こんにちは、さち です。
先日、キーボード(楽器の方)を買おうと思って選んでいたんですが、鍵盤の数がいくつのものにしようかすごく悩みました……。
今回は、そのときに調べたことについてまとめていきます。
鍵盤楽器の超基本知識
キーボードは鍵盤楽器なので、鍵盤を押すことで音が出ます。誰もが知っている「ピアノ」も鍵盤楽器です。
「ド(C)」から1つ上の「ド(C)」の間(1オクターブ)には、白鍵7個+黒鍵5個=計12個の鍵盤があります。
なので、市販されている楽器の鍵盤の数も、12の倍数+1 であることが多いです。
鍵盤の数
鍵盤楽器には色々な種類があり、鍵盤の数は主に 25~88鍵 と様々です。
「設置場所の広さ」「演奏する音楽」「重さ(持ち運び)」など、自分の使い方に合う鍵盤数を選びましょう。
音域
よく使う中央の「ド」の音は「C4」です(上図参照)。この音から上下どの音域までカバーしたいのかが、選ぶポイントになります。
一般的な「ピアノ」は 88鍵 で、A0~C8 までの音域をカバーしています。基本的に、この 88鍵 が実用上の最大鍵盤数です(一部例外あり)。
クラシックは 88鍵 でないと弾けない曲もありますが、ポップスは 61鍵 でも大丈夫な場合が多いです。片手で弾くだけなら、25~37鍵 でも大丈夫かもしれません。
ちなみに、電子キーボードは、鍵盤に割り当てる音域をオクターブ単位で上下にずらせる「オクターブシフト」という機能を持っていることがあります。この機能を使えば、鍵盤数が少なくてもデフォルト音域の範囲外の音も弾けます。
よく分からない場合は、店舗に行って展示品を実際に触ってみるのも手です。
鍵盤のサイズ
鍵盤(キー)のサイズには、ピアノとほぼ同じ幅の「フルキー」、それより少し狭い「ミニキー」の2種類があります。
鍵盤の数が多くなればそれだけ楽器は大きくなるので、限られた広さに配置する場合は「フルキー」「ミニキー」どちらを選ぶかも重要になります。
61鍵のサイズは、普通の幅の鍵盤「フルキー」なら 90~100cm くらい。幅が狭い「ミニキー」なら 85~95cm くらいです。
ただし、演奏に使うのであれば「フルキー」推奨です。MIDI入力 などであれば「ミニキー」でも十分です。
その他の選ぶポイント
タッチレスポンス(ベロシティー)
ピアノと同じように、鍵盤を押す力に強弱をつけると、音の大きさにも強弱がつく。それが「タッチレスポンス」です。
基本的に、「タッチレスポンス」の機能はあった方が良いです。
キータッチ(打鍵感)
電子キーボードの鍵盤は、押した時の感触がピアノとは違います。
基本的には、「ライトウェイト」鍵盤というタッチが軽いものですが、やや高価なものになると少しタッチが重い「セミウェイト」鍵盤もあります。
ピアノと同じような「ピアノタッチ」鍵盤もありますが、搭載されているのは電子ピアノなど基本的に高価な機種です。
サスティンペダル(ダンパーペダル)
「サスティンペダル」を使うと、ピアノと同じようにペダルを踏んでいる間だけ音を伸ばすことができます。
ただし、「サスティンペダル」を使うには、キーボード本体に接続端子が必要です。メーカーによってペダルの極性が違うので、選ぶときは注意しましょう。
「サスティンペダル」の代わりに、「サスティンボタン」が搭載されている機種もあります。
MIDI の入力(PC 接続)
USB で PC に接続して、MIDI の入力にキーボードを使用できます。機能としては「USB TO HOST」と書かれている場合があります。
USB の代わりに、Bluetooth で無線接続する方法も、普及が進んでいます。
今では減ってきましたが、MIDI端子 を使うこともあります。
どれを選ぶのか
結局、私は「61鍵」にしました。
ポップスを弾いたり、メロディーやコードを調べたりする予定なので、サイズとの兼ね合いでこの鍵盤数が最適だったのです。
また、単体でも音を出せるキーボードが欲しかったので、音源とスピーカーを内蔵しているカシオトーン(Casiotone)「CT-S400」を選びました。
もう少し安い方がいい場合は、音源の品質や音色数などが下がりますが「CT-S300」でも良いかもしれません。
さらに、タッチレスポンス(強弱付き鍵盤)とピッチベンドがなくても良いなら「CT-S200」はもっと安く買えます。
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