こんにちは、さち です。
先日、新型 iPhone SE 第3世代 が発表されました。発売日は3月18日。すぐそこに迫っています。
そこで今回は、iPhone SE 第3世代 が既存の機種(「SE 第2世代」「13」「13 mini」)とどこが違うのか、調べてみます。
「SE 第3世代」は何が進化したのか
「SE 第3世代(以下:SE3)」を、一つ前の世代の「SE 第2世代(以下:SE2)」と比較しつつ、全画面型(ホームボタンなし)のお手頃機種「13」「13 mini」とも比較してみます。
外観(見た目)
「SE3」の外観は「SE2」とほぼ同じ。アウトカメラの数も1つのまま変化はありません。
カラーバリエーションも「SE2」とほぼ同じ。カラー名こそ違いますが、色の系統は同じです。「13」よりカラーが少ないですが、ベーシックな「白(スターライト)」「黒(ミッドナイト)」はあるので、どうしても欲しい色がある訳でなければ、大きな問題ではないです。
ちなみに、「SE3」の発表と同じタイミングで「13」「13 mini」には新色の「グリーン」が追加されています。
スペック(性能)
比較表
下記の表で、iPhone「SE2」から「SE3」で進化したところを赤色の文字で表示しています。
また、iPhone「13」と「SE3」で異なるところを緑色の文字にしてあります。
容量については、「SE2」にも以前は 256GB があったのに生産を終了したという経緯なので、進化というよりは復活ですね。あと、少しだけ(4g)ですが軽くなりました。
※ 価格は Apple オンラインストア での税込価格(2022年3月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「SE3」との差額
「SE3」の価格は約5.8万円からなので、「13」と比べてリーズナブル。同じ容量でも約3.5万円安く買えるのは大きいですね。価格的には「13」から約35%オフです。
ただ、最安値については、「SE2」の 64GB が約5万円だったので、「SE3」の方が約8,000円高くなっています。
「SE3」と「SE2」の比較
「SE2」から「SE3」で進化しているところは下記のとおり。
- 「チップ」の性能向上による高速化
- 「5G」に対応
- 「カメラ」の性能向上
- 「バッテリー」持ちが向上
やはり、目立つのは「チップ」の性能向上でしょうか。それに伴って、「Deep Fusion」「フォトグラフスタイル」も使えるようになりました。
ちなみに、「DeepFusion」は、写真を撮るときに自動で何枚も撮って、合成してキレイな1枚の写真を作り出す機能。「フォトグラフスタイル」は、ファインダー画面(撮影前の画面)の段階で写真の色味(フィルター)を細かく変えられる機能です。
しかし、「ナイトモード」には対応していません。少し残念です。
また、ついに「5G」に対応しました。少しずつ拡大している 5G 対応エリアでは通信速度が向上します。
「バッテリー」持ちが向上していますが、これも「チップ」の性能向上(省電力化)によるものなのかもしれません。
「SE3」と「13」の比較
「SE3」と「13」で違うところは下記のとおり。
- ホームボタンがあり「指紋認証」が使える
- 約5.8万円から買える「お手頃さ」
- 同じ 5G でも「通信速度」が少し遅い
- 「カラーバリエーション」が少ない
- 「防水性能」が少し低い
- 「カメラ」の性能が低い
- 「バッテリー」持ちが短い
一番大きな違いは「ホームボタン」があること。そのため「指紋認証」も使えます。「指紋認証」を望む人も結構いるので、この先も「SE」シリーズには「指紋認証」を残すのでしょうか。
「SE3」も 5G に対応していますが、「2×2 MIMO(ツーバイツー マイモ)」です。簡単に言うと、「2×2 MIMO」は2つのアンテナで基地局と通信する方式のこと。「13」は「4×4 MIMO」なので4つのアンテナで通信します。つまり、同じ 5G でも、「13」より通信速度が遅い可能性があります。
防水性能は、IP67。「13」が IP68 なので少し劣ります。違いは耐えられる水深です。「SE3」でも水深1m程度の水没には耐えられるので、あまり気にしなくて大丈夫です。
カメラの搭載は、アウト/イン共に1つ。「13」はアウトが2つで超広角が使えますが、「SE3」は広角だけ。「13」よりも撮影できる範囲が狭いです。インカメラのピクセル数も 7メガ で、「13」の 12メガ よりも少なく、自撮りの画質が落ちます。また、ナイトモードがないので、暗い場所では写真がキレイに撮れない可能性があります。
バッテリー持ちは、ビデオで15時間・オーディオで50時間です。「13」はビデオで19時間・オーディオで75時間なので、それぞれ4時間・25時間バッテリー持ちが短いです。ビデオ・オーディオを使うことが多い場合は、気をつけて下さい。
逆に言えば、これらのことが気にならなければ、約5.8万円というお手頃価格で買える「SE3」は非常にコスパの良い機種だと言えます。
どれを買えばいいか
iPhone SE (第3世代) がおすすめな人
「ホームボタン」が欲しい、「出費」を抑えたい人は、「SE3」がおすすめです。
カメラとバッテリーの性能がやや下がりますが、全体の機能的としては十分なので、5.8万円からというお手頃価格なのは大きな魅力です。
ちなみに、「SE2」は生産が終了しています。大手キャリア3社では在庫処分によって安く手に入れられる可能性があります。欲しい人は狙ってみるのも良いかもしれません。
iPhone 13 がおすすめな人
「高性能カメラ」「長時間バッテリー」が欲しい人は、「13」がおすすめです。
ただし、カメラ性能は「13 Pro」の方がさらに上です。カメラを重視している場合は、そちらも検討してみて下さい。
全機種の「容量」「価格」まとめ
※ 価格は Apple オンラインストア での税込価格(2022年3月時点)
※ 下の数値は同じ容量の「SE3」との差額
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