こんにちは、さち です。
先日、ツイッターでアニメ「鬼滅の刃」で使用されたフォントが、セールで激安になっていることを知りました。
2つの毛筆フォントがセットになって、通常26,356円が期間限定(2020/04/13まで)で 87%OFF の 3300円(税込)。しかも買い切り。安すぎんか!?
新型コロナで制作困難なアニメ・漫画業界を応援するため、長く割引を継続されてきましたが、2022年1月末日で終了するそうです。
以前から、『毛筆フォント欲しいな~』と思っていたのですが、結構良いお値段するのであきらめていたんですよね……。このチャンス、逃すわけにはいかない!
ということで、鬼滅の刃のフォント「闘龍(とうりゅう)」「陽炎(かげろう)」が同梱された「鬼セット」を買いました。
この記事は、ガチで普通にフォントを買った個人の感想です。広告や依頼等ではないのでご安心下さい。
「鬼滅の刃」のどこで使われたの?
「鬼セット」に含まれている「闘龍」「陽炎」は、アニメ「鬼滅の刃」で使用されたフォントです。具体的には、鬼殺隊(敵と戦う集団)の最高位である「柱」と呼ばれるキャラクターの登場シーンで、名前の表示に使用されています。
実際に再現してみました。「恋柱」には陽炎、「甘露寺蜜璃」には闘龍が使われています。
同じくこちらも、「蟲柱」には陽炎、「胡蝶」には闘龍が使われています。しかし、ひらがなの「しのぶ」には別のフォント「黒龍」が使われていて、完全再現はできませんでした。ちょっと残念。
文字サンプル
有料フォントなので、サンプルの掲載は少なめにしておきます。
闘龍(とうりゅう)
文字に丸みがありつつも、勢いや荒々しさがあります。
陽炎(かげろう)
文字の形が無骨で、闘龍よりも荒々しさが感じられます。
使用する時のポイント
文字間隔
文字同士の間隔が広めのフォントなので、「トラッキング」や「カーニング」など文字間隔の調整ができるアプリを使った方が良いです。私は Affinity Photo を使っています。
下の例では、文字間隔だけでなく「ベースライン」も少しいじっています。
文字の形
「闘龍」「陽炎」は、フォント名の末尾に「N」が有る/無いもの、2種類がそれぞれ同梱されてます。
これは、JIS(日本工業規格)が2004年に定めた「JIS2004」の文字の形に、対応しているかどうかの違いです。旧規格の「JIS90」から168文字が変更されています。
この「JIS2004」に対応しているフォントは、末尾に「N」が付いています。
新規格「JIS2004」と旧規格「JIS90」の違いの例は、こんな感じです。
まとめ
念願の毛筆フォントを安く手に入れられて嬉しいです! 「闘龍」「陽炎」は文字の形を崩したフォントなので、カッチリとした「極太楷書」なんかも欲しくなっちゃいますね。
アニメというプロの現場で使われる品質で、第二水準の漢字まで入った毛筆フォントが、2個セットで3,300円(税込)という買い切り価格。正直めちゃくちゃ安いです。
「闘龍」「陽炎」を同梱した「鬼セット」のセール(87%OFF)は、2020年4月13日までです。『筆文字のフォントを使いたい!』という人は購入してみてはいかがでしょうか?
新型コロナで制作困難なアニメ・漫画業界を応援するため、長く割引を継続されてきましたが、2022年1月末日で終了するそうです。
コメント
鬼滅の刃の登場人物等の名前を書いてる方は書家の綱紀栄泉さんです。フォントではないはずですが…。
鬼滅の刃で使用された「闘龍」「陽炎」は
綱紀栄泉(坂口綱紀)さんの文字をフォント化したものです