「14」、「14 Pro Max」と「14 Plus」で異なるところを赤色の文字で表示しています。(同じ項目は、なるべく省略してあります)
※ 価格は Apple オンラインストア での税抜価格(2022年9月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「14」との差額
「14 Pro」と「14」の主な違いは、「カメラ」の性能差です。過去の機種でも同じ傾向でしたが、その傾向がさらに強くなっています。
ちなみに、画面のサイズは「14 Pro Max」と「14 Plus」、「14 Pro」と「14」がそれぞれ同じインチ数ですが、画素数は微妙に違います。肉眼では判別できない程度の違いですが、ウェブサイトやアプリの制作時は注意が必要かもしれません。
「14 Pro」「14 Pro Max」と「14」「14 Plus」の価格差は3万円です。
どれを選べばいいか
「14 Pro」がおすすめな人
「最新機種」「高性能カメラ」「ほどよいサイズ」が欲しい人は、「14 Pro」がおすすめです。本体・画面のサイズは「14」と大体同じです。
「14 Pro Max」がおすすめな人
「最新機種」「高性能カメラ」「大画面」が欲しい人は、「14 Pro Max」がおすすめです。本体・画面のサイズは「14 Plus」と大体同じです。
全機種の「容量」「価格」まとめ
※ 価格は Apple オンラインストア での税抜価格(2022年9月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「14」との差額
コメント
「13」から「14」で変化したところの輝度1200ニトが色が赤色になってますが同じですよ〜
知らせて頂きありがとうございます。修正しました。